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イギリス×サッカースタジアム×自転車縦断記 vol.2 ニューカッスル編

イギリスのフットボールクラブのスタジアムを自転車で巡りたいと日本から自転車を飛行機に乗せて渡英したNくん。イギリスを北から南へと縦断をしながら、旅はつづきます。

Vol1はこちら↓
イギリス×サッカースタジアム×自転車縦断記 VOL.1 出発編

ニューカッスル空港で自転車を組み立て、無事に啓行し街の中心部へと向かった。滞在するホステルを目指している途中、この旅で最初のスタジアムとなるセント・ジェームズ・パークに辿り着いたところから再開です。


ニューカッスルのスタジアムは丘にそびえ立つ要塞、セント・ジェームズ・パーク

image1 (4)レンガ造りの入り口

郊外にある空港から田舎道をしばらく走り、ニューカッスルの街に近づくとまず見えてきたのが大きなセント・ジェームズ・パークの屋根。

イギリスは平坦な地形とばかり勝手に想像していたのが、ニューカッスルは意外にも坂が多い街だった。

丘の上に高々と構えているひときわ大きな建物がセント・ジェームズ・パークだ。この日は旅の初日かつ日本からの長旅ということもありセント・ジェームズ・パークでは何枚か写真を撮影して宿泊先へ向かった。

しかし、浮かれ気分だったのか完全に道に迷ってしまった。挙句の果てにはおじいちゃんに道を逆に尋ねられる始末。ニューカッスルは皆が道に迷う街らしい。

なんとか宿を発見し、その日は即就寝。次の日の朝まで14時間くらいベッドの中だった。

いざプレミアリーグ観戦 チケット購入方法と受け取りかたとは?

時差ボケ、長旅の疲れが少しばかり気になる中、到着の翌日にニューカッスル-トットナムを観戦した。朝から生憎の雨模様で、かつ寒い。フード付きのダウンジャケットに厚手のズボンと靴下は観戦に欠かせない。

image1 (11)

プレミアリーグのチケットは案外容易く手に入る。いわゆるビッグクラブ以外のチケットはホーム側のクラブ公式サイトからチケットページへ飛び、購入に必要な会員登録(無料)をする(クレジットカードの情報が必要)。

あとは各試合のチケット発売日にサイトへアクセスして座席(プレミアリーグは全席指定。自由席はない)を選んで購入するだけ。

この自転車の旅においても僕はこの方法で、ほとんどの試合のチケットを買うことができた。ビッグクラブの会員登録には年会費を支払わなければチケットを購入できる権利が与えられない場合が多い。

試合まで日にちが空いている場合は、日本の住所へ郵送してもらってもいいし、試合当日にチケットオフィスで受け取る(collectと呼ばれる)こともできる。チケットオフィスで苗字のアルファベット頭文字を伝えれば、すぐに発券してくれる。

夢の時間は消失の90

チケットを手に入れたら、ターンスタイルを通過しスタジアムの中へ。キックオフ1時間半前に入場しても、ほとんど誰もいない。

初めて観戦に来たのであろう少年とそのお父さんが一組、それとスチュワードが各ゲートに配置されているくらい。

皆パブでビールを一杯ひっかけてからキックオフ直前にやってくるのがプレミア式のスタイルだ(早く来ても寒い中待つだけである・・・しかも雨だ)。

ただ誰もいないスタジアムの写真を撮れる利点もある。

image1 (12)ほとんど誰も来ていないスタジアム

image1 (13)開始1時間前でもガラガラ

image1 (15)キックオフ2分前に超満員になる

アップが終わり、徐々に埋まってきたスタジアムに響くチャントは寒さを忘れさせてくれる。そこからは夢の時間の始まりだ。プレミアリーグの公式アンセムが流れ、スタジアムは最高潮の中、キックオフを迎える。

image1 (14)イングランドのクラブの円陣は珍しい?

激しい球際に体と体のぶつかり合い。ワンプレーワンプレーに一喜一憂する北部のおっちゃんたち。

だが、ホームチームは圧倒的にボールを支配され、4失点する。

80分を過ぎると席を立ち始める人が増え、寒さの中、家路につく。初めて観戦に来ていたあの少年は何を思ったのだろう・・・。

少なくとも僕は、贔屓にしているロンドン北部の宿敵がニューカッスルを相手に4得点したことに良い気分ではいられなかった。

image1 (16)ハーフタイムイベントの様子

初めての場所を訪れたら、ひたすら歩く。道が行き止まりだったら戻ればいい。

試合の翌日、ニューカッスルの街を練り歩いた。おすすめはタイン川沿い。タイン・ブリッジが架り、路地裏やレンガ造りの建物で歴史を感じさせてくれたかと思えば、向こう岸には近代的なドーム型の建物が見えたりする。川沿いにはカフェもあり、そこで一息つくのもあり。

