カテゴリー別アーカイブ: 未分類

実際にコーチングで使われているサッカー英語とは!?

今回は、3ヵ月のコーチ留学に来たミキ君が、
「サッカーの指導現場で使われるイギリス英語」
について、自分の経験をもとにまとめてくれました。

彼は、Football Samurai AcademyにてSimonさんのアシスタントを務めていました。
Simonさんのコーチングについては
18歳のイギリス長期コーチ留学-プロコーチから学んだこと-
でご覧いただけます。

===================================================

3ヵ月のコーチング留学でロンドンに来たミキです!

私は、3ヵ月の留学中に、Football Samurai Academyという日系クラブチームにて、ユース年代のアシスタントコーチを担当しました。その中でも、主に、U-14のカテゴリーを中心に練習や試合に帯同しました。

U-14のプレイヤーは、おおよそ日本語話者が4割、バイリンガルが4割、英語話者が2割といった割合でした。そして、U-14を指導するのはSimonさんという一見、気難しそうな中年のおじさんです。彼は当然英語話者ですので、トレーニングの説明や指示はすべて英語で行われます。日本語話者には、バイリンガルのプレイヤーが簡潔に通訳して、Simonさんの指導は行われていきます。

Simonさんは、マンチェスター・ユナイテッドアカデミー出身で、あのベッカムと共にプレーしていたそうです。身長もそれほど高くなく、スリムとは言えないボディであったので、最初は彼に疑問の目を向けていました。しかし、その疑問もすぐに杞憂に終わります。彼の指導中に見せるボールタッチは只者ではない巧みさ。ちょっとしたパスやリフティングも技術の高さを感じました。

さて、本題に戻りましょう。ご存知の通り彼はマンチェスター出身ということもあり、私のようにずっと日本で英語を学んできた日本人にとって、発言が聞き取りにくいことが多々ありました。しかし、私はリスニングの訓練だと自らに言い聞かせ、可能な限りメモをするように努め、この記事を書くに至っています。
それでは、とある日のトレーニングを時系列順に見ていきましょう!

《ウォーミングアップ編》
まずはウォーミングアップです。彼の”Jog!”の声がかかるとプレイヤーは半径10mほどの円を作り、ジョグをはじめます。
次に”Heels”の合図で左右の足のかかとを交互に触りながらジョグをします。10秒ほどで普通のジョグに戻りますが、”Knees”の合図で今度はもも上げをしながらジョグが始まります。さらに同じ要領でサイドステップも行われます。
そして最後に“Change”の合図で5mほどダッシュが行われ、その際、円は関係なくなります。余談ですが、最初の数回の練習では、この”Change”が、私にとっては“Cheense”というように聞こえ、バイリンガルのプレイヤーに「Simon何て言ってるの?」と尋ねざるを得ないほど、リスニング力はありませんでした。

《トレーニング編》
次に、彼から”In you come!”=「みんな集まれ!」の声の後、25m×30mほどの長方形の中で4vs3+3フリーマンのトレーニングの説明が行われました。イングランドでは「フリーマン」という呼び名ではなく、“Magic man”という呼ばれ方が一般的です。ホワイトボードを用いながら、さらっと説明した後、プレイヤーにこう確認します。”Does it make sense?”この表現は彼の常套句です。単純に「わかったか?」という確認のための文となっています。

(動画はこの日の練習ではありませんが、このようにトレーニングのポイントを説明します。)

トレーニングの最初の数分で、プレイヤーがルールを理解できていないと判断した場合にはSimonさんから正しいルールでプレーするよう再度説明があります。

その後、指示はより具体的なものとなっていきます。”Win it”=「ボールを奪え(itはボールを表すことが多い)」、さらに”Shift it”=「切り替えろ」と守備から攻撃の局面における指示が続きます。さらに、ボールを奪われたプレイヤーに対しては、”Stop giving your ball away!”=「ボールを奪われるな!」と声掛けします。

