こんにちは。イギリスサッカー留学中の西井隆人です。
今回は、僕がロンドンにて通う語学学校についてお話しをお届けします。
テーマは 『ロンドンで通う語学学校で英語力を伸ばすには?』
1)ロンドンの語学学校
通っているのは、ロンドンのホルボーン駅(中心)にあるEnglish Studioという学校でした。
※学校によって、クラスによって個人差はあると思うのでご了承ください。
□クラス分けはどんな風にやってる?
月に1度テストがあり、「Listening」「Writing」「Grammar, Vocabulary, Reading」3部門で8割以上のスコアをとると先生からの推薦状が貰えて、レベルアップが可能。
□授業内容はどんなもの?
レベルが高くなるにつれ会話が多い授業になり、最初の数ヶ月は文法など、書く内容が多かったです。
今のクラスでは、あるテーマについてディスカッションをすることが多く、今週は「art」についてでした。アートと縁がない僕は会話が続かず、なかなか厳しい時間でした。
□授業時間は?選べる?
午前8:45~12:00か、午後12:05~15:15のどちらかを選べます。
途中15分の休憩があります。
先生は1クラスに2人の先生が担当して、休憩を境に先生が交代します。
先生もみんなネイティブというわけではなく多国籍です。授業中ギターを弾き出す先生もいれば、ジョーク連発のような先生もいました。
とくに男性の先生は個性豊かな人がそろっているような気がします。
□日本人率はどれくらい?
日本人の割合は、1クラス15〜20人に約2人程度が平均。日本の夏休みの期間など時期によっては、最大3〜5人ほどクラスに日本人がいることもありました。
□外国人の国籍は?
イタリア、スペイン、トルコ、ブラジルの割合が高いです。
2)語学学校で英語力を伸ばすには?
□とにかく話す!話す!話す!
留学は初めてという方が、まず困ることは会話が成立しないという不安。
まだまだ僕自身も、英語の伸ばし方を模索している最中ですが、まずは英語で自分から話しかけ英語に触れる機会を増やすことが大切だと思います。
例えば、
「Where are you from? どこ出身?」
「What do you do? 仕事は何してるの?」
「What did you do yesterday? 昨日は何した?」
など本当に簡単な英語で大丈夫です。
同じ内容でも構わないので自分から話すことが大切だと思います。そうしているうちに、文法のパターンみたいなのが分かっていき、
次は動詞を変えて、
「What did you eat yesterday? 昨日は何食べた?」や
「Where did you go yesterday? 昨日はどこ行った?」
など会話の幅を少しずつ広がります。
□自分から話す。友達もできる。もっと英語に触れる。
ホストファミリー、学校の友達、先生は僕たちが上手く話せないことが分かっています。なので、ゆっくり話を聞いてくれますし、理解しようとしてくれ、アドバイスももらえます。
語学学校の友達は、そこまで英語も高いレベルではないので、会話を始める相手としてはぴったり。臆することなく会話にチャレンジしてみましょう。
□レストランやお店などで会話に挑戦
外に出てレストランや電車などを積極的に活用しましょう! 一般の人は、こちらの英語レベルに合わせて話してはくれません。
しかし,お店などでも話す内容にパターンや順序が必ずあります。
例えば、カフェでは、
僕:「Can I have a latte? ラテをください」と聞く
店員:「Which size? サイズは?」
「Do you take away or eat in?持ち帰るか,店で飲むか」聞かれます。
このようにだいたいパターンが決まっており、最初は聞き取れなくても、何が聞かれるかわかっていれば、はっきり聞き取れるようになっていきます。そしてちょっと自信になります。
□Vocabularyをもっと増やしたい!
現在、苦戦しているのがVocabularyを増やすこと。
単語はなかなか覚えることができません。伝えたいことが伝えきれない、相手の言っていることが分からない時はすごく辛いです。
単語帳や英語の本で覚えようとしましたが、楽しくないので毎日続けることができませんでした。しかしながら、毎日続けないと力もつきません。
そこで新年から、毎日行き帰りの電車の中で無料の新聞を読んでいます。スポーツ欄の1コラムと勝負です。朝刊と夕刊で計2コラムを毎日続けています。イギリスでは駅に土日以外無料で朝刊夕刊が置いてあります。
自分の興味のあることなので気になり読むのも苦痛ではありません。コラムも短いものが多いので読み切ることができます。 自分にフィットするかどうか。大事です!
□日本のことを伝えれるようになりたい!
語学学校を通う中で感じたことは、日本のことをしっかりと説明できないがたくさんありました。同じクラスの外国の人は、つたない英語ながら自国についての自分の意見を話すことができます。
例えば、
「スカイツリーは何のために建てられたのか」
「アベノミクスについてどう思うか」など聞かれたときにそもそも聞いたことはあるけど、日本語でも話にならないことが多いです。
せっかく日本に興味を持ってくれているのに、伝えることのできない情けなさ、英語とともに自国についてもう少し知る必要もあると感じさせられました。
話すテーマによって話にまったくついていけない場面、とっさに言葉が出ないときがあるなど、課題は山ほどありますが、少しずつでも改善できるよう試行錯誤していきたいと思います。残り2ヶ月です!
様々な国籍の人と接し、異文化を知ること、そして自国を知ることの大切さを学べることができる場所と仲間が語学学校にはありました。
西井隆人
著者プロフィール
- 2009年より在英。イギリスサッカー留学マガジンFOOTBALL@UK編集長。イギリスの大学でスポーツマネージメント学部卒業。ロンドンスポニチ通信員。サッカーダイジェスト執筆など。西ロンドンにてサムライアカデミー運営。