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【イギリスコーチ長期留学】 10ヶ月目 『ロンドン育成年代のリーグ戦ってどんなもの?』

みなさん、こんにちは!
留学期間も、とうとう残すところ一カ月。

イギリス留学11か月のコーチング留学でロンドン滞在している西井隆人です。

今月は、ロンドンの育成年代のリーグ戦はどのように行われているのか?についてです。

1)イギリスの育成年代のリーグについて  Tigersu17sCup2

リーグ戦は毎週日曜日の朝に行われます。

朝10:30が定番のキックオフ時間、お昼前に解散のパターンが多いので、午後は休日となります。

ロンドンの北西ミドルセックスという地区協会によってリーグは運営されHarrow Youth Leagueと呼ばれています。

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なんと毎年600チームが参加し、1万人以上が毎週末にプレーしています。

U-7からU-11までの年代はnon-competition(勝負の成績を公表しないこと)が義務付けられています。

これはFAが勧めているもので、勝負に徹することで、親やコーチが熱くなりすぎることで子供へのプレッシャーを軽減する狙いもあるようです。

クラブのレベルによってディビジョンは分かれています。6部から10部から成り立っています。シーズンの成績によって昇格・降格もあります。

U-12以上の年代は、ディビジョン1,2,3…といった表記に変わります。

さらにカップ戦なども組み込まれ、勝ち上がることで下のディビジョンに属していても上のディビジョンとの対戦が可能です。

プレー人数と時間をまとめます。

U-7  5人制 20分ハーフ
U-8  5人制 20分ハーフ
U-9    7人制 25分ハーフ
U-10 7人制 25分ハーフ
U-11 9人制 30分ハーフ
==============
U-12 9人制 30分ハーフ
U-13以上 11人制 35分ハーフ

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2)真剣な勝負だが、あくまで成績を出さないことにこだわる理由とは?12219421_851372738314114_3801099771636306430_n

子供の1試合ですが、中身は真剣勝負そのもの。

練習とまるで空気感が変わります。この雰囲気の差こそが、サッカーが強い国と弱い国の差といってもいいくらい。

しかしながら、イングランド国内においても勝利主義にならないようサッカーに関わる人たちへRespectを推奨しています。

ここイギリスでもサッカー離れが問題になっており、年齢を重ねるに連れてサッカープレーヤー人口が減少しています。

調査したレポートによると、コーチや両親からの勝利に対するプレッシャーが原因でサッカーが楽しくなくなったという回答がもっとも多かったのです。

FA(イングランドサッカー協会)は、Respectという理念を一番に推奨しており、コーチングライセンスLevel1の講習において、最初に教わるものです。

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4つのキーポイントとして、

‣クラブ哲学は、あるか?
なぜプレーするのか?クラブ哲学によって、人々への印象は変わる。

‣コーチの役割とは?
コーチの影響力と価値と問いただす。

‣ポジティブなコーチングの環境を作り上げる
より選手たちが活発にプレーできる環境を作れているか?
親はタッチラインでの良いサポートができているか?

‣試合日の環境を管理すること
試合環境を整え、利益の最大化を図る

 

3)試合の進め方
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ホームとアウェイで行われ、ホーム時はホーム側から審判を提供します。コーチはコーチングをすることが役目で、お父さんが審判するケースが多いです。

11歳以上のゲームは協会から派遣され、審判への料金が発生します。

保護者は応援できるエリアが定めれており、コーチと同サイドに立つことはコーチングの声と混ざるために逆サイドに立つように言われています。

試合前には選手登録カードをお互いのチームで確認しあい、お互いに握手して試合開始です。

チームによってもちろん異なるのですが、保護者の熱意がかなり伝わってきます。

選手の一つ一つのプレーに対し,「Well done」「good boy」「unlucky」と言った励ましの言葉を送ります。ゴールが決まった時は、空気がはじけます!!

