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18歳のイギリス長期コーチ留学~プロコーチから学んだこと~

今回は、高校卒業後、18歳でイギリスにコーチ留学に来たコウキ君が、現地のクラブチームでの指導を通して学んだことを記事にしてもらいました。

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はじめまして、私は、2019年4月からコーチ留学でイギリスに来ているコウキです。

私がコーチをするFootball Samurai Academyは現在U6からU16までのカテゴリーがあります。
私は、U8の監督としてリーグを戦いながら、U14のアシスタントコーチを監督であるSimon(サイモン)さんのもと担当しています。
今回は、そのSimonさんのアシスタントを通して、私が感じたことについてまとめてみました。

Simonさんは、選手としてはマンチェスターユナイテッドアカデミーに所属し、あのベッカム選手と一緒にプレーをしていた経歴を持ちます。
また、指導者としてはUEFA Bライセンスを保有し(UEFA A取得中)、これまでアーセナル等のプロクラブで育成年代の指導経験があります。現在もアーセナルで指導を続けています。

私が一番初めにSimonさんから教えてもらったのは、「コーチング時の立ち位置」です。
日差しの強い日の練習でいつも通りにコーチングをし終わった時に、
「太陽が自分の背後にあるとコーチング中に選手たちがまぶしくて集中できないよ」
といったことを教えてもらいました。自分にとってこの指摘は新鮮で、細かいことではあるけれど非常に大事なことだなと感じました。

Simonさんのトレーニングは常に合理的です。
選手にとって分かりやすく明確なトレーニングテーマを設定し、それに適したセットアップをします。
例えば、シーズンの序盤に、とある試合でU14は大敗してしまいました。試合後にSimonさんは「全体的に強度が低かった。ボールに対してプレッシャーに行っている選手が4人しかいなかった。」と課題を挙げていました。そして、その次の練習ではプレッシャーとネガティブトランジションをテーマにしたトレーニングでした。

ネガティブトランジションのトレーニング(7vs5)

[ルール]
小さいボックスで3vs1からスタート。青がボールを奪った瞬間から外側にいる4人の青の選手が加わり、広いコートで5vs3のポゼッション。
更に、赤がボールを奪い返したら大外の4人の赤の選手が加わり、さらに広いコートで7vs5のポゼッション。
7vs5でボールが外に出たりパスが5本つながったら終了。3vs1からやり直す。

[キーファクター]
・奪われた瞬間の切り替え(近い選手がボールを即座に奪いに行く)
・ボールホルダーとディフェンダー距離
・カバーリング、バランスをとる選手の距離感

[オプション]
・ゴールをセットし、7vs5でパスを5本回したらシュートにする

私の感じるSimonさんから学んだ大事なことが3つあります。

1つ目は、選手たちへの問いかけの多さと質です。
答えを知っている人からすれば質問することなんて時間の無駄のように感じますが、育成年代の選手たちが「自分たちで答えを考え、そこにたどり着くこと」が本当の意味で理解するということで最も大事なのです。そのためにも選手たちを導くような「質問力」が選手を育てるのだなと思います。

2つ目が知識に裏付けられた細部にわたるコーチングです。
例えば、具体的な分かりやすい基準を選手たちに与えます。「プレッシャーをかけても追い込めていない状況が6秒続いたら、自分のポジションに戻ってディフェンスの形を整える」などです。もちろんこれには正しい知識と選手たちにどんなサッカーをしてほしいかというビジョンが必要だと思います。
さらに言うと、FAコーチングライセンスレベル2の講習会では「目の見えない人や耳の聞こえない人がいたとしても全員に自分の伝えたいことが理解できるようにコーチングできるようにしなさい」と教えられました。自分も意識してはいますが、いまだに雑になってしまうことが多々あります。


トレーニングのプラン

3つ目は人間性です。
どれだけ正しいことや素晴らしいことを言っても、信頼されていなかったり、発言が曖昧なコーチに対して子供たちは聞く耳を持つでしょうか。
選手たちに媚を売る必要は全くありませんが、選手から好かれるということは非常に大事なことだとSimonさんのアシスタントを半年間務めて感じました。

