カテゴリー別アーカイブ: 3 サッカー&旅行

『カレン・ロバートが行く!英国スタジアム紀行〜5部 Sutton United FC編〜』

「日本国内にJ3の基準を満たすスタジアムをつくりたいんだよね」

現在イギリスの下部リーグでプレーを続けるボビさんこと、カレン・ロバートさんのそんな言葉から始まったこの企画!

J3基準を満たすサッカースタジアムづくりを目指し、英国内の5000〜10000人規模のスタジアムを取材します。

第1回目はこちら
『カレン・ロバートが行く!英国スタジアム紀行〜BARNET FC編〜』

具体的なテーマは、、、

  • スタジアムって試合のない日はどのように使われている?
  • クラブがスタジアムや施設を保有しているのであれば、どうやって収入を得て運営されているの?
  • スタジアムの中身みせてください!
  • クラブの特徴というか、こだわりを見つける           

第2回は英国ロンドン南部に位置しますSutton United FC。
チェアマン兼執行役員のデイブ・フェアブラザー氏にお話を伺いました!

サットン?どこかで聞いたことあるぞという方がいるかもしれません!

実は、2シーズン前のFA CUP 5回戦でアーセナルと対戦したんですね。ジャイアントキリングを数回成し遂げた上に、プレミアと対戦しイギリス国内外でも話題になりました。

5部以下のチームが勝ち残ると、プレミアリーグとの戦力面、資金面、施設面での圧倒的な差をどのように対抗するのか?という点が注目されます。ちなみに、テレビ放映権やチケット収入などが数億円入ってくる可能性もあるので、下部リーグにとっては非常に夢があるFA CUPです。

今回の登場人物

カレンロバート: 
現在英国下部リーグでプレー中 千葉県1部 ローヴァーズ木更津FC 代表
http://rovers.co.jp/             

中村モネ:記者
サウサンプトン大学でフットボール学専攻中
http://footballatuk.com/archives/2223

キヨ:撮影者(ワーホリ中)
プレミアリーグのサッカー観戦チケットのことならばお任せください。
https://ticket-on-demand.com/

サットンユナイテッドFCとは?
サットンユナイテッドFCは第1回目でご紹介したバーネットFCと同じ5部相当のNational League に所属しており、本拠地であるKnights Community Stadiumはおよそ5000人入場可能のスタジアムです。

今回は、スタジアム視察の前にウォータールー駅近くのオフィスにてチェアマン兼執行役員のデイブさんが質問に答えてくれました。

サットンのスタジアムのこだわりは、その時に支出できるお金の範囲でとにかく少しずつの改修をしていくことだと言います。

もともとは陸上競技場だった?
もともと陸上競技場も兼ねていたスタジアムなので、まずはピッチ周りのトラック部分のスペースを詰めて客席を近付けました。特にゴール裏はピッチとの距離が近く、臨場感があるそうです。

これからの改築プランとしては、障害者用設備が少ないので増やしたりこれまでの工事で掘り起こした土の埋立地を教育施設建設のスペースとして使ったり、近隣とのトラブルを招きがちなナイター設備の調整をおこなっていくそうです。


イギリス下部リーグらしいスタンドを新設

  試合のない日はどのように使われている?

試合のない日はピッチや施設の貸し出しをしたり、スタジアム内のミュージックバーの営業をしたりしているそうです。

サットンのピッチは3G(人工芝)で使用用途が豊富なので、トップやアカデミーチームの他にも女子チーム、障害者チーム、ウォーキングフットボールのチームを設けて皆同じピッチを使って練習しているそうです。

多い時は週5回、朝9時から夜21時まで使用するのだとか。時にはトップチームとアカデミーチームの練習時間がかぶって同じ時間に練習することもあるそうです。子供達のモチベーションは確実に上がりますね!