また、ボールを受けたものの、慌ててしまいトラップミスやパスミスをしてしまったプレイヤーには”Don’t be panic!”=「パニックになるな」との指摘。当たり前のことかもしれませんが、それをしっかり指摘し続けることは、優れた指導者の条件の一つと思われます。

15分ほどで一度全員を集め、ルールの変更が行われました。5本パスをつないだら、ゴールにシュートすることができ、入れば3点といった、選手たちに瞬時の判断を求めるようにします。さらに、このトレーニングをうまく進めるために何が重要かについて、次のような表現で彼は表現していました。”Less is important.”これは直訳すると、「少ないことが重要である」ですが、おそらくタッチ数を減らしてプレーすることがチームとして効果的に機能するということを伝えるために発したものでしょう。ルール変更後、さらに質の高いトレーニングが繰り広げられました。

《ゲーム編》
そして、彼の練習の最後は必ずゲーム(試合)が行われます。私が驚いたのはこのゲームにおいて彼の指示は8割ほどがプレイヤーを褒めるものであったということです。当然、2割ほどは先ほどのような改善を要求するコーチングなのですが、”Good idea!””Great save!””Nice try!”といったポジティブな言葉が多くを占めます。彼は、ゲームではプレイヤーがゲームを楽しむことに重きを置いているのだと私は読み取りました。

《試合編》
それでは、試合ではどうなのでしょうか。オフシーズンの間に、6vs6(シックスビーシックス)というキーパーを含めた6人制のミニトーナメント大会に参加しました。ピッチのサイズはフットサルコートより少し大きいくらいで、試合時間は1試合10分でした。予選リーグと決勝トーナメントを戦い、その日のうちに優勝チームが決まります。このようなミニトーナメント大会が、イングランドではオフシーズンに多く開催されています。

さて、実際の試合では、「攻撃→守備」や「守備」の局面において、”Pick up”, ”Get No.10”など相手のマークを付かせる指示が多かったです。また、攻撃の際には、狭いピッチであることを意識して”Play quickly”, “Win it”, “Shifted”などと、シンプルな英語でプレイヤーの集中を途切れさせません。相手GKにプレスをかけにいったフォワードのプレイヤーに対しては、”Let him have it”=「彼にはボールを持たせろ」といった指示もとびます。またプレイヤーが攻撃時にサイドに行ってしまったときには”I need you to stay central.”=「真ん中にいてくれ」というコーチングがありました。

試合と試合の合間には、”overload”=「数的優位」をつくって攻撃することや”transfer ball quickly”=「ボールを素早く送るように」とプレイヤーに伝えていました。さらに、停滞気味の攻撃に対して、”As the ball is travelling, we need to move up”とプレイヤーに動き出しを求めます。

残念ながら、この日はチームの調子も悪く、予選リーグでの敗退となりました。解散前にチーム全員を集め、Simonさんはプレイヤーに質問します。
”What do you think of today’s game?”
それに対し、「パニックになってしまった」と選手が答えると、彼はうなずきながら次のように総括しました。
”In small area, we need to pass and move. Our principle is to win it and shifted. This is massively important. And I wanna play quickly in throw-in and set-play.”
「小さなスペースでは、パス&ムーブが必要だ。私たちのプレー原則はボールを奪い、切り替えること。それらはとても需要だ。そして、スローインやセットプレーの局面ではよりはやくプレーしたい。」

私は試合を見ていてなんとなく同じように感じてはいたものの、ここまで明確に言語化することができるSimonさんの経験と指導力に感銘を受けました。
また、競り合いの局面で負けることが多かったため、
”Do not polite in football. Have to compete.”
「フットボールでは謙虚になるな、競え」
とも言っていました。私たち日本人の弱点ともいえるところをはっきりと突いてきます。

日本に帰国する前の最後の練習で、思い切ってSimonさんに「あなたにとってベストチームはどこなのか」と質問をしました。てっきり、マンチェスター・ユナイテッド出身なので、「サー・アレックス・ファーガソン時代のマンチェスターU」という答えを期待していたのですが、なんと答えは”Manchester City”の方でした。

