現在、大学 2 年生の後藤真生(ごとう まい)さんは、春休みを利用して1カ月間の短期サッカー留学のためにロンドンへやって来ました。19歳の大学生が肌で感じたイングランドサッカーは、どのようなものだったのでしょうか。帰国後の真生さんにお話をお伺いしました。

留学体験インタビュー
ーこれまでのサッカー歴を教えてください。
兄の影響を受けて、小学校1年生からサッカーを始めました。小学生の頃は地域の少年団で男の子に交じっていましたが、中学高校は学校の女子チームでプレー。現在は大学の女子サッカー部に所属しています。
イギリスを留学先に選んだ理由
―なぜイギリスを留学先に選んだのでしょうか?
一度は海外でサッカーをしてみたいと考えていましたが、最初の条件として、英語圏以外を選ぶのはハードルが高いと感じていました。アメリカかイギリスか、と考えたときに、アメリカに留学した経験のある人の話はよく聞いていましたが、イギリスに行ったことのある人の話は聞いたことがなかったので、「イギリス留学はどんな感じなんだろう」と興味が湧いたんです。「プレミアリーグの試合を生で観てみたい」ということも、イギリスを留学先に選んだ理由のひとつです。
現地スタッフの丁寧なサポートが決め手
―FOOTBAL@UKをエージェントに選んでくださったのはなぜでしょうか?
イギリスに行くと決めてエージェントを探し始めると、欧州全体をカバーしている会社はあっても、イギリスに特化して留学サポートをしている会社は意外と少なかったんです。数少ないサイトの中からFOOTBAL@UKのホームページを発見し、留学生の体験談がとても参考になりました。女子の情報は少なかったけれど、問い合わせをしてみると日本人スタッフがオンライン面談でとても丁寧に相談に乗ってくれました。それがエージェント選定の決め手になりましたね。「気になる点はなんでも相談していいよ」と言ってくださったので、渡航前に準備しておいたほうがよい銀行口座の情報なども詳しく教えてもらえて、とてもありがたかったです。現地にいる人のリアルな話を事前に聞けたことに加えて、女性スタッフがいたことも、大きな安心材料になりましたね。渡英当日は空港までスタッフの方が迎えに来て、温かく受け入れてくださったので、不安なく留学生活をスタートさせることができました。
QPRの練習に参加し、フィジカルサッカーを体感

―どのチームの練習に参加されましたか?
イングランド4部ウィメンズナショナルリーグ所属のQPR(Queens Park Rangers)のトップチームの練習に参加しました。チームは自分から希望したわけではなく、FOOTBAL@UKから紹介してもらいました。私自身は紹介されるまでQPRの存在を知らなかったのですが、海外サッカー好きの兄は知っていたようです。
始めて練習に参加したときには、ピッチはもちろん、トレーニングルーム、ジムなど全ての練習環境が整っていると感じました。また、チームを運営しているスタッフの数の多さにも驚きました。
イングランドは“フィジカルサッカー”というイメージがありましたが、一緒にプレーしてみて、それを体感しました。本当に体が強くて速い。少しぶつかっただけでも吹き飛ばされそうになりましたし、黒人系選手の足の速さ、身体能力の高さを目の当たりにしました。また、“パスよりも自分で前に持っていくプレースタイル”という印象を受けました。日本人だと、ボールを持ったらまずはパスコースを探すと思うのですが、イングランドでは自分で行けるところまで持って行く選手が多かった。私がボールを持ったときにも「Beat her!」「Go for it!」のように「仕掛けろ!」「自分で運べ!」というニュアンスでチームメイトから声を掛けられることも多かったです。
―練習自体に違いはありましたか?
練習の流れやメニュー自体には大きな違いは感じませんでしたが、ボールポゼッションよりも対人練習を重視していると感じました。ウォームアップではリフティングをしたりもしましたが、意外とできない人も多くて、イングランドでは子どもの頃にそういう練習をやらないのかな、と思いました。また、練習で走っていても、途中で歩き出してすぐに諦めてしまう人もいて、日本人ほど練習に対して真面目じゃないのかな、と感じることもありましたね。
初めのうちはコーチが何を言っているのか理解できない場面もありましたが、チームメイトが個別にわかりやすく説明して助けてくれました。毎回20~25人くらいの選手が練習に参加していましたが、私のように短期留学で来ている選手は少なく、ほとんどがローカルの選手だったと思います。
自分の弱みと強みを認識するきっかけに
―イギリスでプレーしてみたことで、自分自身に対する気づきはありましたか?
私は日本人の中でも体が大きいほうではないので、やはりフィジカル面での差を痛感しました。でも、それを認識することができたので、帰国後の今は意識的に筋トレをしています。高校生の頃にも筋トレをしていたことはありましたが、その頃は“やらされている”感があったんですよね。必要性を感じた今は、自主的に身体作りに取り組んでいます。反対に、技術面はイングランドのプレーヤーはそこまで高くないと感じました。私は元々ドリブルを得意としていますが、そこは十分通用すると感じたので、自分の強みである足元のテクニックの部分は、引き続き伸ばしていきたいです。
今後のサッカーとの付き合い方
―プロ選手を目指しているのでしょうか?
大学卒業後の進路についてはまだ決めていませんが、選手としてサッカーを続けるならば、レベルの高さだけでなく、環境が整っているという面でも、日本よりも海外でプレーしたいと考えています。日本ではトップリーグのなでしこリーグでさえ観客はまばらだし、サッカーだけで生活していくことは難しい。イングランドでは、4部のQPRの試合でもたくさんのお客さんが観に来ていたし、女子サッカーの社会的地位や認知度が高いので、どうせやるならそういう環境でプレーしたいです。またイングランドに戻って来たいとも思うし、アメリカ、スペインにも興味があります。どこへ行くにしても語学力は必要になるので、帰国後も英語の勉強は続けています。サッカー以外の道に進む可能性ももちろんあるので、大学での勉強も頑張っています。どんな道に進んだとしても、何らかの形で、これからもずっとサッカーを続けていたいですね。
美術館巡り、プレミアリーグ観戦、郊外観光…イギリス生活を満喫!