ピッチ施設使用の売り上げは、年間2500万円ほど。ミュージッククラブ、バーなどの売り上げは年間2000万円。スポンサーは一口80万円で、地元企業や教育関連のパートナーを増やしている。

施設の貸し出しは主に多目的室をディナーやパーティーに使ったり、会議室を一般向けに開放したり教室としてセミナーなどに貸し出ししたりしているそうです。

ミュージックバーはサットンファンの間で人気が高く、過去にはThe ZombiesやThe Animalsなどの有名バンドが演奏したこともあります。そして珍しい使い方が、サットンでは学生インターンを受け入れているそうです

ということは、これらがクラブとしての主な収入源なのでしょうか?
その他にもしっかりとやっておりました!
試合日以外の駐車場運営、提携している学校やスポーツビジネス専攻の学校運営(B-TEC)
教育にも力を入れています。

クラブはどのように収入を得ているの?
自ずと収入はピッチの利用料や施設貸し出しから賄われていきます。

もちろんアカデミーの運営も。
U9からあるアカデミーからの収入、FAからの出資、スポンサーや地元企業、学校などのパブリックパートナーからも協賛金を受けているそうです。

スポンサーには土曜の試合日にBoardroomで無料ランチを提供したりマッチデーオウログラムに名前を記載したり、各スタンドやエリアなど出資する設備を分けて設定して、それぞれに命名権を与えたりしているそうです。

その他にも、シーズンチケットからの収入が画期的だったと言います。

もともと£300に設定していた値段を£75に減額すると購入者が3倍になり、利益はそれまでよりも倍増したそうです。現在は£159に設定されていますが、子供は£10〜20と低価格(年間)の設定になっています。

クラブの特徴は?

サットンの特徴は、なんといっても3Gピッチ(人工芝)であること。League2に昇格することになったら天然芝ピッチに改修しなければなりませんが、今のところあまり心配している様子は見られませんでした。笑 まだ上がらなそうです。

そしてデイヴさん曰く、サットンとそのスタジアムは5部の割に知名度が高いそうです。それもそのはずです。冒頭でも述べましたが、サットンは2シーズン前にFAカップでアーセナルとホームで闘っています。

対戦にあたってSONY Records勤務のClub Secretaryの娘さんにマーケティングを手伝ってもらい、バンドとのコラボなどで宣伝活動に力を入れました。その甲斐あってか各国から問い合わせが殺到したそうです。

最後に筆者が個人的に感じたのは、教育熱心なクラブだということです。

空いた土地には教育施設を建てたり、インターン生を受け入れたり、アカデミーの生徒にトップチームを間近で見られる環境を作ってモチベーションを高めたりなど、若者を育てることに非常に力を入れています。

次はどこのスタジアムにお邪魔できるでしょうか?

また違った雰囲気を感じることができるのが楽しみです。


乞うご期待!

 


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3【イギリス短期留学】大学3年生イギリス1ヶ月短期選手留学:「もう一度、本気でサッカーをしてみたかった」PART1

4【イギリス短期留学】高校生が海外イギリスサッカー選手留学3週間で感じた差とは?

5【イギリス短期留学】日本の高校生がイギリス留学5週間で指導者資格を取得するまで

 

 

サッカー女子が行く観戦日記!

こんにちは。サウサンプトン・ソレント大学1年生のもねです。

ここ最近はプレミアリーグだけでなく、下のカテゴリーの試合も何試合か見に行きました。それぞれご紹介します!

Portsmouth vs Crawly Town
サウサンプトンからポーツマスまでは電車で1時間。ポーツマスFCのホームスタジアムであるFratton Parkへ。

ポーツマスFCといえば、かつて元日本代表の川口能活選手が所属していたので聞き覚えのある方もいるんじゃないでしょうか。

3部所属のチームですが、この試合のため販売された席は満員!立って見ているサポーターもいました。

サポーターの印象は、何と言っても迫力がある!というところ。
名物サポーター(?)のおじさんの掛け声に合わせて声を上げ、手拍子だけでなく足踏みをして音を出していました。地響きがすごかったです。笑

Farnborough vs Weymouth
サウサンプトンから電車で1時間40分ほど。
試合会場のRushmoor Community Stadiumへは、駅から徒歩40分ほどでちょっと疲れました。次はバスを調べて使おうと思います。笑

やっと到着すると、7部にしては立派なスタジアムが!!

この試合、ホームのファーンバラは大敗…。
サポーターのおじさんたちから「Go on Borough!!!(チームの愛称)」という怒号が飛んでいました。

対戦相手のウェイマスの方が、いいプレーが目立ったような気がします。
でもアマチュアリーグということもあり、仕事を掛け持ちしているであろう
選手たちが頑張っていました。

今や有名なレスターのヴァーディー選手も、
かつては8部でプレーしていたというので、夢がありますね!