彼は、昔は異なるスタイルを好んでいたものの、8年程前に考えを変えたそうです。彼ほどの経歴を持っていても、学ぶことを続け、進化するフットボールに適応していく姿は指導者の鏡だと思いました。また、彼は”Football is simple”と何度も繰り返し、

「メッシはたいていシンプルな正しい判断をしている、いつもではないけど。それで常に勝ち続けている。」

というようなことを語ってくれました。(英文ではすべて聞きとれなかったです、、、)
イングランド人の指導者であっても、バルセロナやグアルディオラのフットボールを志向する姿に、日本の指導者はどう対抗していくべきなのかとふと思ってしまいました。

最後に、Simonさんによると、マンチェスターUアカデミー時代のベッカムはサブであったこと、そしてスコールズが最も優れたプレイヤーであったことを教えてくれました。

近年のイングランドのレジェンドとともにプレーしていたからこそ、見える世界もきっとあるのだろうと思います。そして同時に、彼の指導を受けることができるFootball Samurai AcademyのU-14選手のこれからの成長にも期待が高まります。

ご拝読ありがとうございました!

~サッカー英語表現まとめ~
”In you come!” 「みんな集まれ!」
“Magic man” 「フリーマン」
”Does it make sense?” 「分かったか?」
”Win it”「ボールを奪え」
”Shift it”「切り替えろ」
”Stop giving your ball away!”「ボールを奪われるな!」
”Don’t be panic!”「パニックになるな」
”Less is important.”「シンプルにプレーすることが重要だ」
”Good idea!”, ”Great save!”, ”Nice try!  誉め言葉
”Pick up”, ”Get No.10” 「マークしろ」
”Let him have it”「彼にはボールを持たせろ」
”I need you to stay central.”「真ん中にいてくれ」
”overload”「数的優位」
”transfer ball quickly”「ボールを素早く送るように」
”As the ball is travelling, we need to move up”
「ボールの移動中に動け」
”Do not polite in football. Have to compete.”
「フットボールでは謙虚になるな、競え」

18歳のイギリス長期コーチ留学~プロコーチから学んだこと~

今回は、高校卒業後、18歳でイギリスにコーチ留学に来たコウキ君が、現地のクラブチームでの指導を通して学んだことを記事にしてもらいました。

===========================================================================================

はじめまして、私は、2019年4月からコーチ留学でイギリスに来ているコウキです。

私がコーチをするFootball Samurai Academyは現在U6からU16までのカテゴリーがあります。
私は、U8の監督としてリーグを戦いながら、U14のアシスタントコーチを監督であるSimon(サイモン)さんのもと担当しています。
今回は、そのSimonさんのアシスタントを通して、私が感じたことについてまとめてみました。

Simonさんは、選手としてはマンチェスターユナイテッドアカデミーに所属し、あのベッカム選手と一緒にプレーをしていた経歴を持ちます。
また、指導者としてはUEFA Bライセンスを保有し(UEFA A取得中)、これまでアーセナル等のプロクラブで育成年代の指導経験があります。現在もアーセナルで指導を続けています。

私が一番初めにSimonさんから教えてもらったのは、「コーチング時の立ち位置」です。
日差しの強い日の練習でいつも通りにコーチングをし終わった時に、
「太陽が自分の背後にあるとコーチング中に選手たちがまぶしくて集中できないよ」
といったことを教えてもらいました。自分にとってこの指摘は新鮮で、細かいことではあるけれど非常に大事なことだなと感じました。

Simonさんのトレーニングは常に合理的です。
選手にとって分かりやすく明確なトレーニングテーマを設定し、それに適したセットアップをします。
例えば、シーズンの序盤に、とある試合でU14は大敗してしまいました。試合後にSimonさんは「全体的に強度が低かった。ボールに対してプレッシャーに行っている選手が4人しかいなかった。」と課題を挙げていました。そして、その次の練習ではプレッシャーとネガティブトランジションをテーマにしたトレーニングでした。

