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東北大学を卒業後、サッカーの指導者としてキャリアをスタート。 茨城県内のサッカークラブで様々なカテゴリーを4年間担当し、2018年にYMSに当選し渡英。 FAコーチングライセンス、JFA B級ライセンスおよびキッズリーダーの資格を保有。

【女子サッカー留学】元なでしこリーガーのイングランドサッカー留学

今回は2020年夏からイングランドでサッカー留学をスタートした大野美知さん(ミノリ)と和田奈央子(ナオコ)さんにイングランド留学について語ってもらいました。
元なでしこリーガーの2人が実感したイングランドサッカーや現地での生活とは・・・?


左:ナオコ、右:ミノリ

まずはじめにイングランドにくるまでの経歴を教えてください。

ナオコ:
「中学高校時代はJFAアカデミー福島というチームでプレーをしました。その後、早稲田大学に通いながら浦和レッズレディースでプレーをしていました。大学卒業後はノジマステラ相模原に4年在籍した後、オーストラリアで3ヵ月プレーをしたのですが、その時にちょうどコロナで帰国することになってしまいました。それから入国後に自主隔離の必要ないイングランドに留学して現地でサッカーをしています。」

ミノリ:
「私は中学生の時は男子と一緒に学校のサッカー部でプレーしていました。その後、大阪桐蔭高校・姫路獨協大学と進学して、伊賀FCくノ一・愛媛FCレディースに所属した後、ナオコと一緒でオーストラリアで3か月ほどプレーしました。」

オーストラリアから帰国した後に、イングランド留学を決めたのはどうしてですか。

ミノリ:
「次のシーズンにはオーストラリアに戻る計画だったので、英語の勉強ができるところを探していました。その中で、最初はカナダに行こうと思ったんですが、カナダは入国後に2週間隔離があったので断念しました。そこで調べてみるとイギリスは2週間隔離が必要ないということだったので、それが決め手です。」

ナオコ:
「日本に帰国した時はすぐにオーストラリアに戻れると思っていたんですが、それがコロナの影響ですぐには難しくなってきて、だったらこの期間に英語力を伸ばせるところがいいと思いました。」

今2人が所属しているチームはどこですか。

ナオコ:
「Actonians(アクトニアンズ)というチームでプレーしています。所属しているリーグは、FA Women’s National League South East Division 1で、プレミアリーグから数えると3部のリーグです。」

2人は日本の1部リーグ、オーストラリアの2部リーグ、そしてイングランドの3部と経験してきているわけですが、イングランド3部は他の2か国と比べてレベルはどうですか?

ナオコ:
「技術的な面ではあまりレベルは高くないです。ビルドアップとかも組み立ててくるチームはほとんど無いです。ただ、フィジカルレベルには本当に驚かされました。オーストラリアよりもフィジカル的に優れた選手が多いです。ここに関しては日本とは比べ物にならないです。」

ミノリ:
「イングランドもオーストラリアもフィジカルは凄いですね。日本では経験できないです。」

そういったフィジカルレベルが高い中でプレーするのはやりにくさを感じますか。

ナオコ:
「このタイミングでボールが欲しいのに、来ない!とか、人がいるはずのところに居ない!とか、そういったやりにくさは感じますが、逆に言えば足元の技術で他の選手には無いものを見せることができるので、そういった強みはあります。しかし、もっとこのフィジカルレベルに慣れないといけないなと思います。」

ミノリ:
「サッカーの時の気迫みたいなものが、日本と海外では全然違います。戦う姿勢とか球際の激しさとか。今では日本がすごく緩く感じます。勝負にこだわる度合いが全く違います。」

ナオコ:
「練習試合でも、負けるとお葬式みたいな雰囲気になります。これは、日本じゃありえない。」


2人の出場した試合の様子

練習環境などはどうですか。

ナオコ:
「平日練習は1回だけで少ないんですけど、2時間の練習で内容はかなりしっかりしています。ゲーム形式の練習でも、0-1で負けている状況を想定してやるといった工夫もあります。あとは、練習でもかなり激しいプレーを要求されるのが日本と違うところです。相手をケガさせないように気を付ける、といった考えはありません。」