Southampton vs New Castle
この試合は結果だけ見れば引き分けでしたが、一喜一憂するような点の取り合いがありました。

ニューカッスルが先制されて折り返したものの、後半始まってすぐに点を返してサウサンプトンサポーターは大盛り上がり。しかし興奮冷めやらぬうちにまた逆転されてしまいました。その後、PKを獲得しガッビアディーニがこの日2点目を取りました。

勝ち点は分け合ったものの、サウサンプトンサポーターにとっては苦い結果に
なったのではないかと思います。

ここ2試合はカテゴリーが下の試合を観ていて、そこでも盛り上がってるな〜とは感じましたが、やはりプレミアはすごい!
規模が違う感じ!!笑

Eastleigh vs Gateshed
イーストリーへは、サウサンプトンから出ているバスで45分くらい!
電車だと1駅の、けっこうアクセスのいいスタジアムです。

こちらはイギリス5部リーグの試合。
7部のチーム同様、立派なスタジアムでした。席を増やす工事もしていて、さらにお客さんが増えそうです!

そしてここに来ているファンのみなさんの印象は、「とても雰囲気がいい。」笑
いや、他のスタジアムはそれはそれでファンの応援などでいい雰囲気はあるのですが、今回のファンの方々は温厚というか、ちょっとのミスでは罵声を浴びせない。(これは良いのか悪いのか。笑)

Jリーグ好きの私に言わせれば、どことなくJ2やJ3の雰囲気に似ていて落ち着きました。

さらにはお天気も不安定で、最後にぱぁっと晴れた時に虹が出ちゃったりなんかして、穏やかな気持ちで試合をみていました。

試合内容もイーストリーの土壇場での逆転劇があってすごく盛り上がりました。
また来たいな!と思えるところでした。

Arsenal vs Norwich
アーセナルの試合は、去年からずっと見たくて、今回は念願の観戦でした。
でもそのアーセナルの試合を見たいという理由が、

エジルさんのプレーが生で見たい!!

何を隠そう私の1番好きなプレミアリーグの選手がエジルさん!!しかし今回エジルさんは出場なさらなかったので、泣またリベンジしたいと思います。

とにかくエミレーツスタジアムは、やっぱり大きかったです。

プレミアの試合はサウサンプトンのホームでしか見たことがなかったのでSt Mary’sスタジアムでも十分大きいなと思っていたのですが、
今回座った席で思ったのは、セントメリーズの1番上の席よりも遠い!!
ということでした。

グッズショップも桁違い。流行りにも乗ってました。笑

この試合も、最後の最後にアーセナルが勝ち越して終わりました。
次はエジルさんの出る試合を見に行くのが目標です!!

こんな感じで、10月は5試合、色々なリーグの試合を見ることができましたプレミアリーグの大きなスタジアムで迫力満点の試合を観るのも楽しいですが、下位リーグの試合もチーム、スタジアム、サポーターにそれぞれ違った特徴があって面白いです!

まだ行ったことのないチームの試合にも行きたくなります。

Monet

【イギリス女子大学生留学コラム】ベルギーへ代表戦を観に行ってきました!

こんにちは。
サウサンプトン大学でサッカー学を学んでいる、もねです。

昨年11月14日、ベルギーのブルージュでサッカーベルギー代表対日本代表の親善試合が行われました!

今回はサウサンプトンからベルギーまでの移動と、代表戦の感想をレポートしたいと思います!

まず、家のあるサウサンプトンからロンドンまで高速バスで移動し、地下鉄でロンドンにあるユーロスターの駅へ向かいました。

そう、今回は飛行機ではなく高速電車での移動です!

London St. Pancras International駅はたくさんお店があったり、
時期的に大きなクリスマスツリーが立っていたりと賑やかな雰囲気でした!

London St. Pancras

イギリスからヨーロッパへ

さて、いよいよチェックイン!

ユーロスターは出発の駅で出国と入国の審査をどちらも行うということが驚きでした。

空港と同じような荷物検査をして出国ゲートを通ったら、すぐに入国ゲートがあります。

飛行機と同じようにスタンプを押してもらいましたが、
電車での移動なのでスタンプにも汽車のマークが入っていてかわいいです。

汽車のマーク!!