オックスフォード大学を見学

―サッカー以外の生活はどうでしたか?
西ロンドン(East Acton)の一般家庭にホームステイしていました。家にいるときには、ホストファミリーと一緒にテレビでプレミアリーグの試合を観たりしました。“サッカー”という共通の話題があることで、言葉が通じなくても距離が縮まったように思います。朝食はキッチンに置いてあるフルーツ、パンやシリアルなどを自分で食べるスタイルで、夕食は毎日作ってくださいました。
語学学校にも通っていましたが、会話力が伸びたかなと思います。文法などを気にせずとにかくアウトプットすることを強化する学校だったので、発音も鍛えられましたし、英語で話すことに少し自信がつきました。日本人だけでなく、他国からの生徒が多く、そこで出会って仲良くなった人もいました。初めのうちは何を言っているのか理解できなかったホストファミリーとも、だんだんと話せるようになっていったのは、語学学校で学んだ成果だと思います。
練習のない日にはいろんな場所を観光しました。ほとんどの美術館や博物館の入館料が無料なので、何度も足を運びました。観光名所のビッグベンを見に行ったり、ハリーポッターの舞台の一つであるオックスフォード大学にも遊びに行きました。イギリスには見どころがたくさんあるので、周りきれなかったのが残念です(笑)。
―留学目的のひとつであったプレミアリーグ観戦はされましたか?
もちろん観に行きました。トッテナム対マンチェスターユナイテッド、ブライトン対ボーンマスの試合を観戦。チケットの取り方はFOOTBALL@UKのスタッフが詳しく教えてくれたので、すんなり手配できました。ブライトンの試合は日本人サポーターが多くてびっくり。前も後ろも日本人で、一緒に応援して盛り上がりました。
また、FOOTBALL SAMURAI ACADEMYのこどもたちの練習にも何度か参加させてもらいました。元気いっぱいにサッカーを楽しむ子どもたちが、とてもかわいかったです。アカデミーのコーチたちはいつも優しく接してくれて、お兄ちゃんがたくさんいるように感じました。

ブライトンのホームスタジアムでプレミアリーグ観戦
とにかくチャレンジしてほしい!
ーこれからイギリスサッカー留学を考えている人へのメッセージをお願いします。
私自身は深く考えずに「とりあえずやってみよう!進んでみよう!」というタイプなので、イギリス留学に対してあまり不安はありませんでしたが、二の足を踏む人もいると思います。FOOTBALL@UKは、渡航前に気になっていたことに丁寧に相談に乗ってくれましたし、滞在中もわからないことがあれば常にサポートしてくれたので、不安なく過ごすことができました。だから、行きたいなと考えている人は、ぜひイギリスでのサッカー留学にチャレンジしてもらいたいです。私自身は、いつもと違う環境で過ごしたことで初めて気づくこと、得られるものがたくさんあったので、イギリスに行って本当によかったと感じています。
あとがき
真生さんのお話をお伺いして驚いたのは、「アメリカに比べ、イングランドにサッカー留学する選手が意外と少ない」ということでした。サッカー(こちらでは「フットボール」と呼びますが)の母国であり、なでしこジャパンの選手も多数活躍しているイングランドにもかかわらず、留学生が少ないのは、真生さんがおっしゃってくれたように「イングランドに特化して留学を斡旋している業者が少ないこと」もその理由の一つなのだと思います。
FOOTBALL@UKでは、男女問わず、短期長期問わず、イングランドでのサッカー留学をサポートしています。特に今後は、女子サッカー留学にもっと注力したいと考えていますので、「チャレンジしてみたい!」という方はぜひ一度、こちらのページをご覧ください。もしくは「無料相談」よりお気軽にお問合せください。現地にいる日本人スタッフが丁寧にご相談に応じます。