ミノリ:
「ウォームアップの時からもう怖いですね(笑)。試合前の簡単なポゼッションのトレーニングでも『おいおい!』となるようなプレーがあったりします。」

チームメイトとのコミュニケーション等はうまく取れていますか。

ミノリ:
「チームメイトはみんなめっちゃフレンドリーで、親しく接してくれます。『こんにちは~』って覚えてみんな言ってくれます(笑)」

ナオコ:
「みんな切り替えがうまいです。サッカーのオンとオフでは人が違うみたいな。」

やはり、ロンドンのチームというだけあって、様々な人種の人がいるんですか。

ナオコ:
「そうですね。うちのチームは他のチームに比べて黒人の選手が多いように思います。」

ミノリ:
「ニュージーランド人のサイドバックの選手がいて、その人は年代別の代表選手だったそうです。」

二人とも語学学校に通いながらの生活ですが、一日の流れはどのような感じですか。

ミノリ:
「9時30分から12時30分まで語学学校に通って、午後はサムライでコーチング活動をしたり勉強をしたりしています。練習がある日は7時からなので、それまではロンドン市内をフラフラしたりしています。」


2人ともフットボールサムライアカデミーのコーチングに協力してくれており、女の子たちの刺激になっています。

2人が通っている語学学校について教えてください。

ナオコ:
「学校はHammersmithの近くにあります。ちょうど住んでいる場所とロンドン中心部の中間のあたりにあります。2人ともクラスが一緒で、先生やクラスメイトと一緒に授業が進んでいきます。」

ミノリ:
「私たちの学校は、カランメソッドという勉強法を取り入れています。先生が喋った文を聞いた後に、自分で繰り返すということを反復して行って英語を習得するというやり方なんですが、先生の話すスピードはネイティブレベルなので、これを3時間続けていくのはものすごく疲れます。あとは、ディクテーション(書き取り)なんかも授業中に行います。大変ですが、中身の詰まった授業で英語が身についていると実感できています。」

住んでいる家はどのようなところですか。

ミノリ:
「私は、少し前まではイギリス人家庭にホームステイしていたんですが、現在はイギリス人2人とシェアハウスしています。ホームステイ先はFootball@UKの紹介で、シェアハウスはSpare Roomというサイトを使って見つけました。今のところ問題なく快適に過ごせています。」

ナオコ:
「私はFootball@UKの紹介で部屋を借りています。建物は若干古いですが、アクセスのいいところです。ただ、ロンドンは物価が高く、思ったより家賃が高くて少し驚きました。」

イギリスで食事はどうしていますか。

ミノリ:
「自炊か、外食です。自炊の材料はスーパーで購入して、外食の時はEaling Broadwayというショッピングセンターがあるので、よくその周辺に行きます。」

ナオコ:
「私も基本は自炊です。自炊していれば食費はあまりかさばらないですが、外食は物価が高い分、出費がいたいです。」

コロナの影響で制限が多いかと思いますが、どこか旅行には行きましたか。

ナオコ:
「ビッグベンとかロンドンタワーなど、ロンドン市内は一通り回りました。」

ミノリ:
「あとはカムデンマーケットに行きました。そこが一番面白かったかもしれません。何も買わなかったけど、屋台で食べ物を食べたりしてぶらぶらしました。」

コロナの影響を感じることはありますか。

ナオコ:
「今はみんなマスクしていますね。マスクしていないとバスに乗せてもらえなかったり。」

ミノリ:
「私は実際に、バスに乗る際に、マスクしてなくてドアも開けてもらえなかったことがあります。運転手もジェスチャーでマスクつけろって言ってて。乗車後にマスクつけようと思っていたので、つけたらすぐ乗せてくれましたが、こんなに厳しいんだと驚きました。マスク持ってないとそのまま置いて行かれます(笑)」