ネガティブトランジションのトレーニング(7vs5)

[ルール]
小さいボックスで3vs1からスタート。青がボールを奪った瞬間から外側にいる4人の青の選手が加わり、広いコートで5vs3のポゼッション。
更に、赤がボールを奪い返したら大外の4人の赤の選手が加わり、さらに広いコートで7vs5のポゼッション。
7vs5でボールが外に出たりパスが5本つながったら終了。3vs1からやり直す。

[キーファクター]
・奪われた瞬間の切り替え(近い選手がボールを即座に奪いに行く)
・ボールホルダーとディフェンダー距離
・カバーリング、バランスをとる選手の距離感

[オプション]
・ゴールをセットし、7vs5でパスを5本回したらシュートにする

私の感じるSimonさんから学んだ大事なことが3つあります。

1つ目は、選手たちへの問いかけの多さと質です。
答えを知っている人からすれば質問することなんて時間の無駄のように感じますが、育成年代の選手たちが「自分たちで答えを考え、そこにたどり着くこと」が本当の意味で理解するということで最も大事なのです。そのためにも選手たちを導くような「質問力」が選手を育てるのだなと思います。

2つ目が知識に裏付けられた細部にわたるコーチングです。
例えば、具体的な分かりやすい基準を選手たちに与えます。「プレッシャーをかけても追い込めていない状況が6秒続いたら、自分のポジションに戻ってディフェンスの形を整える」などです。もちろんこれには正しい知識と選手たちにどんなサッカーをしてほしいかというビジョンが必要だと思います。
さらに言うと、FAコーチングライセンスレベル2の講習会では「目の見えない人や耳の聞こえない人がいたとしても全員に自分の伝えたいことが理解できるようにコーチングできるようにしなさい」と教えられました。自分も意識してはいますが、いまだに雑になってしまうことが多々あります。


トレーニングのプラン

3つ目は人間性です。
どれだけ正しいことや素晴らしいことを言っても、信頼されていなかったり、発言が曖昧なコーチに対して子供たちは聞く耳を持つでしょうか。
選手たちに媚を売る必要は全くありませんが、選手から好かれるということは非常に大事なことだとSimonさんのアシスタントを半年間務めて感じました。

今はインターネットやSNSを使って、日本国内や海外のトップレベルのトレーニングメニューを知識として得ることのできる時代です。しかし、高い能力と豊かな経験を持った指導者と同じ現場に立って学ぶ機会は日本ではなかなか無いと思います。
ですが、FAコーチングライセンス講習会のチューター(先生)とさらにSimonさんのような複数の素晴らしい指導者から学ぶことがここではできます。なんといってもSimonさんに直接質問ができるというのは非常に大きなチャンスになります。
ネイティブばかりのFAコーチングライセンス講習会で質問をするのは勇気が必要ですが、Simonさんは私が聞いたことに対して丁寧に答えてくれます。(見た目はちょっと怖いですが、何でも親身になって答えてくれる優しい人です)

このように、私がSimonさんのトレーニングや試合でのコーチングや振舞いを見て感じ、学んだことを簡単にまとめて書かせていただきました。コーチ経験の全くなかった私ですが、Simonさんからコーチングについて学んだことを、自分のトレーニングにも生かしながら成長していきたいと思います。

指導者留学を考え中の皆さん日本では得ることのできない機会と経験を得てみませんか?

===========================================================================================

本サイトFootball@UKは、イギリスサッカー留学専門(選手、コーチ資格、語学留学、大学進学)の現地サポートをロンドンより10年以上に渡って行っています。

イギリス海外留学に関するお問い合わせなどは、下記リンクよりお問い合わせくださいませ!

player_13

coach_13

otoiawase_13

英国フットボール x アカデミック 合同研修2018 報告

2018年3月日本の高校生を対象に英国フットボール x アカデミック 合同研修2018を開催いたしました。

海外にきてサッカーの合宿だけではなく、修学旅行のような思い出で終わるような形ではなく、これからの人生に影響するような圧倒的な体験をテーマに企画実施。日本から滝高校、高松高校、玉野光南の生徒様に参加していただきました。

