ロンドンで学ぶ!サッカー分析×コーチングに挑戦した大学生のリアル留学体験記

(執筆者:Terry)

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本場のサッカーを学ぶためにロンドンへ

横浜出身の林さんは、6歳でサッカーを始め、長年その魅力に取りつかれてきた。大学生となった彼は、学業の傍ら都内で分析官・指導者としてのキャリアをスタートする。その後コーチングや分析官としてのスキルを磨くためロンドンに渡った。他の国でなく、敢えてロンドンを選んだ理由として、「サッカーの本場でコーチング・分析の魅力を学びたくてロンドンを選びました」と語る。

今回、そんな林さんのロンドン留学記をご紹介。

ロンドンでの生活に驚きの連続

アメリカでの海外生活経験があった林さんだが、ロンドンの生活は想像と異なる点も多かったという。「アメリカは車社会でしたが、ロンドンは公共交通機関が発達していて便利でしたね。チューブ(地下鉄)やバス、Lime(レンタサイクル)でどこへでも行けるのが驚きでした」。また、テスコやセインズベリーといった小規模のスーパーが街中に点在しており、生活のしやすさを実感したそうだ。

確かに日本のコンビニや、病院といった社会インフラは日本より充実していないものの、特段の不便は感じないように思える。

ホームステイでの自由な暮らし

「ホームステイ先の家族は放任主義で、自由に行動できるのが心地よかったです。食事の有無を伝えさえすれば、特に干渉されることもなく、出してくれるご飯も美味しかったです」。

日本の家庭とは違った程よい距離感が、心地よく感じられたようだ。

「文化としてのサッカー」の成熟さに感動

「ロンドンでは、どこに行ってもサッカーに触れられる環境があることに驚きました。パブでは試合が放送され、公園やグラウンドが至る所にある。日本と比べて、サッカーが生活に密着しているなと感じました」。

老若男女関わらず普段着としてユニフォームを着たり、ボールひとつで心と心を通わせる機会の多さは「文化としてのサッカー」の成熟さを表しているのかもしれない。

コーチング後、行きつけのパブで喧々諤々

さらに、現地のトップチームに帯同した際には、ロッカールームの雰囲気にも衝撃を受けたそうだ。「音楽を爆音で流し、負けた試合の後でもポジティブな会話が飛び交う。日本のチームとは大きく違う点ですね」。

また、悪天候の中でも練習や試合が通常通り行われることも印象的だったという。「雨や雪が降っても関係なく、試合や練習を続ける姿勢は日本とは違うなと感じました」。

確かに、全身びしょ濡れ・泥だらけで帰ってくる姿はロンドンでよく見る光景かもしれない。

コーチングと分析の学び

コーチングの資格取得を目的に、イギリスでの講義にも参加。「講義自体は難しくなかったですが、安全な環境でサッカーをプレーするための知識を得ることができました」。

データ分析の面ではCardiff City FCでの経験が大きな収穫だったと語る。「ヒートマップを活用したデータ分析や、タッチ数を計算してピッチ全体を使えるようにする指示など、日本でも応用できそうな技術を学べました」。

Cardiff City FCで出会ったコーチ陣と

イギリスのデータ分析事情

「データ分析の普及率は日本よりもイギリスの方が高いと感じましたが、正直機材はそれほど発展していませんでした。J1やJ2レベルでは日本でも機材が十分に導入されているかもしれませんが、J3以下ではまだ普及が進んでいない印象です」。

資金不足が課題だという話も耳にしたそうだが、いかに限られた状況下でやりくりする様子は日英共通のようだ。

                 Cardiff City FCで充実した設備を視察

コーチとしての成長

コーチング面では、日本とイギリスのスタイルの違いに気づいたという。「日本のコーチングはネガティブな声かけが多い印象ですが、サムライアカデミーではポジティブな言葉と質問形式で指導するスタイルでした」。

特に、幼少期の指導に関しては林さん自身の経験と重なる部分があり、どうすれば子どもたちがよりサッカーに触れる機会を増やせるかを考えるきっかけになったという。

ロンドンでコーチングの資格を取得した林さんだが、資格はゴールではなく、あくまでより良いコーチングをするための「手段」であり、いかに現場で応用できるが大切だということをロンドンで学んでいたように思える。

現在所属している都内のチームからは、分析官としてだけでなくコーチングの面でも期待されている。林さんは「ロンドンで得たコーチングスキル・分析スキルを生かして、所属チームに貢献していきたいです」と意気込んでいた。

これから渡英する人へ

最後に、これからイギリスに渡る人へのアドバイスを聞いた。「冬は手袋を持っていくべきですね。かなり活躍しました(笑)」。冗談混じりで話していたが、筆者自身非常に共感している。

また、「イギリスの天気や食事に不安を感じる人も多いかもしれませんが、実際はそこまで心配する必要はありません。思い切って飛び込んでみると、きっと素晴らしい経験ができますよ」。

環境の変化に対する不安以上に、探究心に身を任せて自分の未来を切り拓く林さんの言葉には強固な意志を感じた。

サッカーの本場イギリスでの学びは、彼の今後のキャリアに大きな影響を与えることだろう。

林さんの挑戦は、まだ始まったばかりだ。

イングランドサッカー協会公認指導者ライセンス取得プログラム

最後に

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Terry

旅とスポーツと酒好き。大学院でスポーツ社会学を専攻後、高校教員を経験。自身の好奇心を頼りに、未知との遭遇をご紹介します。趣味はウルトラライトハイキング。2024年はアルプス山脈最高峰モンブランの周りを結ぶTMB(スイス・フランス・イタリア)約170km、累積標高差10,000mをテント泊のみで完歩。

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