ナオコ:
「あとは、レストランなどに入るときは必ず手を消毒させられて、誰がお店に来たかわかるようにQRコード読まなきゃいけなかったりします。」

最後に、日本から持ってきたらよかったな、と思った物はありますか。

ナオコ:
「渡英したのが8月で日本は猛暑の真っただ中だったので、冬の備えが不十分でした。8月なのに朝は12,3℃しかないって日もあったので。今は冬用の服が欲しいです(笑)」

ナオコさん、ミノリさん、ありがとうございました!

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【長期留学】イギリスでサッカー選手・コーチとして生活してみた!

今回は2020年春まで、イギリスでサッカー留学を行っていたタク君とソウタ君にインタビューをしました。新型コロナ禍の影響もあり、予定より少しだけ早く帰国となってしまいましたが、ビデオ通話でイギリスサッカー留学の魅力と体験談をお聞きしました。

2人とも2019年夏に11か月の長期留学をスタートし、ソウタ君はコーチング留学、タク君は選手留学のプログラムでした。

まずはじめにイギリス留学をする前は日本で何をしていましたか?

タク:
「高校在学中に海外留学をしたいと思い、卒業後にアルバイト等で貯金をしていました。」

ソウタ:
「僕も大学生の時に留学をしたいと思って、卒業してからアパレルで働いて留学費を稼ぎました。」

どうして海外に留学をしたいと考えるようになったのですか?

タク:
「大学でサッカーをやることも考えてはいたんですが、大学生になって遊ぶばっかりになってしまうんじゃないかと思い、他の選択肢を考えるようになりました。親とも相談する中で、海外でサッカーに集中するのもアリなんじゃないかとアドバイスをもらってから留学を意識するようになりました。」

ソウタ:
「もともとサッカー関係の仕事に就いてみたかったんですが、選手としてはそこまで実績があるわけではないので、海外で指導者ライセンスなどを取得することで、少しでも箔を付けられたらいいなと思って、留学することにしました。」

最近では海外留学といってもスペインやドイツなど多くの選択肢があると思いますが、なぜイングランドを選んだんですか?

タク:
「親戚の知り合いが、FOOTBALL@UKのことを知っていて教えてもらったことがきっかけです。あとは英語圏でサッカーができるということが大きな魅力でした。」

ソウタ:
「学生時代に旅行でドイツやイギリスに行くことがあり、イギリスがどのような国なのかを、なんとなく知っていたことが理由の一つです。イギリスという国の雰囲気や人が好きで、治安も悪くなかったので。また、スペイン留学も考えていたのですが、やはり英語圏に留学することでサッカーの勉強に取り組みやすいということでイギリス留学に決めました。」

タク君は、実際にイングランド11部のチームに所属してプレーしていく中で、留学開始前に想像していたものと「違う」と感じることはありましたか?

タク:
「留学前から体のサイズとかは違うんだろうと思っていましたが、実際には想像以上に大きくて・・・(笑)。そのフィジカルの差を他の何かで埋めることの対応が難しかったです。相手が自分と同じくらいの身長でもパワーが全然違うので、そこをどうするのかをずっと考えてプレーしていました。相手にボールを触らせないようなコントロールをより意識することで成長につながったと思います。改めてテクニックの重要性に気が付かされました。」

他に、日本のサッカー文化とイギリスのサッカー文化で違うと感じたことはありますか?