image1 (6)タイン・ブリッジ 

image1 (5)近代的な建物

午後は前日から降り続く雨が強まってきたこともあり、中心部にあるショッピングモールへ。

イギリス用の携帯を購入した。イギリスの携帯はプリペイド式でSIMフリーのものもあるので短期・長期滞在に合わせて購入できる。また、ショッピングモールやカフェには無料のWi-Fiがあるので、電話が必要ない人は、日本から持ってきたスマホだけで十分事足りる。

スポーツショップや本屋、服屋、スーパーなどショッピングモールは日本のそれと大差はない。

気になる場所はもう一度訪れる

時間があれば、気になった場所には後日、もう一度行くことにしている。そこには新たな発見がある事が多い。

「こんなところに階段がある。登ってみよう」

「この前は入れなかったお店に入ってみよう」
とか、旅において、後悔はしない方がいい。

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ニューカッスルで見つけた路地裏

ニューカッスルで僕が2度訪れた場所はタイン川沿いとセント・ジェームズ・パークだ。もちろん新しい発見はあった。

タイン川には朝早く、この前は訪れていたので時間をずらして夕方に行ってみた。そこにはニューカッスルで一番の絶景が待っていた。

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また、セント・ジェームズ・パークの裏手ある公園も悪くない。マッチデーではない日にゆったりとスタジアム周辺を散策すると、じっくりと街とクラブの匂いを感じることができる。

image1 (18)公園から見えるスタジアム

image1 (19)試合のない日は静か

image1 (20)看板にも味がある

クラブの練習場へいってみる

 プレミアリーグのクラブはスタジアムに練習場が隣接されていることはなく、だいたい街の郊外にあることが多く、またトレーニングの場所さえ公にしていないクラブもある。

練習時間もクラブのサイトなどには一切記載されておらず、練習の公開もしていない、まず練習場に入れないのだ。だからといって諦めるわけにはいかない。

ニューカッスルも例外ではなく、場所はわかったが練習時間はわからない。それでも、とりあえず行ってみようということになった。

住宅街に突如現れる練習場

なぜか自転車は宿に預けたまま、ランニングでマップを頼りに練習場へと向かった。街からどんどん離れていき、緑と住宅が多くなる。地元住民しかいないような小さな駅、公園を通り越し、住宅地すら終わってしまい緑だけになりそうなところにニューカッスルの練習場はあった。

image1 (23)静かなところにひっそりとある練習場

着いた時に思った。「誰もいない。」。本当に誰もいなく、シーンとしている。ただ門は開いていたので中に入り、車道をしばらく歩くと人工芝のピッチがお目見えした。何面もピッチがあり、遥か先にはクラブハウスと思われる建物(小学校くらいの大きさ)があった。

image1 (24)何面もあるピッチ

image1 (25)クラブハウスらしき建物

入れなかった後悔

結果から言えば、クラブハウスらしき建物には入らなかった。というか入れなかった。広大な敷地、そびえ立つクラブハウスにビビってしまったのだ。

今思い返すと、後悔は大きい。あの時、一歩踏み出して建物に突撃していたら・・・。もしかしたら中を見られたかもしれない。門前払いの可能性もあったし、そもそもクラブハウスではなかったかもしれない。それすら分からずじまいになってしまった。悔しい。

 

image1 (8)ニューカッスルの街

次回はニューカスルの宿敵、サンダーランドの行った時のことを。この旅で一番の恐怖を味わった場所。お楽しみに。

記事の写真のほとんどが白黒なのは、みなさんがもしこの中に出てくる街を訪れた時に、そのイメージを壊さないためである。あしからず。

Vol2 了

本マガジンFootball@UKは、イギリスサッカー留学(選手、コーチ資格、語学留学、大学進学)の現地サポートをロンドンより行っています。

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英国サッカー観戦の達人が教える プレミアリーグの出待ち事情

こんにちは、Kiyoです。英国サッカー観戦の達人ということで記事を書かせて頂いています!

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第4弾のテーマは…

プレミアリーグの出待ち事情

果たして、出待ちで実際に選手に会うことができるのか!?