今はインターネットやSNSを使って、日本国内や海外のトップレベルのトレーニングメニューを知識として得ることのできる時代です。しかし、高い能力と豊かな経験を持った指導者と同じ現場に立って学ぶ機会は日本ではなかなか無いと思います。
ですが、FAコーチングライセンス講習会のチューター(先生)とさらにSimonさんのような複数の素晴らしい指導者から学ぶことがここではできます。なんといってもSimonさんに直接質問ができるというのは非常に大きなチャンスになります。
ネイティブばかりのFAコーチングライセンス講習会で質問をするのは勇気が必要ですが、Simonさんは私が聞いたことに対して丁寧に答えてくれます。(見た目はちょっと怖いですが、何でも親身になって答えてくれる優しい人です)

このように、私がSimonさんのトレーニングや試合でのコーチングや振舞いを見て感じ、学んだことを簡単にまとめて書かせていただきました。コーチ経験の全くなかった私ですが、Simonさんからコーチングについて学んだことを、自分のトレーニングにも生かしながら成長していきたいと思います。

指導者留学を考え中の皆さん日本では得ることのできない機会と経験を得てみませんか?

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本サイトFootball@UKは、イギリスサッカー留学専門(選手、コーチ資格、語学留学、大学進学)の現地サポートをロンドンより10年以上に渡って行っています。

イギリス海外留学に関するお問い合わせなどは、下記リンクよりお問い合わせくださいませ!

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【イギリス長期サッカー選手留学】18歳のイギリス留学体験記①

はじめまして、僕は2019年9月から11か月間の選手留学プログラムでロンドンサムライローバーズに参加しているタクです。
私たちのチームは、10代から30代の日本人と外国人がプレーする日系のサッカーチームです。

基本的な活動は、平日2回の練習と土曜にAチームのリーグ戦となっています。もし土曜日の試合に出られなかった場合は、日曜日のBチームのリーグ戦に参加できるので、試合のプレー時間は毎週確保されています。

練習では、主にポゼッションや試合形式の練習が中心で、自然と外国人選手たちとコミュニケーションを取ることが必要になってきます。
チームに合流してすぐの頃は、なかなか意思疎通ができませんでしたが、みんなフレンドリーで僕でも分かるような簡単な単語などを使ってくれるので、すぐにチームに溶け込むことができました!
選手やコーチの声がひっきりなしに飛び交っており、球際では激しいプレーが当たり前で、これぞイングランドといった感じです。常に実戦に近い形で練習をすることができ、とても良い雰囲気の中で練習をしています。

そんな僕たちサムライローバーズはイングランドの11部で戦っています。渡英する前は、「11部?レベル高くないんだろうな」と勝手な想像を膨らませていました。
ですが、いざ試合が始まってみると、マッチアップする相手選手は、みんな身体が大きく、強く、足も速く、とてもレベルが高いことに驚かされました。僕自身、個の能力の部分で劣ってるものが多くあるなとすごく痛感されました。

しばらく、そのような環境の中でプレーを続けることによって、身体の使い方や自分がチームの中でどのように長所を活かすのか考えるようになり、少しずつですが成長を感じることも多くなってきました。
サッカーをする環境に関しても、全てのグラウンドが天然芝か人工芝でチェンジングルームやクラブハウスの設備などもほとんどの試合会場で利用できます。
試合後には簡単な食事が必ず用意されおり、とても良い環境の中で充実したサッカー生活を送っています。

こういった設備やサービス面は日本と大きく異なることの1つだと思いました。

まだシーズンの折り返し地点ですが、現在、リーグで首位争いをしています。目標はもちろん優勝し10部に昇格することです。10部に昇格すれば、FAカップに出場できる可能性があるそうです!
また、個人としても、もっと能力を高めて、よりカテゴリーが上のリーグでも戦えるような選手になれるよう、頑張っていきたいと思います!

今回はサッカーに関してレポートしましたが、次回はサッカー以外の生活面に関してレポートしたいと思います!!

英国ナンバー1のスタジアムへ!トッテナム新スタジアムのすごさとは?

今、イギリスで一番のスタジアムと言っても過言ではない!

2019年4月にトッテナムホットスパーズFCが、ついに新本拠地として使用し始めた “トッテナムホットスパースタジアム”のその全容について現地からお届けします!

さて、まずは簡単にスタジアム概要を!

ホットスパースタジアムの建設費用は?

約 10億ポンド(約1430億円)
ひとつのクラブがここまでの資金を捻出できることも驚きですが、
イメージとするとなると一クラブが
国立競技場を自ら資金を集めて建設しきったという感じです。
ちなみにガンバ大阪の吹田スタジアムは140億円なので10倍もかけております。

建設費約10億ポンドの出資元はどこからでしょうか?