タク:
「そうですね。観客がすごかったです。リーグ戦では11部なのに相手サポーターが数百人来たりして、なかなかそういった経験がなかったのでものすごく緊張しました。また、練習試合なのに相手サポーターに殴られたことがありました(笑)。ちょっとしたファウルだったんですけど、周りのチームメイトたちがヒートアップして小競り合いになったところで、なぜか観客が割り込んできて殴られました(笑)。この時にイギリスだなぁと感じました(笑)。練習試合なのにって・・・」

 

では、2人にFAコーチングライセンスについてお聞きします。実際に、FAライセンスレベル1を受講してみたわけですが、英語で行われる講習会はどうでしたか?ついていけましたか?
*タク君は選手留学をしながらコーチングライセンスも取得しました。

タク:
「FAライセンスの講習を受講したのが、留学をスタートしてすぐだったので、英語力にすごく不安があったのですが、他のネイティブの受講生たちが優しくて何度も助けてくれました。僕が理解できてなさそうなところを聞いてもないのに親切に教えてくれたり、指導実践でもチューター(先生)の人たちが気を使ってゆっくり話してくれたり、時にはマンツーマンで教えてくれることもあって、非常に充実したコースになりました。」

ソウタ:
「僕も同じような経験をして、講習会の受講者はほとんどがネイティブの人たちなので、普段の語学学校で先生が話してくれるスピードや言い回しとは全く違くて、初回の講習ではかなり戸惑いました。でも、ある程度みんなと仲良くなって友達ができてくると練習や講習の中で分からないところを教えてくれるので、そこはすごくありがたかったです。」

FAレベル1の講習内容はいかかでしたか?

タク:
「まずはチューターの人が実際に指導のお手本を見せてくれます。選手役は自分たち受講生です。テーマに沿って、どのような練習をどのように行えば良いトレーニングとなるのかを教えてくれました。その後、講義なども織り交ぜながら、受講生同士でグループを作り、グループ内で指導実践の計画を立てて実際に指導をやります。」

ソウタ君はレベル2まで受講していましたが、レベル2はどのような内容でしたか?

ソウタ:
「レベル1でやっていたことを、より詳細に突っ込んで学びます。レベル1では全体を薄く広く学んだのに対し、レベル2ではそれぞれのテーマをより深く学びました。例えば、チューターが提示したトレーニングに対し、グループに分かれて解釈をしたり、発展させるといった取り組みをしました。」


 

次に、留学生活の1日を簡単に教えてください。

タク:
「朝7時30分ごろに起床して、ホストマザーが用意してくれる朝食を食べてから学校に行っていました。学校が12時ごろに終わるので、そのあとはクラスの友達と昼食を食べに行ってからジムに通っていました。その後は練習のある日は練習に行き、無い日は遊びに行くか部屋でゆっくりしていました。」

学校の後は自由な時間がたくさんあると思いますが、例えばどんなところに行きましたか?

タク:
「ソウタ君がファッションに興味があったので、一緒にLiverpool Streetに行って古着屋巡りなんかしました。」

ソウタ:
「Liverpool Streetにたくさん古着屋があって、何回か行ってお店をたくさん回りました。僕はそれ以外だと、夕方に友達とパブに行って飲んだり観光地に行ったりしました。その中でもスパーズの新しいスタジアム『トッテナムホットスパースタジアム』が一番印象的でした。」

タク:
「僕もチェルシーの試合を見に行った時が一番感動しました!サッカーやっている人にとってロンドンは観るものがいっぱいあっていいですよね!」


Liverpool Streetの様子


 

他にどんなチームの試合を観に行きましたか?

ソウタ:
「ミルウォールのスタジアムに行ってきました!チャンピオンシップ(2部)ですけどなかなか良いスタジアムでした。なんだかんだで10試合くらい観に行きましたがほとんどスパーズです。」

週末はそれぞれ試合があると思うんですが、どのように生活していましたか?

タク:
「毎週土曜日がリーグ戦なのですが、3時キックオフで6時ごろにはみんなでご飯に行ったり飲みに行くということが多かったです。」

ソウタ:
「練習や試合が終わった後はコーチ仲間と歩いてパブに行ってプレミアリーグを観戦することが多かったです。」

どこか旅行にはいきましたか?

