前回に引き続き、コーチインタビューです。
11カ月のコースで留学に来ているコーチを取材しました。
まず初めに自己紹介をお願いします。
松山 合璃(まつやま あいり)、1999年生まれの24歳です。
小学1年生からサッカー高校卒業まで約12年間サッカーを続けていました。
大学に入って毎日サッカーをする生活からは離れたんですが、自分が小学校の頃に通ってたチームの練習に遊びに行くようになりました。
最初は子どもたちと一緒にサッカーをして遊んでいたんですが、何回か通っているうちにチーム側からコーチをやってみないかと声を掛けてもらえて、大学に通いながらコーチのアルバイトを始めました。
なぜ留学に来ようと思いましたか?
大学卒業手前に就職について同級生と同様に考えていたんですが、どんな仕事に就きたいか考えたときに当時やっていたアルバイトの経験からこれからもコーチの道を進みたいと思ってまずは資格の取得を考えました。
ヨーロッパUEFAライセンスを取得すると現地ではもちろん、日本でも通用すると知り、より多くの経験を積むためにヨーロッパへの留学を選びました。
なぜロンドンを選びましたか?
まずコーチ留学に興味を持って、ヨーロッパ各国調べていて、英語が学べる環境のイギリス・イングランドを選びました。
来る前に不安だったことはありますか?
英語力が不安でした。
今まで留学経験はなく、独学で英語は学びました。
海外旅行のときと同様、自分の想像通りリスニングは問題ないですが、スピーキングが難しくて、思ったままのことをそのまま伝えることが難しいです。
イギリス英語は綺麗な発音と聞きますが自分にとってはアクセントが難しいです。
ロンドン生活で思っていたより大変なことはありますか?
特にないです。地元を離れてひとりで生活することも問題ないですし、思っていたよりみんな日本人に優しくて、食生活面も毎日お米食べられているの負担は少ないですね。
ロンドンのここが好き!
サッカーが文化として根強いなと感じます。
試合の日以外もユニフォームを着たサポーターを街で見かけることは珍しくないです。
プレミアリーグは僕も好きですが、街のいたるところにパブがあってサッカーを話題にその場に居合わせた人と盛り上がれるのは楽しいです。
ロンドンだけでも6チームもあるので、いろんなチームの試合を観にいきやすいのはいいところだと思います。
ロンドンに来て嬉しかったことを教えてください。
日本と違う環境・英語を使ってコーチングできる環境に来られたことが嬉しいです。
留学先のアカデミーでは、海外でサッカーを仕事にしている方々の貴重な経験を直接伺うことができますし、現地のセミナーで受けた指導方法を共有してくれたりします。
自分より年下のコーチが率先して主体的に練習を行っているのも刺激的です。
コーチ・仲間の雰囲気を教えてください。
みんな和気あいあいと楽しく、でもやるところはしっかりやってますね。
一緒にコーチングしているコーチはイングリッシュなので必然的に英語でコミュニケーションしなくてはならない環境が有難いです。
自分より経験があるコーチは積極的によくアドバイスしてくれます。
自分がいたチームではあまりなかったことなので新鮮で刺激を受けますね。
よかったらどんな夢や目標があるのか教えてもらえますか?
一番は元々コーチをしていた地元のチームに戻ってコーチを続けたいです。
留学が終わったら日本に戻ってコーチの勉強を続けて、そしていつかまたロンドンに戻ってきたいと思っています。
まずはイギリスで学んだことを活かして日本の子どもたちにサッカーを教えられたらいいなと思っています。
留学を検討している人へメッセージがあればお願いします。
お金の不安を抱えてる人が多いのかなと思うんですが、
長期的に計画してみると少し来やすくなるのかなと思います。
自分も1年かけて貯金して渡英したので少し長期的に考えると少し楽になるのかなと思います。
コーチたちの和気あいあいとした雰囲気のなかにある真剣さを私も肌で感じています!
合璃さん、取材のご協力ありがとうございました。