ごくまれに熱狂しすぎる方もいますが,親からの励ましの言葉は子供たちにとって一番のモチベートになっていると思います。

 

4)真剣な試合を通しての選手たちの成長
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U-11のチーム(英語と日本語で指導)

毎週のリーグ戦を通して選手たちは著しく成長します。

指導してきたサムライでは、リーグに参加する子としない子が平日の練習に来ていますが、練習に取り組む姿勢とボディーコンタクトの強さに違いが生まれてきていました。

フィジカルが鍛えられたというより、精神的に成長し、怖がらずにボールに果敢に向かえるかどうかの差だと思います。

例えば、リーグ戦のゲームではダッシュでボールを奪いに行きブレーキなしでそのままタックルを受けます。大人の話ではなく、育成年代でこの激しさ。

その分ファールも多いです。ファールすることは良くないことですが、子供たちは意図的に行っているというよりは、本能的にただボールを奪いたいだけです。

日本の指導では先にやり方やルールを教え、プレーしてみることが後に来ますが、イングランドでは真剣にプレーすることが先行して、ルールはプレーしながら身に着けていくのだと学びました。

間違ったやり方はないと思いますが、サッカーを学ぶという意味で、側面を見つけることができた経験でした。来月はいよいよ最後の月です。

西井隆人

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1【イギリス短期留学】大学生が選ぶロンドンですべきこと10選

2【イギリスコーチ長期留学】 1ヶ月目 「プレミア優勝後のレスター岡崎選手と対話!」

3【イギリス短期留学】大学3年生イギリス1ヶ月短期選手留学:「もう一度、本気でサッカーをしてみたかった」PART1

4【イギリス短期留学】高校生が海外イギリスサッカー選手留学3週間で感じた差とは?

5【イギリス短期留学】日本の高校生がイギリス留学5週間で指導者資格を取得するまで

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【イギリス短期留学】FA講習会で僕のことをペップと呼んでくださいと言い放った

こんにちは。
本ウェブサイトFOOTBALL@UKの編集長竹山トモです。

海外の友人と挨拶のハグと挨拶のキス、したことありますか?
あれって、結構緊張しますよね。

ん?右からいくんだけ?左からいくんかな?
(イギリスは二度しますが、国によって回数も違うようです)

日本のお辞儀の文化から、ハグの文化に入るわけですから、見よう見まねで覚えるしかありませんね。

挨拶のとき、自己紹介も必ずついてきます。

ちなみにプレミアのクラブに移籍する際に、自己紹介の後に必ず一曲歌わされるようです。

吉田選手は「かえるの歌」
岡崎選手は「上を向いて歩こう」を歌ったようです。

大事なことは歌唱力やかっこ良さでもよくて、大事なのは自分のキャラクターを示してわかってもらい、その輪に入ることです。

今回のイギリスコーチ留学日記は、FA講習会でイギリス人を前にして「僕のことはペップ(グアルディオラ)と呼んでください」と自己紹介した石塚奎吾さんです。強者です!

 

FA講習会で「僕のことペップと呼んでください」と言い放った男


出来事1 イギリス到着2日目にマンチェスター試合観戦へ
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ロンドンからバスで6時間ほど揺られて(交通費往復23ポンド)、マンチェスターに到着。バスのチケットや試合チケット、ホテルまでロンドン留学スタッフの方が予約してくださり、僕は向かうだけ。

イギリス到着二日目にしてマンチェスターへ。そして人生初一人旅。

マンチェスターにはシティファンが多く、グッズを身につけれて入ればたくさんの人が話しかけてくれる。

なんとフランスのテレビ取材も受けて、つたない英語でシティの強みを説明。
白熱のゲーム。試合結果も3-5と熱戦で、CLのモナコとの第一線に勝利。最高の晩となりました!

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出来事2 東ロンドンのDONNETTEさん宅にてホームステイ4

ホストファミリーのドネットさんはジャマイカ出身で部屋にはいつも陽気な音楽。
ゆっくりと話してくれて聞き取りに難はなく、身振り手振りも使ってこちらの英語力に合わせてくれた。

洗面所など使ったら自分で掃除することなど当たり前のルールだけで、とても快適に生活。ただ手を洗わないことでよく怒られたのはご愛嬌。笑

多忙なお母さんで料理は自分で温めるのが多かったがどれも丁寧な料理でイギリスとは思えないクオリティ。

ボクシングしている息子さんが隠れて彼女連れてきたときに、空気呼んで家からでていくというアシストを身につけた。

出来事3 語学学校での積極性!5

ロンドンに着いた次の日に初登校。そのおかげで積極的な姿勢で臨めて、それが友達作りがスムーズに進んだ大きな理由。

イタリアからブラジル、トルコまで多国籍な生徒たちと共にスピーキングを重視した授業。

僕はいつもクッキーを食べていたのでクッキープリンスと呼ばれてた。先生もみんな陽気な方で授業というよりみんなでお喋り。授業後はみんなでお昼を食べて、オープンな性格の自分を再発見できたように思う。


出来事4 FA講習
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16歳の少年から40過ぎのおじさんまで老若男女20人程度で授業を受けて行く。

僕ら以外はほとんど英国人。授業は午前ディスカッションして午後は実際にセッションを行う。自己紹介でペップと呼んでくださいと言ったから皆そう呼んでくれた。キャラ勝ち!