タク:
「当時いた留学生たちとポルトガルに行ってきました。ご飯がおいしくて景色がすごく良かったです。ロンドンは近郊にたくさんの空港があって、ヨーロッパの国を旅行するにはアクセスが最高の場所だと思いました。」

ソウタ:
「ギリギリにチケットなど購入したのですが、すごく安くて驚きました。4日前に航空券と宿泊費(4泊)あわせて400ポンド(約55,000円)くらいでした。」

ご飯といえば、イギリス料理はおいしくないって本当?

ソウタ:
「パブやレストランで食べるご飯は普通ですが、いわゆる家庭料理はおいしくはないです(笑)。ただ、ホームステイ先がイタリア系の方の家だったので、パスタなどは美味しくいただきました。」

タク:
「僕はお昼ご飯によくスーパーの£3 mealというものを買って食べていました。サンドイッチ・ドリンク・スナックあわせて3ポンド(約400円)です。おいしいかと言われると普通ですが、物価の高いロンドンでは重宝しました。」

ホームステイ先は決まり事などはありましたか?

タク:
「洗濯に関してはルールがあって、自分の洗濯かごがいっぱいになったら出してくれと言われていました。毎日洗濯するのではなく、2,3日に1回程度でした。」

ソウタ:
「僕のところは何もなかったです。料理洗濯も自由で、門限等もありませんでした。」

留学中に困ったことやトラブルはありましたか?

タク:
「僕はある日突然歯がめちゃくちゃ痛くなったことがありました。僕の入っていた保険では歯医者が適用されなかったので、すごく痛くてどうしようと思ったのですが、数日したら治りました。保険の内容を確認しておくことも大事だなと感じる出来事でした。」

最後に、イギリス留学で一番良かったなと思うことを教えてください。

タク:
「サッカーの本場イングランドでサッカーができたことが一番良かったです。外国人からも、現地にいる日本人からもいろいろなプレーを学んで吸収することができました。」

ソウタ:
「学校で知り合ったいろいろな国の人たちと交流できたことはすごく良かったです。あとは、イングランドは生活の中にサッカーが溶け込んでいて、非常に身近に感じることができ、日本にない文化を肌で感じることができました。イギリスの子どもたちと日本の子どもたちの違いを知ることができたのも良かったです。」

タク君、ソウタ君ありがとうございました!

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チェルシーのコーチングメソッドを学べる大学留学プラン

チェルシーのコーチングメソッドをロンドンの大学で学んでみませんか?
ロンドン南西部にあるSt Mary’s UniversityとチェルシーFCでコーチングを学べるコースがスタートします。

St Mary’s Universityはラグビーのナショナルチームやチェルシーが使用するなど、スポーツ施設が非常に充実した大学です。
ロンドン中心部にもそれほど離れておらず、留学生に人気の大学です。

興味のある方はまずご相談ください!

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『チェルシーFCコーチングコース』


[日程]
2021年9月~(2年間)

[費用]
初年度の授業料 12,250ポンド

[どんなコースなの?]
チェルシーFCとSt Mary’s大学が共同で運営するプログラム。2年間でコーチングの基礎をチェルシーとともに学べます。
学ぶ場所は、ロンドン西部のSt Mary’s大学やチェルシーの練習場「コブハム」、そしてチェルシーのホームスタジアムである「スタンフォードブリッジ」でも研修が行われます。コブハムやスタンフォードブリッジでコーチングを学ぶ機会はなかなかありません。


コース修了までにFAコーチングライセンスも取得できます。
さらに、成績優秀者にはもう1年間コーチングを学ぶチャンスが与えられ、UEFA Bライセンスを取得する準備が整います。そして、3年間通い卒業できれば、同大学の学部卒業の資格も与えられます。

[コース参加に必要なものは?]
英語力の証明が必要になります。IELTSという英語の試験で一定のスコアが獲得できればコースに参加できます。

[コース終了後の進路は?]
クラブでのアカデミー及びスクールコーチやスカウトなどで活躍できるスキルを身に付けることができます。

[奨学金等はあるの?]
最大4,000ポンドの奨学金プログラムがあります。詳しくはお問い合わせください。

プログラム全体の詳細はこちらからご確認いただけます。
Chelsea Football Club Foundation Coaching and Development

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アーセナルFC公認オンライントレーニングのお知らせ

アーセナルFC公認のオンライントレーニングを開催いたします!

