西井タカトさん(25歳)は日本で大学院を卒業後、ロンドンに海外サッカー留学(指導者ライセンス取得プログラム)にやってきました。
4月から始まった11か月の留学生活。サッカーを通じたロンドンでの留学生活が実際にどんなものであるか1か月ごとに日記を更新していきます。
1回目の日記はこちら
タイトル:
イギリスコーチ留学日記 1ヶ月目 「プレミア優勝後のレスター岡崎選手と対話!」
Vol2では、ロンドンでの生活(語学学校、ホームステイ、不安に思っていた部分)についてです。
今年の3月にshort-term study(11 months) visa を取得し2016年4月からイギリスのロンドンで留学生活を始めました。
1)行くまでの準備は、何をしたか?
僕はイギリスに行く前に4社くらいの留学会社と連絡を取り、現地の様子や留学の費用など自分が知りたいことを直接お会いしたりメールで連絡を取ったりしていました。
1社だけだとその会社の特徴があったりするなど情報が限られると思うので、なる多くの場所から多くの情報を得ることをお勧めします!
(会社によって値段や言っていることが異なることがあります。)
イギリスのワーホリビザYMSの抽選に応募したのですが外れてしい、今回のshort-term study(11 months)のビザを取得することにしました。
このビザは出発前に日本にあるビザセンターにて申請し、発行してもらえるビザです。このビザの取得に関する情報は、今後紹介できればと思います。準備には2〜3か月ほどあれば取得可能です。
2) イギリスの気候はどうか?
まず4月にイギリスに来て、感じたことは空気が冷たく寒いことです!日本のGW始まるごろまでダウンを着れました。
また、ほぼ毎日雨または曇りなので折り畳み傘やフード付きの上着があると便利だと思います。(こちらの人は雨での傘を差さない人が多いです。)
暑い日になると、女性なら大胆な格好でいたり、公園で男女ともに水着で寝ていることがあるので違和感がああります。
3)ロンドンは人種のるつぼ
多人種の人々が暮らしている都市だと思います。
ヨーロッパといえば白人のイメージが強かったのですが、街を歩いていてもいろんな国籍の人がおり、言語も英語以外が本当によく聞こえてきます。
基本的には、おおらかな人が多くて仕事中でもおしゃべりを楽しみながら作業をしたり、時には携帯を見たりと、日本のように仕事に追われている様子はありません。個人的にはこの雰囲気が好きです♪
バスや電車でも優先座席にあたる人が乗車してきた際には、席や場所を譲るのは当たり前で気づいてない人には周りの人が注意するなど、すばらしい習慣を感じます。
4)公園とトイレ事情
巨大な公園があり緑が広がりゆったりした時間を味わえます。日本でいう東京ドーム以上の広さの公園がいくつもあります。
公園では寝ている人や遊ぶ子供たち、犬の散歩、ランニング、サッカー、バレー、クリケットをしている人が見られます。(公園で犬は放し飼いが多く、トイレも自由にしているので注意ですw)
また、駅や公園などでトイレは有料なところが多く、お店でもお客用のトイレがなかったりするので、学校や家などでトイレを済ませておくことをお勧めします。
ロンドンのWifi事情は?
Wifiを使用したい方は大きな駅と多くの店でWifiが無料で使えます。
(使うためにはメールアドレスなどでサインインする必要があります。)
街では様々なWifiが飛んでいて基本鍵が付いていないWifiはハッキングなどの偽物らしいので、駅の名前と美術館の名前、The Cloudと書かれたWifiを使えばいいと思います。
5)ロンドン交通にはCitymapper 絶対にオススメのアプリ!
留学生活では、バスと電車を使います。ロンドンの電車賃は図のようなzoneで分かれています。その時にoysterという日本でいうPASMOやPiTaPaのようなカードを使用します。
このカードはチャージしても利用可能ですし、定期としても利用可能で、定期だと購入したzone内の電車とバスは乗り放題です。
バスは約10分に1台、電車は約5分に1台来るのですが、こちらの公共交通機関は途中で動かなくなったり、運行しない日もあるらしいので早めの移動にこしたことはないと思います。実際僕もバスに乗っているとアナウンスが入り経路を変更になったり、バス停でエンジンを止めて降ろされたことがありますw
また、目的地に行くためのナビとしてCitymapperというアプリをダウンロードしておくとかなり便利です。
6)語学学校はどんな内容なのか?