講師の方もユーモアに溢れて、優しく、クラス全体が常に温かった。失敗を恐れず授業に参加することでどんどん楽しくなったことが印象的。

 

出来事5 サムライアカデミー9

基本的に平日夕方からと土曜終日の練習、日曜にリーグ戦。コーチの指導を間近に見れて、様々な年齢層にどう接してコーチングするか、現場の学びが深まった。

やっぱり子供にはどうやって理解してもらうかが大切で、難しい。トレーニングが難しすぎても、易しすぎても子供はついてきてくれない。コーチに必要なのはフットボールへの理解だけではないと思い知らされた。

2017年3月末日 石塚奎吾@ロンドン

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【イギリス短期留学】大学生が選ぶロンドンですべきこと10選

こんにちは。本ウェブサイトFootball@uk編集長竹山トモです。

ロンドンも桜咲くって知っていましたか?

先週は最高気温が26度まで上がり、ロンドナーは日焼けモード全開です。僕らのオフィスは公園の中に位置するのですが、日焼けを目的に水着で来られます。本日も誘惑に負けず、仕事に集中しております。

さて今日のテーマは、
「ロンドン滞在一ヶ月で絶対にするべき10選」

関西の大学から春休みの期間を利用して、FAコーチング資格LEVEL1を取得にイギリス留学した木室孝輔さん(19歳)。

木室さんのロンドン短期留学の経験からするべきこと10選してもらいました。

10年後に見たら恥ずかしいんじゃないかなぁと思う写真もありますが、
ぜひともご覧くださいませ。関西弁の一言メモもご愛嬌で!

 

「大学生が選ぶロンドンですべきこと10選」

17903658_10212607699257911_4945905322412202117_n 10位 リージェントストリート
ロンドンに来てはじめて行った有名どこ

17951622_10212607699297912_2755681557081428330_n9位ビッグベン
最初はうわーってなったけどこの1ヶ月で何回も見たから若干飽き気味

17862647_10212607699217910_4992218057286616614_n8位 パブでCL観戦  レスターvs セビージャ グレイストーク
サムライの近くにあるパブ やっといけた本場のパブ

17884026_10212607699337913_6427806712209646246_n7位 ナショナルギャラリー
高校が世界史選択やったから美術品に関連あること多くて楽しかった 写真はリシュリュー枢機卿と

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6位 バンク周辺
なんかテレビで見たことあったから写真撮った
バンクは都会の中に渋い建物あってかなりインパクトある街

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5位 プリムローズヒル
ここでoasisの曲聴いて黄昏てた

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4位 Berwick street
oasisファンの聖地

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3位 スタンフォードブリッジ FA CUP vs Man United 
テレビ越しの世界から現実へ
やっといけた 感無量やった

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2位 全7回のFAライセンスレベル1講習会
英語でのディスカッションとかヤバかったけど回を追うごとに楽しくなってきてなんとか取得した

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1位 サムライフットボールでの練習
こっちにきて1番経験つめた場所
いろんな人との出会いもあってよかった!

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最後に。

 「初海外とゆう事もあってこの1ヶ月は観光や生活も含めて刺激的な日々でした。ライセンスの講習会、サムライでの練習の手伝いでは、もっとやらなアカン事いっぱいやなあと思わされることばかりでしたが、楽しんでやることができました。次、レベル2取りに来る時までに成長して帰ってきたいと思っています

木室コウスケ 2017年3月末@ロンドン

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【イギリスコーチ長期留学】 9ヶ月目 『プレミアリーグ アカデミーの練習内容は?』

みなさん、こんにちは!