担当するコーチは、アーセナルサッカースクール「ヘッドコーチ」を務めるキエロン氏です。

アーセナルのトレーニングを日本で手軽に体験してみませんか?
多くの方に参加していただきたいため、通常価格3,000円のところ、特別価格の1,300円でご参加いただけます。
1回限りの特別プログラムですので、お見逃しなく!

 

アーセナルFC公認
オンラインサッカートレーニング

[日時] 2020年8月8日(土)17:00~18:00
[対象]小学5年生~中学1年生(それ以外の学年の方で参加をご検討されている方はご相談ください。)
[定員] 100名
[締切] 8月6日(木)
[参加費] 3,000円 特別価格1,300円

※トレーニングはZOOMミーティングを使用して行われます。
※お支払いは銀行振り込みとなります。
※日本語通訳は日本人スタッフが行います。

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チャンピオンシップで快進撃!ブレントフォードってどんなチーム?


新型コロナウイルスによるリーグ戦中断後、イングランドチャンピオンシップ(2部)で快進撃を続けるブレントフォードFC(本拠地はロンドン)をご存知ですか?
リーグ戦再開後に7連勝。自動昇格の2位との勝ち点差が10だったものが1まで縮まりました。(リーグ戦は残り1試合)

実は、ブレントフォード地域近くには、日本人が多く住むアクトンという町があり、ブレントフォードFCはアクトン在住の日本人にとっては馴染みのあるサッカークラブです。
現地の日本人の子どもたちの中には、ブレントフォードのサッカースクールに通う子もいます。

今回は、クラブ史上最もプレミアリーグ昇格に近いところにいるブレントフォードFCについてブレントフォードファン歴15年のジョー君に熱く語ってもらいました!


まず初めに、ブレントフォードFCのファンはどのくらいなのかと、どのようなきっかけでファンになったのか教えてください。

ブレントフォードのサポーターは2005年に初めて試合に行ってからなので、もう15年になります。
その試合はブレントフォードがリーグ1(3部)に所属していた時の昇格プレーオフ準決勝でした。相手はスウォンジー。1stレグが1-1の引き分けで、2ndレグの試合だったため周りのサポーターたちはめちゃくちゃチャンピオンシップへの昇格を期待していたんですが、結果は0-2で敗退でした。

その時、サッカーが好きな従兄弟が日本から遊びに来ていて、誰もブレントフォードには興味がなかったんですが、近くにプロサッカークラブの試合があるということだったので一緒に観に行きました。
それからファンになって、翌シーズンからシーズンチケットを買いました。その時はまだ6歳で弟に限ってはまだ4歳でした(笑)


そんなに小さいときからファンだったんですね。

それで次のシーズンはたくさん試合を見に行ったんですが、見事にリーグ2(4部)へ降格しました。ビリで(笑)
4月の上旬には降格が決まってました。


サポーターになった最初のシーズンで降格するなんて気持ちが萎えますね(笑)。そこからすぐにリーグ1に戻ったんですか?

それから、2,3年後にリーグ2を優勝して昇格できました。優勝した試合の時にはマスコットもやりました。


マスコットってなんですか?

子どもたちが手を繋いで選手と入場するやつです。


それはいい思い出ですね!リーグ1に昇格後はチームの成績はどうだったんですか?

