【イギリスコーチ長期留学】 1ヶ月目 「プレミア優勝後のレスター岡崎選手と対話!」

西井タカトさん(25歳)は、日本で大学院を卒業後、ロンドンに海外サッカー留学(指導者ライセンス取得プログラム)にやってきました。

4月から始まった11か月の留学生活。サッカーを通じたロンドンでの留学生活が実際にどんなものであるか、1か月ごとに日記を更新していきます。

初回の日記では、ロンドンでの生活(語学学校、ホームステイ、不安に思っていた部分)についてまずは語ってもらおうと思っておりましたが、イギリスに到着してすぐに奇跡のレスター優勝の場面に遭遇し、なんとロンドン市内の会食で岡崎選手との対話も経験。

そして翌週には、ロンドンから電車でレスターまで出向き、パレードにも参加。留学生活1か月目にして、飛ばしすぎ感があります!

岡崎選手との会話メモが特に素晴らしいので、まずはそちらから。もちろん留学情報も盛りだくさんです!

こんにちは、西井タカトです。

今年の3月にshort-term study(11 months) visa を取得し、2016年4月からイギリスのロンドンで留学生活を始めました。

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1) いきなり!レスターでプレミアリーグ優勝後の岡崎選手と会話!

留学生活はまだ一ヶ月も経っていない、5月某日。
岡崎慎司選手のリーグ優勝祝勝会に参加させていただきました。

留学先クラブのFootball Samurai Academyが岡崎選手と親交があり、食事会では隣に座り本人から直接お話を聞けることができました。レスターも奇跡ですが、僕も奇跡です!

忘れないうちにメモとして残しておきます!

■緊張した中、一体どんな話を聞けたのか

まずは、本人自体スタメンで試合に出続けることができずに満足のいくシーズンではなかったことを話してくれました。

そして、シーズンが過ぎていき、各選手チーム内での役割が固まっていく中で、試合に出るために自分がやるべきことチームでの役割を考えて結果を出すことを考えたシーズンだったと言っていました。

来シーズンはバーディーではなく自分がストライカーの役割を担う意気込みも覗かせていました。

■プレミアリーグとブンデスの違いとは

プレミアリーグは昨シーズンまでいたブンデスリーグとは違って戦術ではなく、個の能力で勝負するリーグであること。

なので、個人としても戦術理解が悪い選手や技術が低い選手もブンデスリーガに比べて多いみたいです。しかし、一方で個の能力に特徴がある選手が多いのも事実。

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■レスターシティーはなぜ勝てたのか

レスターシティーはチームへの献身性に重きを置くチームで、それはシーズンのベストプレイヤーにおける選手投票でFWバーディーではなく、MFカンテがの票数が一番であったことにも表れていると話していて、カンテの運動量、守備での貢献度をチームがリスペクトいている。

■ラニエリ監督はどんな指示を出していたのか

岡崎選手がラニエリ監督からは、何も言われることはないみたいです。

ラニエリ監督がチームで言うことはいつもディフェンスのことで、カバーの位置やスライドのタイミング・スピードのことを細かく指導するとのことです。

言われることがない分、試合に出るために何が必要でどういう役割を担うべきか考える必要があると話していました。

■日本代表での自分の役割

日本代表とレスターは全く別物で考えていて、日本代表では自分はストライカーの位置でもっと点を取るための個の能力に特徴を持たせる必要があることを言っていました。

日本人は技術や戦術理解に長けていても、飛び抜けた個の特徴がないのが現実であることを言われていました。

日本人は何も言わなくても自然とチームの組織・調和のとれる人種であるから、今求められるものは個の成長で今の日本じゃダメでまだまだこれからだと語ってくれました。

■これからの日本選手たちに必要なもの

自分で壁をぶち破っていけるメンタリティや能力がすごく大切で、教えてもらって壁を超えていくのでなく、自分で考えて自分の生きていく道を作れる選手、組織での調和も大事だが自分の考え・意思を持って壁を破っていく選手がすごく日本では不足している部分であり強化していくべきだと話してくれました。

そういった選手を育てるためにコーチはどうしたらよいか追及していけたらいいと思うと僕たちコーチ陣にも励ましの言葉をいただきとても勉強になりました。

■そして、優勝パレードへ!

月曜日の語学学校で、レスターの優勝パレードが行われることを知った僕は、ロンドンから電車でレスターへ向かいます。

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快晴!レスターの街は、選手バスの到着を待ちわびています。

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奇跡を起こした選手たちが登場!!この優勝パレードのバスを見れただけで、最高な思い出となりました。日テレの取材も受けました。

自分で携帯で撮影した動画はこちら。

さて。ここからようやく、ロンドンサッカー留学11カ月 日記始めます!と思いましたが、ボリュームが多すぎるので、次週更新予定です。

編集後記
岡崎選手との対面から始まるという素晴らしい留学生活のスタートを切った西井さん。ついてます!
次回は、1か月後のFAコーチングライセンスのレベル1終了時あたりでのその辺りを詳しく日記に書いてもらえる予定です。こうご期待を!

本マガジンFootball@UKは、イギリスサッカー留学(選手、コーチ資格、語学留学、大学進学)の現地サポートをロンドンより行っています

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著者プロフィール

竹山友陽
竹山友陽
2009年より在英。イギリスサッカー留学マガジンFOOTBALL@UK編集長。イギリスの大学でスポーツマネージメント学部卒業。ロンドンスポニチ通信員。サッカーダイジェスト執筆など。西ロンドンにてサムライアカデミー運営。