車内は至って普通。
クラスを上げればロマンスカー的な雰囲気が味わえるのかも(?)

そこから2時間!
ドーバー海峡を越えるときを楽しみにしていましたが、トンネルが多くてどれが本番なのかわからず気づいたらもう大陸を渡っていました。笑

ベルギーのブリュッセル南駅(Bruxelles-Midi)に到着して、(入国はロンドンで済んでいるので)そのまま電車を乗り換えてブルージュへ向かいます。

電車で1時間ほど移動してブルージュ(Brugge)に到着し、バスでホテル付近まで行きました。

荷物を置いてすぐスタジアムへ出発!!

スタジアム行きのバスの中から日本サポーターとベルギーサポーターのチャント合戦があって賑やかでした。

バス揺れていました。天井とか窓とか叩かないで!!笑

ネットがあって少々見えづらかったです…。

Jan Breydel Stadiumの席から見えたピッチです!
ここの席だけネットが張られていて少し見えづらかったのが残念です。

そして、試合開始!

日本代表、チャンスはあってゴールに近いところまでいけるときもあったのですが、なかなか決め切れません。

そうこうしているうちに後半、プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドでプレーするルカクにゴールを許します。

日本は次々に攻撃的な選手を交代で送り込みましたが、そのまま試合は終了。

0−1で敗戦。悔しい結果になってしまいました…。泣

でも久しぶりに見た日本代表戦。
しかも日本国外で見たのは初めてだったので新鮮でした。楽しかったです!

帰り道に苦労。。。
試合が始まったのは20時45分。当然ながら終了は22時半ごろ。

公共交通機関の運行時間が終了していました…。

グーグルマップを頼りにホテルまで45分くらいかけて歩いて戻りました。笑

観戦中は寒かったのでコートとマフラー、その下にユ○クロの薄いダウンを着ていたのが仇となり、ホテルに着いた頃には汗だく。

しかもホテルまで5分という所で携帯の充電が切れて迷子になりながら歩いたので冷や汗もかいてました。笑

でも本当に、「北のベネチア」の異名を持つブルージュの街!!
ベネチアのように同じような街並みが続くので本当に迷いました。笑

同じような街並み

綺麗なところもありましたヨ。励みになりました。笑

きれいなライトアップ!

次の日はブルージュとブリュッセルを観光して、来た道を戻ってサウサンプトンに帰りました。

早くから予定を立てていたのでバス、ユーロスター、ホテル代込みで£125ほど。

日本円にすると2万円しないくらいで旅費を抑えられました。
感激!

弾丸の旅で帰った後はすぐバタンしてしまいましたが、意外に短時間で色々見ることができたので良かったです!
サッカーは負けて悔しかったですがまた近くでやるときには見に行きたいと思いますし、またユーロスターの旅もしたいと思います。

もね

 

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5【イギリス短期留学】日本の高校生がイギリス留学5週間で指導者資格を取得するまで

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【イギリス女子大学生留学コラム】彼女と観るプレミアリーグのススメ

「オフサイドってなに?」
「どっちのチームがどっちの色なの?」

サッカー観戦が趣味である男性の悩みの一つに、
「女性の理解度の低さ」は入ってくるでしょう。

「サッカーごときでそんなに熱くなってバカみたい」
「そこまで理解してるわけじゃないんでしょ?通ぶるのやめたら?」
「点がたくさん入らなくてつまらない」
「ただただやかましい」

これらが世の女性たちの辛辣な意見の数々である。
そんな彼女や奥様をサッカーを好きになってもらうためには?

こんにちは。サウサンプトンソレント大学でサッカー学を学んでいる、もねです。

今回は、どうしたら彼女とサッカー観戦を楽しめるかをわたしの視点から書いてみようと思います。

とにかく日本代表戦に連れて行きましょう!

女性は(もちろん個人差はありますが)彼氏とせっかくの時間を過ごすならば、あくまでも自分が主人公として楽しめることをしてみたい、サッカーを観に行く時間があるのなら自分と過ごして欲しいと感じる自分勝手な生き物です。

そんな彼女に対して、
いきなり「来月、一緒にプレミアリーグの試合を観に行かないか」と話を切り出すのは至難の技。

むしろそんな彼女はプレミアリーグに連れていく価値などないのではないか。と思っていますよね?