リーグ1に戻ったのが2009年で、チャンピオンシップに昇格したのが2014年なので、5シーズンの間リーグ1を戦っていました。

2013年には、最終節がブレントフォードも相手チームも自動昇格をかけた試合でした。
その試合の90分にPKを獲得し、決めたら自動昇格、外したらプレーオフに回るという状況で、キッカーを誰にするかで少し揉めたんです。当時200試合もブレントフォードで出場していて引退の決まっていたキャプテンかと思ったんですが、ライバルチームのフルハムからレンタルで加入していた19歳のストライカーが自分が蹴るといって譲らなかったんです。それで結局19歳の彼が蹴ったんですが、見事にクロスバーに直撃し、そのままカウンターから失点したんです(笑)


えーー!!それはすごい(笑)

これはめっちゃ有名で、Youtubeで観れますよ。
サポーターはみんなで「なんでフルハムが蹴るの?」ってなって大変でしたよ(笑)

結局このシーズンはプレーオフ決勝で負けて昇格できなかったんです。まあ、次の年にすぐ昇格できたんですけどね。今プレミアリーグにいるウルヴス(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC)と一緒に。


それで見事チャンピオンシップに昇格して今に至るわけですね。チャンピオンシップではどのような成績だったんですか?

昇格した年の前評判は、「すぐに降格するチーム」でした。でもその年は5位でリーグを終えて、昇格プレーオフにまでいったんです!

実は、この年からオーナーが変わって、スカウティングに力を入れ始めたんです。若い下部リーグの選手や、デンマークのチームから選手を獲得するようになりました。それが成功して1年目で5位と良い意味で期待を裏切ってくれました。
その選手たちで、現在プレミアリーグでプレーしている選手もたくさんいます。


その中で有名な選手は誰ですか?

バーンリーに移籍したジェームス・ターコウスキーです。彼が移籍後にイングランド代表に選ばれて、ブレントフォードに1ミリオンポンド(約1億4000万円)入ったそうですよ。


なるほど、そういう契約もあるんですね。
それで今年でチャンピオンシップは6シーズン目になりますが、昨年はどのような成績だったんですか?


昨シーズンは11位で、プレーオフまでは全然届かなかったです。


ちなみに、昨シーズンが11位で、今シーズン前には、プレミアリーグに昇格できると思ってましたか?

・・・・・・・・・(苦笑)

微妙です(笑)
そこそこやれるとは思ってましたけど、ブレントフォードなので昇格は無理だろうと・・・
今も(最終節残して2位と勝ち点1差)昇格できるとは信じてないです(笑)

でも、昨年は攻撃陣はすごく良かったんです。ただ、ディフェンスが全然だめで・・・
なので今年はたくさんお金を使ってディフェンスを強化したんです。リーズでNo.1のディフェンスを獲得したりして。
そのおかげで今年はいい成績になりました。


そんな今年はコロナウイルスの影響で中断期間がありました。中断前は何位だったんでしょうか。

中断前は4位か5位でした。順位は悪くありませんが、自動昇格圏の2位とは勝ち点差が10もありました。


では、まさか2位が見えてくるとは思ってもなかったわけですね?

そうですね。でも、昨日の試合に負けて・・・
(インタビュー前日にストークに0-1で敗戦。引き分け以上で2位浮上だった)


でもまだ最終節がありますから!現在2位のWBAの相手は同じロンドン本拠地のQPRですね。

実は、QPRの監督が、ブレントフォードが初めてチャンピオンシップを戦った時の監督なんです。
がんばって勝ってほしいですね。
QPRは最大のライバルですけど・・・

昔はQPRがブレントフォードを買収しようとしたこともあったらしいです。
きっとQPRサポーターは、WBAに勝ってほしいと思ってるはずです(笑)


QPRファンとしては複雑な心境ですね(笑)いずれにしても、最終節が楽しみですね!
次に、今のブレントフォードのサッカーはどんな感じですか?