研修の狙いは3つ

1フットボールの母国イングランドにて、成熟したスポーツ文化を体験する (サッカー経験)
2多様性に富むロンドンにて世界にチャレンジする視野を広げる(学問、アカデミックの認識)
3ロンドンで活躍する日本人の活躍を実際に肌で感じ取る(将来のきっかけ作り)


参加高校 :
滝学園   (愛知県)高松高校(香川県)玉野光南(岡山県)
参加予定人数:14

5つのポイントを焦点に掲げました

■生徒たちの一番の関心である成熟したフットボール文化を通じた経験
■英語の壁はそれほど高くないという経験。
■サッカーとアカデミック(ロンドン大学)を混ぜ合わすというユニークな企画
■海外で活躍する日本人の話を聞くことによって日本では得ることができない刺激
■地元クラブとの交流。実践あるのみ!

実際の研修内容とは?

1 FOOTBALLに関して

地元クラブレザーヘッド(7部のユースチーム)との交流試合。激しいあたりにも途中から慣れてきて、3本目のゲームあたりからいいプレーがでるようになっていました。イングランドらしい小さいけれど地域に根付くスタジアムでプレー。

イングランドサッカー協会でライセンス講師をつとめるピーターさんのもとでトレーニング。シュート意識を高めるトレーニング。皆がいきいきとプレーしており、メニューや指導力によって選手たちの力が伸びると実感。

サッカーだけでなく、オリンピックマラソンランナーの山内マーラさん(イギリス代表)に特別講義をしていただきました。なぜ文武両道が可能であったか
?結果をだすためにどのような動きをしてきたなのかなどを話していただきました。

   -プレミアリーグ観戦。ロンドンオリンピックでも使用したウェストハムのスタジアム。吉田選手は残念ながら出場しませんでしたが、プレミアの激しさを生で観戦。こんなにすごいのかと口がぽかんとしていました。

ACADEMIC

ラフバラ大学にて研修。サッカー部がどのような活動しており、どのようなスタッフがおり、どのような仕事があるかと学びました。


UCLの眼科の権威である大沼教授に、日本から出て活躍するとはどうゆうことか?ということを学ぶ。明治維新のお話しは非常に興味深かった。この日からみんなの目の色が変わっていました。

英語の授業。簡単だけれども、いざ言葉にすると恥ずかしかったりと。殻をやぶって話し始めている選手もいました。

ラフバラ大学での練習風景。ラグビー、クリケット、フットボールなど本当に様々な施設が一流でした。多くの人材と知識が養われており、スポーツ文化の差を痛感。

様々なオリンピック種目の選手が使用しているジム。


UCLの校舎にて、ロンドンで活躍する日本人の方々と座談会。映画、デザイン、スポーツなど、今現在ロンドンで活躍している方々の話しを必死に聞く生徒さん。この時間が一番印象に残っている人も多かったよう。

Cultural exchange

地元クラブ、ロンドンで活動している日系クラブFOOTBALL SAMURAIのU-17選手との交流。積極的に英語で話しかけている選手もいました。

最後の特別ゲストに吉田麻也選手登場。世界で活躍するためにやってきたことはなにか?今までにないくらい真剣な表情をしていました。

今回の研修が数年後、数十年後に響くものであればと願っております。
FOOTBALL@UK 竹山

■お問い合わせ

 

【イギリスコーチング留学】スカウンティングコース 第二のバーディを見つけるためには?

奇跡の優勝と言われたレスターシティの優勝の立役者、ジェーミィ バーディ。バーディの活躍の裏側には映画のようなシンデレラストーリーがあったのをご存知だろうか?

図1

彼のキャリアは、イングランド8部からスタート。

7部、5部とステップアップし、レスターシティ(移籍当時は2部)に移籍し、プレミア優勝し、イングランド代表にも選出される成り上りです。

とっても夢がありますよね?