11か月のコーチング留学でロンドン滞在している西井隆人です。
今月は、ロンドンのクラブチームのQPRのアカデミーの練習についてです。


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QPR U-18トレーニング見学を特別見学!
現在チャンピオンシップリーグ(2部)に属するクラブチーム「QPR」のU-18のトレーニング見学をしてきました。

プレミアリーグのクラブのトレーニングはアカデミーを含めて基本的には非公開で、関係者以外の立ち入りはお断りです。

現在、コーチングをしているフットボールサムライとQPRは交流があり、特別に見学させてもらえました。

プレミアクラブ、どんなトレーニングメニュー?

1. ペアで基礎練習や対面パスのドリル練習
2. 4対2の三種類のポゼッション練習
(ツータッチオーバー,ポジションチェンジ,サポートプレー)

3 .10対3を3つのコートの区切り、受ける前の動きの練習
4.ゲーム
(6対6 + GK + 6 freeman, ダブルボックス)の約1時間30分の練習内容でした。

ゴールキーパーの練習メニューは?
コーチ1人に対して選手2人の計3人での練習

1.正面キャッチなどの基礎
2.様々な角度からのシュートストップ
3.スローイングからのシュートストップ
4.サイドにいるコーチにパントキック
5.ゲーム

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ドーム型の室内練習場はアカデミーのカテゴリーを上げるために必須施設

練習見学を終えての感想
練習内容としてはポゼッションに焦点を当てており、そのために必要なボールを受ける動き(ユニットで)、ボールコントロールを意識させたトレーニングが組まれていました。

指導のポイントは、ポゼッションでのオフザボールの動きに、コーチがしきりに声を掛けていました。

たとえば、スペースを作るために連動した動きとそのタイミングについて。味方選手が裏に飛び出したときに生まれるそのスペースに2人目の選手が受けに入るといった形です。

昨年の夏にQPRの講習会に参加した際にも、連動した動きとそのタイミングがポイントとなるメニューとなっていました。一度の練習見学だけで満足することなく試合と練習を継続的に見ることで、チーム自体がどんなものを目指しているかがわかるようになってきます。

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アカデミーの選手個人の能力は?
ボールをポゼッションしたいとき、基礎となるのは止める・蹴る。その質を高めていくドリル練習はどの国にやるべきことなのだと再認識しました。

この日の基礎練習では、選手たちの集中力がそこまで高くなく、単純なミスが多く見られました。始めの数十分のドリル練習を見た限りでは、能力が高い選手はあまりいないと思っていました。

しかしながら、ポゼッション練習にうつって、ディフェンスをつけて勝負ごとになると途端にスイッチが入り、スピードアップ、ミスを減らすこだわり、頭の切り替えの早さなどが格段に改善。

練習での日本との違いとは?
「日本は試合で技術を活かせない」「失敗するとすぐ下を向く」など、海外から見た日本の印象をよく耳にしますが、まさにその逆で技術を相手つきで高める、ミスを取り返す姿勢が練習からできているという選手たちだな!という印象でした。

なぜそれが実現するかといえば、激しいディフェンスのプレスがあってこそ。競争心の高さから生まれる激しいプレスによって、試合に生きる技術が生まれます。

負けてたまるか!の環境を作りたい
ロンドン留学では負けず嫌いな選手を多く見ました。大人子供、上手い下手に関わらず負けず嫌いが多いです。

日本国内では近年順位をつけない教育方針など文化的背景もかかわってきているように感じますが、勝負への拘りによってチーム状況が大きく変わってくると思います。

そのような競争心を選手たちがどのように持ち合わせることができるのか?もう一歩成長するためには、必ず必要な舞台です。日本に帰り、試行錯誤しながら取り組みたいことのひとつのことです。

留学期間も残り僅かです。来月は指導していたクラブのリーグ戦について書く予定です!
西井隆人

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■本サイトのFOOTBALL@UKは、イギリスサッカー留学を専門に取り扱っています。

2017年4月の東京でのイギリスサッカー留学の無料説明会のお知らせ

日時:
4月某日 東京
先着数名のみの対応可能となります。

希望時間をお知らせください。
参加費: 無料

お申込み方法
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(先着10名程度で締め切らせていただきます)

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【イギリスコーチ長期留学】 8ヶ月目 『ロンドンで通う語学学校で英語を伸ばすには?』

こんにちは。イギリスサッカー留学中の西井隆人です。

今回は、僕がロンドンにて通う語学学校についてお話しをお届けします。

テーマは 『ロンドンで通う語学学校で英語力を伸ばすには?』

1)ロンドンの語学学校

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通っているのは、ロンドンのホルボーン駅(中心)にあるEnglish Studioという学校でした。

※学校によって、クラスによって個人差はあると思うのでご了承ください。

□クラス分けはどんな風にやってる?