出資元会社はバンク・オブ・アメリカ・メルルリンチ、ゴールドマンサックス、HBSC。

スタジアムができる事によってのどの様な利益が生み出されるのか?

経済的利益をもたらすことはもちろんですが、イギリス国内ではスタジアム建設による社会的価値について議論されております。

トッテナムホットスパースタジアムが位置する地域はロンドン内でも、経済的に貧困エリアです。

トッテナムは建設期間中にスタジアム地域に年間約2億9300万ポンド(約418億円)を投資並びに3500もの仕事を作り出したと発表しています。

雇用を生み出し、さらに建設期間中には70社がスタジアム地域にビジネス展開をし始めました。街がスタジアムによって、生まれ変わっているのは本当に感じ取ることができます。以前の街の風景が一変し明るくなっております。

また今後は毎年250万人がスタジアムを訪れると予想されています。

250万人が一つに駅に集まること。フットボールクラブが地域コミュニティにどのような影響を与え、さらにトッテナム自身のブランド価値を向上させられるかは非常に注目を浴びています。

ロンドン市内の他のチームのスタジアム建設費用と比較

エミレーツスタジアム建設費用 3億9000万ポンド (約550億円)
ウェンブリースタジアム建設費用 7億9800万ポンド (約1140億円)
ロンドンスタジアム建設費用 4億8600万ポンド (約694億円)*£1=143円

ちなみに日本の埼玉スタジアム2002の建設費用は約356億円なので4つも建設することが出来ます!

これらのスタジアムを比べてもトッテナムホットスパースタジアムにどれだけの費用が費やされているのかがわかります。

スタジアムの収容人数は?

6万2062人、これは新スタジアム建設中に使用していたウェンブリースタジアムの9万人に比べると約3万人少ないですがピッチまでの距離が近くなったと感じました。ちなみにエミレーツスタジアムは6万432人、スタンフォードブリッジは4万1837人です。

建設にあたってのリスクは??

約1430億円を投じたスタジアムなのでトッテナムは当然建設費用回収をこれから行っていかなければなりません。費用を回収するにあたって2つのリスクがあります。

1つ目はチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなど主要国際大会に出場し続ける事です。2017/2018シーズはトッテナムがチャンピオンズリーグに出場したこともあり臨時収入で5400万ポンド(77億2200万円)を得ました。この収入があればスタジアム建設費用に充てることが出来ますが仮に主要国際大会に出場できなくなると費用回収に問題が生じます。

2つ目は選手の選手年俸です。

これまではオーナーの努力により年俸費用を抑えることが出来ましたが、現代サッカービジネスでは選手年俸の高騰が問題となっています。2017/18 トッテナム総年俸は1億4760万ポンド(210億680万円)を要しました。

他のクラブではアーセナルが2億2200万ポンド(317億4600万円)、マンチェスターユナイテッドが3億ポンド(429億円)。これらのクラブと比べてもいかにトッテナムの総年俸が低く抑えられていることがわかります。

次にスタジアムの特徴について

NFL と共同スタジアム? サッカーだけじゃないスタジアム?

1つ目は、イギリスのサッカースタジアムでは初めて2つのスポーツ、アメリカンフットボールとフットボール(サッカー)を同じスタジアムで行えるシステムが導入されています。トッテナムホットスパーズFCがNFLと10年間の契約をしたのでこの様な仕組みのスタジアムが誕生しました。

日本では札幌ドームが野球とサッカーが共有するシステムが導入されていますね。下記の動画ではどの様にスタジアムのフィールドが変化するのか説明しています。

新型オフィシャルショップ

2つ目は、新スタジムの隣に新設された施設”トッテナムエクスピリエンス” です。なんと施設に入場するためには写真の様にセキュリティーチェックが必要になります。オフィシャルショップでは珍しいです。

この施設では、トッテナムホットスパーズのグッズが買えたり1つ目に述べたNFLのグッズが買えたりします。

また、施設内にはファンを飽きさせない工夫として大きなスクリーンにトッテナムの選手が遊んでいる風景や試合のハイライトが流れたりしています。

また写真の一番上の座席にはコンセントが付いており携帯電話などの充電ができます。

滞在時間が伸びると、観客の消費するお金が増えるというデータを見事に活用しておりますね。

さらにこの施設には博物館が併設されていたりスタジアムツアーの玄関口になっています。(残念ながら博物館やツアーに関しては取材時にはまだ開催されていませんでした。2019年7月にはツアーが開始しております)

スタジアムの屋上を歩ける??