しかしここで敢えて、
そんな自分勝手な彼女と観るプレミアリーグをオススメします。

まず大切なのは、無理に好きにさせようとしないこと。
「とにかく興味を持たせること」が重要。

日本の女性が一番興味を持ちやすいサッカーとは何かを考えると、海外リーグでもなく、Jリーグでもなく、日本代表戦です。

本田圭佑選手や香川真司選手などの、テレビで紹介される機会も多い「有名な選手」を見たい、世の中の盛り上がりに便乗したいという気持ちが女性たちを駆り立てます。

そう、簡単に言うと女性とは「ミーハー」です。笑
(流行に敏感なのです)

彼女の興味を焚きつけるには、その特性を利用するべき!

日本代表を一緒に見る

今日のキャプテンだれ?吉田麻也。

吉田麻也ってどこで普段プレーしてるの?

イギリスのサウサンプトンってなに?

次のプレミアリーグをみてみる

なんかサウサンプトンの相手選手かっこいい

この流れでいいんです。笑

プレミア屈指の有名選手(完全に私の独断で)、何と言ってもイケメン選手を集めて紹介してみよう。

ジャカ(アーセナル)
ダビド・シルバ(マンチェスターシティ)

様々な国から集まった選手たちのいるプレミアリーグだからこそ、必ず彼女好みの選手が見つかるはず。

名前と顔を知っていて、かつ顔が自分好みの選手がいるだけで、女性というのは俄然興味を持ってしまうもの。

「海外組」の日本代表選手でありながらも、普段海外のリーグで活躍していることは知らないという人が意外にも多いのだ。

代表戦を一緒にみて、「プレミアリーグには岡崎慎司選手と吉田麻也選手という日本人選手がいる」という情報を教えてみよう。

岡崎慎司選手(レスターシティ)
吉田麻也選手(サウサンプトン)

イケメン選手と、見たことのある日本人選手のコンボを持ってすれば、もう彼女の興味は勝ち取ったも同然である。

旅行という力も借りてみる

プレミアリーグを観に行くということは、言い換えればイギリスに旅行するということである。

海外旅行へ憧れがある彼女ならば、なおさら。

もしかすると一番彼女の心を掴むかもしれない。

しかし、何事も入りが重要である。

これを切り口としてじわじわ攻めていくことが重要。

試合日をメインに旅行日程を組み、応援グッズや愛らしいユニフォームベアを買い与え、観光を楽しみながらも試合を意識させていくとはまります。

ユニフォームベア

さらに本場のスタジアムや応援の雰囲気も加わわれば、彼女の興奮も最高潮なはず。

注目していた選手が点を決めたり、その選手のいるチームが勝とって喜べば、もうこちらの物!

いつの間にか自分よりも通な発言をしたり、さらには次節の試合の注目選手なんかも紹介してくるかもしれない。

しかしここで下手に回ってはいけない。あんなに冷ややかだった彼女の心を自分が熱くしたのだ。

そこは自信を持っても良いです。今まで彼女には理解できまいと諦めていたプレミアリーグも、興味を爆発させた彼女と一緒ならば、その楽しさが格段に増すはずです!!

もね

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【スタジアム特集】小さなスタジアムが示す大きな存在感、地域密着スポーツの最先端とは

未来を見据えたイギリスのスタジアム

ガンバ大阪が昨年サッカー専用スタジアムを完成させ、日本サッカー界にも専用スタジアムの誕生を望む声が全国各地から聞こえてきている。

Jリーグを制覇した広島など、サッカー専用スタジアム建設への機運は高まっているが、実現には幾つも壁を乗り越えなければならないだろう。

サッカーの母国イギリスには、フットボール専用の国立競技場ウェンブリースタジアムをはじめ、世界的に有名なサッカー専用スタジアムが数多く存在している。そして、名もなき地方の小さなクラブにおいても、自前かつ独創的なスタジアムを所有していることが、イングランドのフットボール文化の懐の深さの証でもあろう。

今回の記事では、イングランドのノンリーグ(セミプロ)でGKとしてプレー経験がある玉井リョウ氏(日本帰国後、現在は広島県の廿日市FCでプレー中)が、イングランドのとある地方クラブの最先端スタジアムを訪れたときのレポートを紹介したい。

リョウさんがワーホリの期間である二年間で実際に体験したフットボールの下部リーグをまとめた記事は下記のリンクから。(全3回)

第1回はこちら(ガムシャラに挑んだチーム探し)
第2回はこちら(イギリスと日本サッカーの違い)
第3回はこちら(どれくらいの英語力?) 