過去の記事はこちらからどうぞ

第1弾:「英国サッカー観戦の達人が教えるアーセナル戦チケットの取り方」http://footballatuk.com/archives/283

第2弾:「プレミアリーグ アーセナル•エミレーツスタジアム観戦の楽しみ方!」http://footballatuk.com/archives/289

第3弾:「英国サッカー観戦の達人が決めるスタジアムランキングTOP5」http://footballatuk.com/archives/395

試合後に出待ちをして撮った写真を一挙公開!

せっかく、海外まで来たのだから、イギリス留学をしているのだから、試合を見るだけじゃ満足出来ない!

その気持ちよく分かります。僕も同じです。せっかくなら選手と写真を撮りたい・サインを貰いたい。

ですよね?(ちょっとミーハーかもしれませんが・・)

プレミアリーグでは試合後の出待ちで写真を取れたり、サインをもらえる、チャンスが実はあるんです。

まずは、僕が実際に試合後の出待ちで会うことの出来た選手・監督を写真とともに振り返ってみます。(プレミアリーグ以外のものもあります)

レスター在籍時の阿部勇樹選手と。
レスター在籍時の阿部勇樹選手
ウィガン在籍時の宮市亮選手と。
ウィガン在籍時の宮市亮選手
サウサンプトン在籍時の李忠成選手と。
サウサンプトン在籍時の李忠成選手
サウサンプトンの吉田麻也選手と。
サウサンプトンの吉田麻也選手
サウサンプトンのランバート選手と。
サウサンプトンのランバート選手
サウサンプトン戦に視察に来た元日本代表監督、ザッケローニ氏と。
サウサンプトン戦に視察に来た元日本代表監督ザッケローニ氏
チェルシーレディースの大儀見選手と。
チェルシーレディースの大儀見選手
アーセナルのエジル選手。
アーセナルのエジル選手
イングランド女子代表となでしこ代表戦後の佐々木監督。
イングランド女子代表となでしこ代表戦後の佐々木監督

今回は僕が実際に自分で何度も足を運んだアーセナルとサウサンプトンのスタジアムの出待ち事情をお伝えしたいと思います!

アーセナルのエミレーツスタジアムの出待ち事情

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エミレーツスタジアムでの出待ち方法のポイントは、
狙う・ダッシュ・粘る」の三つです。

基本的に狙うべき場所はエミレーツスタジアム脇の道「Hornsey Road」の「The Tollington」というパブ付近です。

ここです!

試合後には、この通りはスタジアムから出てくる車で軽い渋滞になるので、信号でくるまが止まっている間に車の窓越しにサインを貰いに行きます。

モンレアル選手
モンレアル選手


1つ目「狙う」

試合後には渋滞になるこのHornsey Roadですが、ぜひ狙って欲しいポイントがあります。

それは車のヘッドライトが本当に白い車が見えたら、ダッシュする準備をして下さい。選手の車のヘッドライトの色(高級車なので)が違うんです。

もう一つ、狙うべきポイント。お父さんと息子の二人組みコンビを発見したら近づくこと。どの選手がどの車に乗っているかまで把握している親子コンビがいっぱいいます。彼らの会話に耳を傾けてみて「Ozil is coming !!!!」とか「Theo (Walcot) is coming 」とかかなり有益な情報をくれます。

2つ目「ダッシュ」

狙った車が近づいてきたら、前がつまって止まりそうだなって所のめぼしを付けて下さい。そして、止まったら車までダッシュ!!!

3つ目「粘る」

一人が走ると、たくさんのファンが詰め寄ってきます。結構みなさん自分勝手です。(笑)押されたりします。負けないでくださいね。

そして、負け試合や、お目当ての選手が出なかった試合、途中交代された試合ではもちろん選手の気分も良くないので、サインに応じてくれないかもしれません。でも、あきらめずに最後まで訴えかけて下さい。健闘を祈ります。

ご機嫌斜めなエジル選手
ご機嫌斜めなエジル選手

 

吉田選手所属のサウサンプトンのセントメリーズ・スタジアムの場合

ホーム選手とアウェイ選手の入り口・出口は違います。ホーム選手は自分の車を運転して帰るので、その時が狙い目です。

ここらへんです!

サウサンプトンでの出待ちに成功するためには?

1、ショップの位置を把握する

2、VIPエントランスを把握する

VIPエントランスのすぐ真横にアウェー選手の移動バスが停められているので、バス入り口の近くにいるとサインをもらえることもあります!!

3 、駐車場を把握する

オフィシャルショップを正面にして左に進んでいくと駐車場があります。そこには移動式の鉄のフェンスがスタジアムの小さな入り口から連結されているのが見えてきます。そこがホーム選手の出待ちポイントです!