と当時に、イギリシではこのような議論がなされました。

「バーディのような能力にあふれた選手はもしかしたらもっと下部リーグにもいるのではないか。それを私たちが見落としているのではないか。」

スカウトマンはバーディのどのようなプレーを見て、彼はもっと上のリーグでも通用すると感じ獲得までしたのか、逆にそれまでなぜその能力を見極めることができなかったのでしょうか。

今回、選手を見極めるスカウティングの能力を身につけたく、
IPSO( International Professional Scouting Organisation)という団体がやっているスカウト、分析コースのlevel 1を受けてきました。

サウサンプトン大学でフットボール学を学んでいる塚本修太がレポートします!

 

1) IPSOとは?実際には何をするの?

図1

 

IPSOは普段プレミアリーグのチームで働いているスカウトマンやアナリストが講師を勤めており、自分たちの経験や知識をもとに効果的なスカウトと分析の仕方を一つのメソッドとして提供しています。

中国やスウェーデンなどでもコースを開いており知名度も徐々に伸びてきているようです。
 Chelsea-768x432

コースはlevel 1 とlevel 2があり、今回はマンチェスターにあるCURZON ASHTON FC のホームスタジアムで行いました。

level 1を合格できない限りは当然level 2は受講できません。Level 1は主に選手個人の分析の仕方を学びそれを落とし込みレポート形式の紙にどうやって書くかということをやりました。

最後に実際に分析アングルのカメラでサッカーの試合を1試合見て指定された選手をきちんと分析しレポートできていれば合格になります。

Level 2は主に選手個人の分析ではなくチームの分析になります。こちらも実際にレポート形式で試合を分析し合否が決まります。

 2)  講習1日目 スカウトマンへの第一歩として何を学ぶのか?

図1

Level 1は二日間のコースになっており、日中は講義、そして1日目の夜は行ける人たちでパブで交流。コネクションがどの世界に行っても大事と強調しておりアットホームな環境でとても楽しかったです。

参加者もいろいろな国から来ており、みんな様々なサッカーの仕事で働いているので参加者同士のディスカッションでもとても多くのことを吸収することができました。日本人の参加は初めてだったので日本のサッカーのことも聞かれたりもしました。

具体的に何を学んだかというと、上でも言った通りlevel 1は選手個人の分析の仕方を中心に学びました。ですが参加者の中には私も含めスカウトの世界にあまり馴染みのない人たちもいるので、1日目の初めにスカウトは何をしているのか、スカウトとして大事なことなども最初に学びました。

79947313

そして講義が始まるや否やすぐにサッカーの試合を前半だけ見させられ指定された選手の分析をします。

ここでは採点などはなく今現在の自分が選手をどれだけ細かく見ることができているかというのを確かめ最後のテストのレポートと比べることを目的にしていました。

講師陣もこの試合を一緒に分析するのですが、終わった後に自分のレポートと比べると大きな差がそこにはありました。

その後に、ではどのように選手を見ていくかやどれをどうレポートに書き込むかなどを実際のレポートを見ながら勉強していきました。

レポートに具体的に書き込むことは、

Physique(フィジカル)

Pace(試合の中での動きの速さ、緩急など)

Work-Rate(運動量)

Attitude(チームへの貢献、自分の役割を理解し完遂したか)

Technical(技術)

Intelligence (インテリジェンス)

Comments(自身の選手に対して感じた事)

の7つの項目に分かれており、試合を見ながら分析をしていきます。 

image1自分が分析したもの。汚くてごめんなさい)

ただ、分析のやり方は色々な種類があるのでこれが絶対に正しい方法ではないです。IPSOはこのやり方でやっていますが、FAなどでは違う分析の仕方をしています。

carrer_1-714x540

3) どういう選手がいい選手?悪い選手?