今後展開されるスタジアムツアーの目玉はスカイフォーク。写真の黒い丸で示したチームのエンブレムの所を歩くことができます。高さにして約40メートルから試合前のピッチを見学することが出来ます。

オフィシャルサイトからの写真ではこの様に見えます。

スタジアムツアーや博物館の開始時などはオフィシャルサイトで必要事項を記入した後メールにてお知らせが来るので詳しく知りたい方は確認してみてください。

スタジアムの位置は?

住所: B/N Way 748 High Road Tottenham London N17 0AP

スタジアムはロンドン市内から北に位置しています。

スタジアムへのアクセス方法は?

ロンドン市内からスタジアムにアクセスする方法としては主に2つ方法があります。

・ロンドンオーバーグラウンドでリバプールストリート駅からスタジアムの最寄駅のホワイトハートレーン駅下車 でスタジアムまで向かう方法(所要時間約30分)

・地下鉄でビクトリアラインのビクトリア駅からセブンシスターズ駅まで行きそこから徒歩またはバス279でビスターロードシスターズ駅からスタジアムに向かう方法があります。(地下鉄約20分+徒歩約30分又はバス約15分)

2つのルートを挙げた理由として、ロンドンオーバーグラウンドに乗車できる人数が地下鉄より少ないため試合後は当然の如く駅が混むため何度か待たないと行けません。筆者は最寄りのホワイトハートレーン駅で3回オーバーグランドを飛ばしました!時間にして約20分でした。

スタジアムに到着すると写真の様な景色が見えてきます。

スタジアム周辺はトッテナムホットスパーズFCが以前本拠地にしていたウェンブリースタジアムに比べるとパブやレストランなどが多くあり、ファンは試合前にそれらの場所で時間を過ごしていました。

スタジアム内でのオススメは?

トッテナムがなぜこれだけの費用をかけてスタジアムを建設した大きな理由としてはスタジアムへの滞留時間を延ばし観客の購買意欲を上昇させる研究論文がありスタジアムの環境づくりがどの様に観客へ影響を及ぼすかKirk Walkfield氏の1995年に発表した論文” The Effects of Team Loyalty and Selevted Stadium Factors on Spectator Attendace”により述べられています。

筆者がこのスタジアム内で驚いた点は、なんとスポーツバーにある様なバーが併設されています。

さらに観戦した試合では音楽バンドが演奏をしていました。毎試合演奏しているかわかりませんが、試合後に音楽を聴きながら余韻に浸るという経験も新鮮で面白かったです。

このバーと演奏は西側5階席にあります。

さてココからは筆者では、入ることが出来ないVIPラウンジについてオフィシャルサイトの写真を使い紹介します。

VIPのラウンジは4つの種類があり価格は手軽なパッケージのプレミアムシーツからプレミアムラウンジ、プレミアムロッジ、プレミアムスーツとあります。

プレミアムシーツ
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プレミアムラウンジ

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プレミアムロッジ

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プレミアムスーツ
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オフィシャルサイトとでは4つの種類の中でプレミアムシーツについては価格が出ており126ポンド (約1万8千円[£1=143円]) から予約ができます。さらにミシュランでも星を獲得したシェフが提供するレストラン “オンフォー”が4階には併設されています。各ルームではオンフォーのシェフが料理を提供します。

詳しい情報はオフィシャルページ

観戦したCLの試合についてですがご存知の通りアヤックスが1対0で勝ちました!第二戦では奇跡の逆転劇が繰り広げられます。

試合前には珍しい経験をしました。なんとアヤックスファンとトッテナムファンの乱闘に遭遇してしましました。テレビでは見たことがありましたが生は怖かったです。

さて、開業したばかりのトッテナムホットスパースタジアムはこれからのフットボール観戦にどの様な新しい影響を与えてくれるのでしょうか?