吉田麻也選手と。
吉田麻也選手と。

こんな感じに撮れます。(運にもよりますが)立ち止まってくれ、お話も出来たりします。

僕はサウサンプトンの試合を観にいく度に、出待ちをしていますが、毎回写真を撮れたり出来ました!!(寒い中1時間ぐらい待ったこともありした…。)

せっかくイギリスまで来てサッカーを見るんですから、試合ももちろんですが、試合後も記憶に残るようなサッカー旅にして下さいね!!

きよ

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イギリス×サッカースタジアム×自転車縦断記 vol.1 出発編

イギリスのフットボールクラブのスタジアムを自転車で巡りたいと日本から自転車とともに乗り込んできたN君。 イギリスを北から南へと縦断をしながら、旅をすすめていきます。

第1弾は、出発編とニューカッスルまでへの道のり。クールかつスタイリッシュがN君のモットーにありますが、もちろんそんなにかっこいいだけなんて旅であるはずもなく、ハプニングがつきものになります。

〝イギリスを縦断しながらフットボール文化に触れたい

「プレミアリーグの全スタジアムを訪れたいなぁ。」

とファミレスで、この旅の構想はふと浮かんだ。一緒にいた誰かと旅行の話をしていた時だ。

時間も労力も莫大にかかる実に効率の悪い旅。でも、フットボール馬鹿の僕からしてみれば、どんなに燃費が悪かろうと、成し遂げたくなるような、そんなアイデアだった。

サッカー馬鹿フットボール馬鹿、マンチェスターのNational Football Museumの前にて

“自転車でイギリスを縦断することに”

2014年2月から4月にかけて、イギリスを北から南にかけて縦断した。

プレミアリーグの全サッカースタジアムに行くという当初の路線からは徐々に変わっていったが、〝自転車で〟イギリスのスタジアムを巡ってみるということになった。

イギリスの冬は寒く、雨も多い。でもそんなことは気にせずに、小回りの効く移動手段を選んだ。始まりの地はニューカッスル、終点はブリストルに設定した。

ダラムゴール前自転車とゴールマウス

“イギリスフットボールの旅を完結させたい”

旅から半年以上経過した今、あの旅をいま一度振り返りたいと思った。

というより、恥ずかしいことにブログは未完成のままだったし(更新を途中でやめた)、日記も汚い字でメモが残してある程度。

じつは、この旅はまだ完結していない。フットボールの魅力だけでなく、その街の情景や雰囲気、些細な出来事などを織り交ぜながら、この旅をまとめていくつもりである。

フットボールファンだけでなく、旅の大好きな人たちにもぜひ読んでもらいたいなと・・・

ノート旅の記録(日記と手帳)

“プレミアリーグの日程と北から南のクラブを調べる”

旅には準備が必要不可欠。

旅の持ち物、ルート、宿泊先・・・さまざまな準備が必要で、旅の一つの醍醐味である。準備段階が一番おもしろいと言っても過言ではない。

まずこの旅を計画する上で必要になった情報は、2月から4月にかけて開催されるプレミアリーグの日程。

北のクラブから南のクラブへ下っていき、大雑把な行程を組んだ。あとは自分の体力と相談しながら、無理せず旅を進めていけばいいと思っていた。

パッキングパッキング中の様子

“イギリスにおいて、街にクラブがないなんてことはまず当てはまらない”

次に持ち物。旅の持ち物は大袈裟に言えばたった2つだけ。

自転車とバックパックだ。もう一つ付け加えるとすればスマートフォン(地図、カメラ、宿泊先の予約など、全てがこの小さなパソコンで出来る)。

旅はスタイリッシュにすることが一番だと思っている。
余分な荷物、情報は一切いらない。

知っていればいいことはその街にフットボールクラブがあるかどうか。そしてイギリスにおいて、街にクラブがないなんてことはまず当てはまらない。

チャリバックパック持ち物はバックパックと自転車だけ

 “20を超えるスタジアムを訪れ、10試合以上のゲームを観戦”

自転車は日本で購入し、輪行という形で持ち込んだ。輪行というものをこの旅の計画段階で知り、もちろん初体験。家の車庫で出発前に数回、組み立てと解体を繰り返しただけで練習は終了。現地で組み立てられなかったらその時はその時であると、腹をくくった。

バックパックはたしか35Lくらいのものだったはずだ。(ブリストルで出会った友人に譲ってしまったため今は手元にない)。

もちろんバックパックの旅も初体験。

何事も初めてのことに不安を感じてしまいがちだが、その不安をワクワク感というエネルギーに変えられるかどうかが、旅の旨味を最大限に引き出す第一歩と言える。

この旅では20を超えるスタジアムを訪れ、その半分ほどの数の試合を観戦することができた。宿泊先やルートの決定、試合のチケットの購入方法などが気になる人もいるだろう。その都度、紹介していきたい。