少し内容に触れると、例えば中盤のMFの話です。

ある選手の説明をするときに「その選手のポジションはボランチだ」とレポートに書いたとしても「どんな」ボランチなのかが分かりません。

チェルシーに所属しているカンテのようなDFバックをサポートするボランチもいますし、マンチェスターユナイテッドのキャリックのような主に中盤の真ん中を埋めるようなボランチもいます。

カンテのようなタイプのボランチが攻撃時、中盤でのバランスの舵取りを放棄して前に上がりそれで点を取ったとしてもそれは果たしていいプレーだったのですか?というようなことを講師、参加者たちの中でディスカッションしていきます。

選手の基礎技術を見るのはもちろんの事、どれだけチームに貢献できているかも選手を見る上で大事なことの一つだと強調していました。

 

4) 講習2日目 実際に選手の分析をして合否発表 

そして2日目。サッカーの試合を1試合見て指定された選手の分析をします。

fnf-paul-pogba-jose-fonte-manchester-united-southampton-premier-league-football_3768211

 

今回はWest Ham United vs Manchester United のポグバ選手のプレーを分析しました。今までの自分の知っているポグバのイメージは全部忘れるようにと言われ、この試合でのポグバのプレーだけでレポートを書くようにと何度も言われました。

その試合のポグバはチームのルール無視、好きなようにやっているので分析が難しかったです。笑

そのレポートが終わると講師陣がそれを採点。必要なことが70%以上かけていれば合格です。自分も無事合格することができてlevel 1を取得することができました。Certificationは登録した住所に送ってくれます。

図1

紙一重の差の能力かもしれないがその差がもしかしたらもっと上のリーグで活躍できる差かもしれない。

私たちはその差を逃さず見つけ出さないといけない。

そのためにはもっとサッカーを理解している人たちが増えるべきだ。

この二日間があなたの知識の少しでも足しになれば嬉しいです。と最後に言っていました。 

IMG_6249

(今回の会場CURZON ASHTON FC のホームスタジアムTameside Stadium)

二日間の講習会だったのですが内容が濃くとても充実した時間でした。

まだまだ知らないことだらけ、もっと勉強しないと。と思わせてくれるいい経験になりました。スカウトマン以外にも、監督、コーチ、アナリストなど多岐に渡った分野の人たちがいるので是非興味があったら行ってみてください!

http://ipsofootball.com/

塚本修太

 

その他のイギリスコーチング留学や選手留学の日記はこちら!

1【イギリス短期留学】大学生が選ぶロンドンですべきこと10選

2【イギリスコーチ長期留学】 1ヶ月目 「プレミア優勝後のレスター岡崎選手と対話!」

3【イギリス短期留学】大学3年生イギリス1ヶ月短期選手留学:「もう一度、本気でサッカーをしてみたかった」PART1

4【イギリス短期留学】高校生が海外イギリスサッカー選手留学3週間で感じた差とは?

5【イギリス短期留学】日本の高校生がイギリス留学5週間で指導者資格を取得するまで

■FOOTBALL@UKではイギリスサッカー海外留学についての無料LINEカウンセリングを行っております。

Football@UKお問い合わせ先

メールアドレス  ttakeyama@japanatuk.com まで、
件名を「イギリスサッカー留学無料LINE相談希望」とご記載頂いた上で、下記の必要事項をご記入頂きお申込みください。

【氏名】
【性別】
【年齢】
【住所】
【お電話番号】
【留学時期・内容】
【サッカー経験】
【その他ご質問/ご要望】

  
otoiawase_13

【イギリス大学留学】 サッカーコーチを目指す入学前にするべきことは?