 

■詳細

参加費: 無料

運営者:
Football Samurai Academy Limited
Park Lodge, North Acton Playing Fields, London, W3 0JF
イギリスに本社がある会社です。
10年以上に渡り、これまでに200名ほどの留学生をサポートしてきました。

お申込み方法

Football@UKお問い合わせ メールアドレス ttakeyama@japanatuk.com まで、件名を「イギリスサッカー留学説明会 or トライアル参加希望」とご記載頂いた上で、下記の必要事項をご記入頂きお申込みください。

【氏名】

【性別】

【年齢】

【住所】

【お電話番号】

【参加ご希望場所と時間】

【留学時期・内容】

【サッカー経験】

【その他ご質問/ご要望】

※各地とも、申込先着順で定員になり次第締め切らせて頂きます。

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イングランドサッカー協会公認コーチングライセンスレベル1コースを受けてきました

コーチングライセンスレベル1コース受講!

筆者の自己紹介

高校からアメリカに住み、現在イギリスの大学でビジネスを勉強する傍ら、ロンドンのサッカーチームユースのサムライアカデミーでインターンとして働いています。

インターン期間中の1ヶ月間、サムライアカデミー少年チームをコーチする事になりました。小学生時代以来サッカーの経験がなく、サッカー知識不足からライセンス取得を目指しコースを受講しました。

FAコーチングライセンスコースとは?

イングランドサッカー協会が認めるコーチングライセンスを
“FAコーチライセンス”と呼びます。コースの種類は5つに分かれていて受講者はLevel 1から始まり頂点のライセンスとしてUEFEA Proライセンスがあります。Level 4からUEFA Proまではヨーロッパサッカー協会が認めるライセンスになります。取得期間に関しては様々で最短で1ヶ月から数年を要します。私はその中の一番下に分類されるLevel 1を取得しました。

詳しくはこの記事をチェックしてみてください

【コーチ】イングランドサッカー協会指導者ライセンス海外留学

受講の際の本です

『受講コースの流れ』

1ヶ月間でコースは合計6回に分かれています。
その内の4回は毎週土曜日に行われ、FA level 4以上のチューターからイギリスサッカーDNA、練習方法、練習の組み方からコーチの仕方などを分けて学びます。悪天候の場合は、午後の実践がなくなり午前だけの場合になる事があります。私の場合も一度悪天候で午前中のみの回がありました。

講習の初回ではサッカーのピッチのサイズなどの基本的なサッカー知識について学びます。

また下記の写真のように午前中はパワーポイントを使った座学を行います。

生徒はノートを取ったりディスカッションをしたりと講師とともに勉強します。写真にある教科書兼ノートは後々提出する為、講習中はノートを取る必要があります。

午後は生徒がコーチとなって練習をデモンストレーションで行ない講師がアドバイスをします。練習については初回の午後の時間に課題(攻撃、守備、パス、ドリブルなど)を与えられ10分間の練習を考えます。2週目以降は初回で考えた練習を広げて行きます。

残り2回に関しては平日の夜に行われます。私が受講した講習では2週目にセーフガード講習を2時間+オンラインラーニング1時間(講習で受けた物の復習)

セーフガードとは、子供達の安全な環境をクラブ内外から守る方法を学びます。具体的に言うと、AEDなどの設備がクラブに設置されているのかや試合中の親から子供達への罵声の対応です。

*セーフガード講習中の一コマ。

 

そして、3週目にエマージェンシーエイド講習(緊急援助講習) を3時間受けます。

*エマージェンシーエイド講習での一コマ。

これら6回の講習を受けると晴れてLevel 1ライセン保持者となります。

Level 1コース修了証については3週間程でサイトに登録されているアドレスへ郵便で送られます。

『コーチングライセンスコースを終えて』

コーチライセンスコースの受講を終えて感じたことが3点あります。

1点目は、英語でのサッカー用語です。Football@UKを通じて留学した方達は感想で英語の講義やコミュニケーションについて苦労をしたと語っていますが私の場合はサッカーの知識の部分で苦労しました。

2点目は、練習を作ること並びにコーチをする事。僕の場合はU7にコーチをする設定だったので、話す言葉などを専門的ではなく7歳の子供でもわかる言葉でコーチをする事が大変でした。

3点目は、コースで学んだ事を日常で取り入れられると感じたことです。例えば、イングランドサッカー協会が練習時に取り入れているPlan Do Review (練習や試合への取り組みの組み立てからレビューをするまで) や練習中、試合中にはポジティブなアドバイスをする事、試合には上手い下手関係なく同じ時間プレーをさせる事などです。

『これから取得を目指す又は考えている人へ』

日本とは違う他国のコーチとしての考え方や練習方法が身に付く事ができるので、サッカー指導者の人や将来的に指導者を志す学生の皆さんにぴったりの講習と感じました。また、サッカーを趣味としている方でも趣味の延長線上としてプレミアリーグなどプロのコーチたちがどの様に試合までと試合中など考えて、実践しているかを知る事ができるきます。是非、FA Level 1コーチの講習を受けてみてはどうでしょうか?