チャリ解体初めての輪行。必要なのは「なんとかなる」という気持ち

“出発前日の日本での大雪”

 2月、いよいよ出発だという前日に日本は大雪に見舞われた。飛行機は問題なかったが、空港まで行く手段が限られた。当初、最寄りの駅から空港まではバスが出ていたので、そのバスを利用する予定だったが、バスが大雪の影響で運行中止。

仕方なく、電車で自転車の入った輪行袋とバックパックを持って空港に向かった。旅での予定変更は当たり前。幸先の良いスタートだった。


出国出発直前、成田空港にて

“出国、ドバイへ”

日本に別れを告げ、いよいよ出国である。使用した航空会社はエミレーツ航空。ドバイ経由でヨーロッパの都市どこかを選択できる格安航空券を購入した。

旅行代理店に出向くよりも、インターネットで格安航空券を探して自分自身で購入する方がお財布にはやさしいケースが多い(ただし、ツアーやホテルとのパッケージ販売になっているものは旅行代理店の方が安い場合がある)。

ドバイでのトランジット時間は2時間ほどしかなかったので、ドバイの空港にある免税店をぶらぶらしているだけだった。

ドバイドバイ空港は世界をつなぐ

ドバイはハブ空港になっているので、乗り換えの表示もわかりやすく、旅行者には非常に便利な空港だった印象がある。ただ、一歩外に出るときっと強烈な暑さが、待ち受けていたのであろう。

ドバイ空港ドバイから世界各地へ

“イギリスの空港、ニューカッスルに”

ドバイからニューカッスルへの便はほとんどがイギリス人で、日本人は見当たらなかった。

これまで日本人ばかりの飛行機にしか乗ったことのなかった僕にとっては奇妙な空間だった。無事、5~6時間のフライトを経て、ニューカッスルに到着。

まず、最初の関門は入国審査だ。イギリスの入国審査が特に厳しいことは有名で、入国拒否というのもよくある話。恐る恐る入国審査官の前に立ち、いくつか質問を受ける。

驚いたことに、旅行の目的と滞在期間を聞かれただけですんなりと通してくれた。ヒースロー空港では、入国審査で2~3時間待ちは当たり前と聞いていただけに、拍子抜けしてしまった。

入国審査では、英語ができなくても、自信ありげに質問に答えれば乗り切ることはできる。もちろん笑顔も忘れずに。

ハプニングは荷物の引き取りで起きた。バックパックはすぐにでてきたものの、肝心の自転車がなかなか出てこない。

これがなければイギリスでの旅は始まらない。ロストバゲージも覚悟した最後の最後、本当に最後の一つの荷物が自転車だった。しかも、コンベアーの幅より少し大きかったのか、流れてくる途中で自転車がつっかかり、空港のスタッフに取ってもらった。輪行袋はズタボロの状態だった。

空港の外に出て、自転車を組み立て始める。思ったよりも寒くはない。日本の大雪を前日に経験していたからだろう。地元の人に変な目で見られながらも、練習が奏功し、パニックになることなく自転車は完成した。

ニューカッスル空港ニューカッスル空港前

空港からニューカッスルまでの道のりはGoogle Mapで検索したものをスマートフォンの画像フォルダに入れておいたので、それを見ながら、イギリスでの第一歩、いや、一漕ぎ目。空港を少し出ると、そこにはこれぞイギリスという田園風景が広がり、家もレンガ造りで可愛らしい。思わず叫んでしまいそうな道がひたすら続く。

牧場ニューカッスル空港近くの牧場

街中に入っていくにつれ、車や人の数も増えていく。そしてとうとう、この旅、最初のスタジアムに辿り着く。

stジェームズセント・ジェームズ・パークに到着

セント・ジェームズ・パークだ。街の中心部にあるスタジアムは珍しく、このスタジアムは中心部から歩いて5分ほどのところだ。急な丘の上に聳え立ち、いかにも要塞といった雰囲気を持つスタジアムである。

その10分後、(幸運にも)自転車を押しているときに前輪が外れた時はかなり焦ったが無事自転車での旅が始まった・・・もう少し組み立ての練習はしておいたほうが良かったかもしれない。

次回は、セント・ジェームズ・パークでの観戦記、ニューカッスルの街の様子を紹介する。

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次回は、12月末更新予定です。

本場イギリスで学ぶサッカー留学プログラム

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