The English studioというところに行っているのですが、そこはHolborn stationを降りてすぐの所にあります。日本語の話せるスタッフなどはいないので、困ったときは自力で話すしかないです。
1カ月に1度クラス替えのテストがあり、8割以上の得点で1つ上のクラスに上がれます。
しかし、クラスが合わないときは変更も可能なのでオフィスに直接言えばいいです。
下のクラスの方では本当に基礎的なことから始めるので読み書きが比較的できる日本人には退屈な授業になると思います。僕はテキストを読めば理解でき問題も解けるのですが、今のところ先生が何を話しているかはちんぷんかんぷんですw
なので新しいことを学ぶというより、積極的に自分から発言し会話を楽しみlisteningとspeakingを養うことをお勧めします。
僕のクラスメートには北アメリカとオセアニア以外すべているので様々な国の人と関われることは貴重な体験になると思います!
7)ホームステイはどうなのだろうか?
ホームステイはそれぞれの家によって当たり外れがあると言われています。しかし、留学する際には、英語を話したり、異文化に触れることができる機会としてホームステイはとてもいいと思います。
その中の一つの例として僕のホームステイ生活を紹介したいと思います。
まずホームステイで一番重要となるのがホストファミリーとの相性と食事だと思います。
僕のホストファミリーはすごく気さくな方で気兼ねなく話しかけてくれます。しかし、普段忙しそうな人なので夜は自分の部屋で寝ていたりしてることが多いのでゆっくり話すことができません。
家には娘が一人、孫が一人、僕以外にもあと4人ほどホームステイとして住んでいる人がいて、娘の彼氏やら友達、ホームステイしている人の友達など多くの人が出入りして、よくわかりませんw
イギリスの食事はまずいと聞いていましたがそんなことはなく全然食べれると思います。おいしいとは思いませんがw
特に、ケチャップ、ミートソース、豆類が苦手な方には我慢できないんじゃないかと。
ホームステイは、各家に規則があります。僕のところは特に規則はなく自由なのですが、ほとんどの家では、門限、食事、お風呂の時間、洗濯の日などが決まっています!
他にもホームステイをする際には冷蔵庫の使用可、wifi・テレビの有無などを確認した方がいいかと思います。
8)観光は、無料で入れる美術館がたくさん
こちらの博物館・美術館はほとんどがタダで見られるのでかなりお勧めします。僕も美術や芸術は無知でよくわからないのですが、行ってみると何となく好きな作品が見つかるなど、楽しんでいる部分があります!
ロンドンで観光する際には交通の所でもお伝えしたzone1の場所に数多くの観光名所が集まっています。
9)育成年代のサッカー観戦
ロンドンに来てU-21のプレミアカップ決勝1st legウエストハム対ハルシティーとU-18のユースカップ決勝2nd legチェルシー対マンチェスターシティーの2つの試合を見に行きました。2試合ともスタジアムで5ポンドでチケットが買いました。
チェルシーでチケットを買う際にはパスポートとロンドンで住んでいる住所を聞かれ、英語ができない僕は少し買うのに時間がかかりましたw
どちらの試合もアップから見てたのですがパス回しとフリーパスパスはほとんどダイレクトパスでプレーしていました。日本よりパススピードも速いです。U-21の方は積極性に欠けていましたが、コンタクトプレーや力強さを感じるゲームでした。U-18の方はスピードも個人の能力もかなり上がりかなり攻撃的なゲーム展開でした。
どちらの試合にも言えることがコンタクトプレーの激しさ、個人の能力、フィジカル面でかなり日本との違いを感じました。
しかし、組織的な守備やボールポゼッションに関しては日本の方が勝っていたように感じます。個人能力、フィジカル面で違いがある分ここで見た試合の方が迫力を感じます。
その他にも、レフェリーは多少のコンタクトプレーではファールをとりません。サポーターは地元に根付いた熱いサポーターが多く試合開始前にはスタジアムで自チームの応援歌の合唱が始まります。
以上。
(編集後記)
ここまで、2ヶ月のサッカー留学生活を振り返ってもらいました。来月はレベル1コースなどで実際にどんなことを学ぶのか。またそれをどのように活かしていけるかを更新予定です。
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著者プロフィール
- 2009年より在英。イギリスサッカー留学マガジンFOOTBALL@UK編集長。イギリスの大学でスポーツマネージメント学部卒業。ロンドンスポニチ通信員。サッカーダイジェスト執筆など。西ロンドンにてサムライアカデミー運営。