はじめまして。今年の9月からSouthampton Solent University でFootball Studies (日本語ではサッカー学部)を学ぶ予定の秋太です。

現在19歳です。

高校2年生の夏に海外の大学に進学することを決めました。自分が海外の大学に行くために何をしたのかを数回に分けながら発信していきます。これから海外の大学に行こうと思ってる人の助けになれば幸いです。

イギリスの大学に行くためにまずはするべきこと3つのこと

1 まずは情報収集
(大学紹介サイト→大学サイト→資料請求の流れ)

スクリーンショット 2016-07-08 23.18.23

とにかく最初は色々な大学の情報をインターネットで集めました。
サッカーのコーチングができる大学にヒットしそうな単語を日本語と英語で検索していました。

その中でも一番助けになったのはHotcourse Abroad(外部リンク)というサイトでした。このサイトは自分のやりたい勉強、大学なのか大学院なのかとどこの国かを答えるだけでその学部がある大学を選びだしてくれます。

そのためサッカーコーチング以外の勉強をしたい人にも非常に役に立つサイトだと思います。具体的に行きたい大学が絞れてきたら、大学のサイトを覗いてみるなど、場所や施設などがチェックしました。

大学のサイトからは、パンフレットなどを申し込めばもらえるので気になる大学のパンフレットは全部取り寄せました。日本で生活していたために、直接大学に行って施設を見学することは難しいのですが、大学のパンフレットなどはとてもいい判断材料になりました。

その2 留学フェアなどに参加する

スクリーンショット 2016-07-08 23.15.36

次に、日本国内の留学フェアなどのイベントにて、海外の大学の先生が来てくれて説明会をしてくる場に積極的に足を運びました。

実際に担当者と話すのだとやはり自分の聞きたいことが直接聞けるので欲しい情報がたくさん手に入り非常にいいと思います。

僕自身も留学フェアに二回参加したりスペイン、イギリス、アメリカの留学会社に個別相談をしたりなどして今の大学に決めました。

その他にも実際に興味のある大学に行っている、もしくは卒業生にコンタクトをとってメールでやり取りをしたり直接あって話を聞かせてもらったりもしました。

そういう人たちと話せるとその大学のパンフレットや公式ホームページではわからない雰囲気なども知ることができて参考になりました。

その3  大学を決めたら、やるべきこと(奨学金情報)

IMG_4992

どこの大学に行くかを決めたら大学の公式ホームページから自分の行きたいコースを選びそこに書いてある入るために必要な条件を確認しました。

学費がどのくらいかかるか、高校の成績や行くために必要な英語力などがあります。

イギリスの大学だとIELTSという英語のテストの結果で英語力が判断されるのでその勉強をしました。

自分の行く学科はIELTS5.5以上のスコアを取れば英語力は合格なので比較的簡単にクリアすることができました。

そしていざ出願をするときはUCASという機関を経由して自分の大学に出願。
UCASとはイギリスの大学に行くための出願管理を行ってくれる機関で実際にイギリスの大学に行くときには必ずこの機関を通して大学へ出願をします。

出願した後の流れも丁寧に教えてくれるのでとても助かりました。あとは費用です。たくさんの人がイギリスの大学は日本より高いと思われてるかもしれませんが、大学で様々な奨学金制度があるのでやり方次第では日本と同じくらいの費用で抑えられると思います。

自分自身も奨学金を一つ取ることができ学費を少し抑えることができました。奨学金のことも大学の公式ホームページに乗っているので必ず確認するのをお勧めします。

(編集後記: 竹山)
大学への入学は、コーチングや英語をより専門的には学ぶためには、非常に有効な道だと思います。資金的な面や、時間がかかり障害はありますが、覚悟を持って挑めば、チャンスは広がるのではないでしょうか。

============================================

イギリスサッカー留学 無料留学説明会を行います。

■詳細

日時:
8月18日 (木) 東京
8月19日 (金)  東京
先着数名のみの対応可能となります。

希望時間をお知らせください。
参加費: 無料

お申込み方法

Football@UKお問い合わせ メールアドレス ttakeyama@japanatuk.com まで、件名を「イギリスサッカー留学説明会参加希望」とご記載頂いた上で、下記の必要事項をご記入頂きお申込みください。

【氏名】

【性別】

【年齢】

【住所】

【お電話番号】

【参加ご希望場所と時間】

【留学時期・内容】

【サッカー経験】

【その他ご質問/ご要望】

※各地とも、申込先着順で定員になり次第締め切らせて頂きます。

otoiawase_13