 

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ウィリアムヒル実店舗でスポーツベットを体験してみた!

イギリスでブックメーカーを体験!

ブックメーカーとは?
ブックメーカーとは日本語で賭け屋の事です。イギリスでは1960年に政府公認になりました。日本では現在も法律違反です。

しかし、一部スポーツクジTOTOなどは認められています。イギリスでブックメーカーで賭けを行うには年齢制限があり18歳以上なら誰でも行うことができます。
賭ける事ができる物は様々で、サッカー、野球、アメフト、バスケットボールなどのメジャースポーツから競馬、テニス、ボートなどのマイナースポーツまで多岐にわたります。他にも政治でどの政党が勝つかや雪が降るか降らないかなどの予想を賭けることができます。

2やり方は?

イギリスの大手ブックメーカーはBETWAY BET365, ウィリアムヒル, SBOETなどがあります。今回、筆者2人がウィリアムヒルの実店舗で体験をしてみました。

ウィリアムヒルとは?

1934年に設立。主に店舗とオンラインでの賭け事業を行なっています。ウィリアムヒルはイングランドプレミアリーグのチェルシー、トッテナムのスポンサーやスコットランドリーグカップのスポンサーなども勤めています。実店舗での詳しい予想の仕方は*3実際にやってみたで解説をしているのでご覧ください。

ロンドン市内にはGoogle Mapで調べると下記の地図のようにいくつも店舗があります。


3 実際に賭けてみた

£5をブックメーカーで賭けました。

筆者(横井)の予想

Jリーグ名古屋vsFC東京 (名古屋が勝ち)
Celtic FC vs Dundee (セルティックが勝ち)
Celtic FC vs Dundee (セルティックが勝ち)
Dortmund vs Hertha (ドルトムントが勝ち)
New York City FC vs Los Angeles FC (ニューヨークシティーFCが勝ち)
FC Basel vs Young Boys (FCバーゼルの勝ち)

*ウィリアムヒルでは海外のリーグを賭けることができ、
日本のJ1とJ2リーグが賭けの対象になっています。

ウィリアムヒルや他のブックメーカ店舗に行くときに必ず入る前にパスポートなどの年齢が確認できる物が必要です。店舗に入ると年齢確認が即必要になります。その点を調べずに行った為、一度パスポートを取りに帰る羽目になりました!笑

  1. ウィリアムヒルにブックメーカーの機械があります。下の写真のようにDaily Match Listをクリックします。

2.  一般的な賭け方は試合の結果を予想する事です。

3. 自分が予想したいものにタッチします。

4. ここでどれくらいの値段を賭けるかを決めます。

5. それ以外にも前半戦だけの結果や誰がゴールを決めるなどの細かい事を賭ける事ができます。

6. 写真のように複数のベットを1つにまとめることもできます。一番下の部分に買った場合の返金金額とベットに必要な金額が下に表示されます。

7. ベットを決定するとレシートの形で自分が決めたベットが出てきます。

お金はどうやって受けとる?
自分が予想したイベント結果が当たった場合はその予想したイベント終了後にウィリアムヒルの店舗に行き予想した紙のチェックをお願いするとお金が返金されます。

結果
-£2.09

感想
ブックメーカーをするまでは自分の好きなチームしか応援しなかったりあまり他国のリーグについて知らなかったりしましたが、かけた試合の結果がとても気になりこれまで応援していなかったチームについてどのような選手がいるのかなどを深く知ることができました。

これまでとはまったく違ったスポーツの見方になるような気がします。

また、旅行で余ってしまう小銭をブックメーカーで賭ければ帰国後の小銭で苦労する事も無くなります。しかし1つ問題点として感じたものは簡単に小額で試合をかけることができるのでギャンブルをしたことがない人などがブックメーカーにはまる恐れがありそこからギャンブル中毒などの病気にかかる可能性があると感じました。

一言で、はまりそう。。

日本ではルール上スポーツにかけることを一部を除いて禁止されていますがイギリスでは可能なため、観光の1つやお土産話としてブックメーカーをする事が面白いと思いました。イギリスに来た際は体験してみてはどうでしょうか?

 

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