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カンファレンスナショナルという5部のリーグに所属しているクラブになぜわざわざ足を運んだか?

こんにちは。
ぼくは2年間のワーキングホリデーでイギリス滞在を終えたあと、現在広島県にある廿日市FCというクラブでプレーを続けています。

イギリスから日本に戻ってきて一番痛感していることは、クラブが街に根付いていく上で自前のスタジアム(グラウンド)を持つということが、クラブを支える上で非常に大きなアドバンテージとなるということです。

しかしながら、現状は日本の町クラブが自前のグラウンドを持つということは非常に難しいことで、実際Jクラブを見てみるとスタジアムを所有しているのはガンバ大阪、ジュビロ磐田と柏レイソルなど数クラブのみです。

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小さなクラブの小さなスタジアムにおける発見

一方でイングランドでは、トップのプレミアリーグから5部のようなノンリーグ(セミプロ)、さらにはそれより下部のクラブが自前のスタジアムを持つということは当たり前であり、古くから根付くフットボール文化によって生まれる日本との差を一番感じる部分でもあります。

そこに住む地域の人々が、自分たちのクラブをより身近に感じてもらうためにはどのようなスタジアムが実際に存在するのだろうか?そして、そこからヒントを得られればと、短いロンドンでの里帰りでダートフォードFCのスタジアムに足を運ぶことにしました。

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スタジアム名 :Princes Park
クラブ名           :Dartford FC(Kent)
所属リーグ      :Conference National Premier (5部)

規模は4000人だが、先を走るスタジアム

ロンドン郊外に位置するダートフォードFCのスタジアムの収容人数はわずか4,000人ですが、『Sutainability』(サステイナビリティー)という意味で国内外からたいへん注目されているスタジアムのひとつです。

サステイナビリティーとは、『持続可能性』という意味で、環境・経済・社会等の観点からその物事を持続可能にしていく取り組みのことを言います。ロンドン五輪の開催時にもメディアに大きく取り上げられたテーマのひとつです。

ワールドカップやオリンピックのために大きなスタジアムを建設するが、大会終了後にはその多すぎる収容人数や交通アクセスの不便さ等で全く使われることが無くなり、むしろ大きな施設を維持していくだけでコストが掛かってしまうという負の遺産になるケースは、北京五輪、シドニー五輪会場でもみられています。

Soccer - Isthmian League Division One North - Dartford FC - Princes Park

環境に特化した独自のスタジアムを作り上げる

見栄をはるのではなく身の丈にあったもの、「持続可能」を目指し建設されたスタジアムがこのPrinces Park Stadium。

スタジアムを覆う屋根に降る雨水はスタジアム内の水道水に利用され、一部分にはソーラーパネルが設置されており、ロッカールームの暖房やピッチ下に埋め込まれたヒーター、そしてナイター照明の電力にも充てられています。

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見学しに行った時期は、屋根の工事をしていて、話を聞くと屋根の上全体に草木を植えようとしているとのこと。

屋根の上に生い茂る草木は防音と断熱の役割を果たし、自然豊かな周囲の景観を損なわないように配慮されています。

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またスタジアム周囲を囲む壁の大部分は木材でできており、温かみある外観となっています。

ピッチ部分は周囲の土地より掘り下げられていて、その分夜間照明のライトの高さも低くなり周辺住宅に対する光害を軽減させています。客席と比べると異様に背の高い外壁も光害対策で、ロンドンの冬の冷たく吹く風からも観客を守っています。

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木とレンガ、石でできた外観

Soccer - Isthmian League Division One North - Dartford FC - Princes Park

Soccer - Isthmian League Division One North - Dartford FC - Princes Park

スタジアム外

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下の写真は、いろいろと説明をしてくれたおじさん。

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アポも何も取らずスタジアムに足を運び、エントランスに行くと受付のおばちゃんたちは、日本人2人組を少々警戒。

おばちゃんたちに「このスタジアムを見るためにはるばる日本から来た!」と熱意を伝えると、渋っているおばちゃんたちを見ていたおじさんが「見せてやるよ」と中に案内してくれました。

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ロッカールームとプレスルームは鍵がかかっていて入れませんでしたが、それ以外のスタジアム全体を案内してくれました。

ただこのおっさん、色々な話を聞いても全部答えてくれるので、誰ですかと尋ねるとなんと『Chairman(会長)』!