イングランドの中ではパスを繋ぐサッカーです。アヤックスみたいな。
今は4-3-3のシステムで機能していますが、シーズンの初めは3-5-2だったんです。でもそれがうまく機能しなくて、10節ほどが終わった時点では順位が下の方だったんです。それで監督がサポーターからめちゃくちゃ批判されて、4-3-3になったんです。
最初から4-3-3の戦い方でやっていたら今頃昇格が決まっていたって言われています。
なので、今の監督が嫌いなサポーターも多いです(笑)


そんなブレントフォードの注目選手を教えてください。

ベンラマ(背番号10)です。左ウイングのアルジェリア人で、今までのブレントフォードの選手で一番すごいです。なぜかネーションズカップではアルジェリア代表に選ばれませんでしたが、素晴らしい選手です。

この冬もアストンビラから30ミリオンポンド(約40億円)のオファーがあったそうですけど、必要な選手なのでブレントフォードは断ったみたいです。普通なら売ってしまう金額ですけど。
今はアーセナルやチェルシーが獲得を狙っているらしく、もしブレントフォードがプレミアリーグに昇格しても来シーズンはいないと思います。
でも、スカウトがしっかりしているので、彼がいなくなってもまた有力な選手が加入するので大丈夫です。


スカウトが有能だとエースがいなくなってもサポーターは安心ですね。

今のチームにはデンマーク人が多いんですが、ブレントフォードのオーナーがデンマークのチームも保有していて、そこから選手を獲得することが多いんです。今の監督もデンマーク人です。

あと面白いのが、実はブレントフォードにはアカデミーがないんです。
少し前まではあったんですけど、当時U-16イングランド代表だったアカデミー選手2人がマンチェスターユナイテッドとマンチェスターシティに1人づつ引き抜かれてしまって、それでアカデミーはやめちゃったんです。せっかく育成してもタダで取られてしまうなら意味がないって。

その代わりに18歳から21歳くらいの選手を集めてBチームを立ち上げたんです。そこで成功した選手をトップチームに上げて、さらに成功したらプレミアリーグのチームに買ってもらう。
Bチームからトップに昇格した選手の名前は、ブレントフォードの練習場に刻まれるようになっています。


すごくユニークな取り組みですね。Bチームはリーグ戦に参加しているんですか?

そのBチームはリーグには参加しておらず、下部リーグや海外のチームと練習試合を中心に戦っています。
6部のチームや、アイルランドやポルトガルに遠征していたり。


さて、ブレントフォードのスタジアムについて教えてください。

今のスタジアムはものすごく古くて、世界大戦の前から残っているんです。QPRのスタジアムとかは戦争でボロボロになってしまったんですが、ブレントフォードのスタジアムは運良く残ったんです。
収容人数は12,000人くらいですが、ゴール裏のスタンドに座席がないため、プレミアリーグに昇格するとそのスタジアムが使えないんです。

なので、今のスタジアムから歩いてすぐのところにプレミアリーグでも使える新しいスタジアムを建設して、来シーズンから使用することになっています。

残念なのが、今のスタジアムで行われる試合がコロナウイルスの影響でもう見れないということです・・・


新しいスタジアムは楽しみですが、伝統のあるスタジアムで最後の試合が見れないのは残念ですね。
でも、選手の補強や新スタジアムの建設など、昇格に向けて準備万端ですね!今年昇格しないといけないですね!


でも、サポーターの多くはいまだに半信半疑です(笑)
ブレントフォードはとても勝負弱いので、昇格できないだろうと思っているファンも少なくないと思います。


なんでそんなに弱気なんですか?(笑)

実は、ブレントフォードは昇格プレーオフで負けた回数が最も多いチームなんです。赤白のチームがプレーオフは弱いって言われてて、サンダーランドとかシェフィールドとかブレントフォードとか・・・
(ブレントフォードとシェフィールドがプレーオフ敗退8回で最多タイ)


赤白のチームが弱いんですか(笑)。そういえば、リーグ2のプレーオフでもチェルトナムFC(チェルトナムFCで留学ができますよ!)が負けてましたね。とにかく、水曜日がリーグ最終戦です。どこで観戦するんですか?

家で家族と友達と観戦しようと思っています!


昇格して来年は新スタジアムでプレミアリーグ開幕を迎えられるといいですね!今日はありがとうございました!!

 
 
 
 
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