Soccer - Isthmian League Division One North - Dartford FC - Princes Park

非常に気さくで、オープンに何でも話してくれる会長に連れられスタジアムに併設されているバーに行き、ビールを飲みながらゆっくり話をすることができました。

何かクラブのグッズを買いたいと聞いたら、今はないからこれ持って行けとマッチプログラムをくれました!

通常は£2.5(約¥450)で販売されてます。

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その後もバーでビールを飲んでると……いきなりユニフォームを放り投げてきて、青と黄色のユニフォームをぼくたちにプレゼントしてくれました!

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クラブハウスにあるグッズを探してくれたバーのおばちゃんや、いきなりの訪問に笑顔でスタジアムを案内してくれた会長など、日本人がクラブに興味を持ってスタジアムに来てくれたことを、門前払いするのではなくて、素直に喜んで対応してくれたことに非常に感動しました。

会長、ありがとうござました!

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その勢いで入団会見を!(無理でした。)

地域リーグのクラブが自前のスタジアムを作ること

日本で言えば、地域リーグや都道府県リーグ所属クラブがこのようなスタジアムを所有し、運営していることになります。日本のサッカー界でも文化の裾野を広げる意味でも、欠かすことができない小さなスタジアム運営です。

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ちなみに、スタジアムの建設費は約7百万ポンド、日本円でおよそ13億円。自然保護や環境に関わる様々な団体からの支援を受けているスタジアムですが、やはり地方自治体からの融資も少なくはなかったようです。

試合の日はチケットホルダーに対して格安のシャトルバスを約10キロ離れた隣町のGravesend(グレーブセンド)駅から運行されたり、スタジアム前の公道にあるバス停が整備されたりと、スタジアムができるにあたってその周辺や街をひっくるめて環境を変えていくためにはやっぱり自治体の支援は不可欠かもしれません。

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日本でもスポーツやサッカーがもたらす素晴らしさの多様性がでてきて、小さなスタジアムの魅力がもっともっと浸透していけば、サッカー文化の発展に繋がると信じています。

Soccer - Isthmian League Division One North - Dartford FC - Princes Park

一度足を運んだら一目ぼれ間違いないです。

スタンドとピッチのレベルが同じで、選手と同じ目線で観戦でき、手を伸ばせば選手に触れられそうな距離です。ヤジもため息も心のこもった声援も全て選手に届きます。

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現在Dartford FCに所属している選手の中でプロ契約はたったの3名。それ以外の選手は日中に働き夜にトレーニングや試合をこなしています。

そのような選手でも4000人で埋め尽くされたこのスタジアムの最前列の柵の向こう側、ピッチに立てば街の人々にとってイングランド代表よりも価値のある選手へと変貌します。このPrinces Park Stadiumはそれだけの力を持っていると僕は思います。

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今度行くときはMatch Dayにしようかな!玉井リョウ

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編集後記

リョウさんがロンドンに戻ってくると聞いて久しぶりに会いました。日本でプレーしている広島のクラブのことなど話す中でスタジアムに興味があるということなので、ダートフォードを勧めると、次の日には友人と向かっていました。

そして、会長にスタジアムを案内してもらうというVIP待遇。運と言ってしまえば運がいい話のようですが、自分の脚を使って、「あなたのクラブを見る為にここまで来た」という情熱は、ときによっては、相手の心を動かすときがあるかもしれません。事前にアポとった方がいいですが、こういう旅も時々ありではないでしょうか。

海外で学んだことを日本サッカーに還元することは、そんな簡単な話ではないですが、彼のように自主的に動きづつけ、壁を登り続ける人が増えることが日本サッカーの発展に必ず繋がると信じています!

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