月に1度テストがあり、「Listening」「Writing」「Grammar, Vocabulary, Reading」3部門で8割以上のスコアをとると先生からの推薦状が貰えて、レベルアップが可能。

□授業内容はどんなもの?

レベルが高くなるにつれ会話が多い授業になり、最初の数ヶ月は文法など、書く内容が多かったです。

今のクラスでは、あるテーマについてディスカッションをすることが多く、今週は「art」についてでした。アートと縁がない僕は会話が続かず、なかなか厳しい時間でした。

16681904_10212124507898429_2810212642935300846_n学校で使っているテキストです

□授業時間は?選べる?
午前8:45~12:00か、午後12:05~15:15のどちらかを選べます。
途中15分の休憩があります。

□どんな先生が担当するの?

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先生は1クラスに2人の先生が担当して、休憩を境に先生が交代します。

先生もみんなネイティブというわけではなく多国籍です。授業中ギターを弾き出す先生もいれば、ジョーク連発のような先生もいました。

とくに男性の先生は個性豊かな人がそろっているような気がします。

□日本人率はどれくらい?

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日本人の割合は、1クラス15〜20人に約2人程度が平均。日本の夏休みの期間など時期によっては、最大3〜5人ほどクラスに日本人がいることもありました。

□外国人の国籍は?
イタリア、スペイン、トルコ、ブラジルの割合が高いです。

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2)語学学校で英語力を伸ばすには?

□とにかく話す!話す!話す!

留学は初めてという方が、まず困ることは会話が成立しないという不安。

まだまだ僕自身も、英語の伸ばし方を模索している最中ですが、まずは英語で自分から話しかけ英語に触れる機会を増やすことが大切だと思います。

例えば、
「Where are you from? どこ出身?」
「What do you do? 仕事は何してるの?」
「What did you do yesterday? 昨日は何した?」
など本当に簡単な英語で大丈夫です。

同じ内容でも構わないので自分から話すことが大切だと思います。そうしているうちに、文法のパターンみたいなのが分かっていき、

次は動詞を変えて、

「What did you eat yesterday? 昨日は何食べた?」や
「Where did you go yesterday? 昨日はどこ行った?」
など会話の幅を少しずつ広がります。

□自分から話す。友達もできる。もっと英語に触れる。

ホストファミリー、学校の友達、先生は僕たちが上手く話せないことが分かっています。なので、ゆっくり話を聞いてくれますし、理解しようとしてくれ、アドバイスももらえます。

語学学校の友達は、そこまで英語も高いレベルではないので、会話を始める相手としてはぴったり。臆することなく会話にチャレンジしてみましょう。

□レストランやお店などで会話に挑戦

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外に出てレストランや電車などを積極的に活用しましょう! 一般の人は、こちらの英語レベルに合わせて話してはくれません。

しかし,お店などでも話す内容にパターンや順序が必ずあります。

例えば、カフェでは、

僕:「Can I have a latte? ラテをください」と聞く

店員:「Which size? サイズは?」

        「Do you take away or eat in?持ち帰るか,店で飲むか」聞かれます。

このようにだいたいパターンが決まっており、最初は聞き取れなくても、何が聞かれるかわかっていれば、はっきり聞き取れるようになっていきます。そしてちょっと自信になります。

□Vocabularyをもっと増やしたい! 

現在、苦戦しているのがVocabularyを増やすこと。
単語はなかなか覚えることができません。伝えたいことが伝えきれない、相手の言っていることが分からない時はすごく辛いです。

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単語帳や英語の本で覚えようとしましたが、楽しくないので毎日続けることができませんでした。しかしながら、毎日続けないと力もつきません。

そこで新年から、毎日行き帰りの電車の中で無料の新聞を読んでいます。スポーツ欄の1コラムと勝負です。朝刊と夕刊で計2コラムを毎日続けています。イギリスでは駅に土日以外無料で朝刊夕刊が置いてあります。

自分の興味のあることなので気になり読むのも苦痛ではありません。コラムも短いものが多いので読み切ることができます。 自分にフィットするかどうか。大事です!

□日本のことを伝えれるようになりたい!

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語学学校を通う中で感じたことは、日本のことをしっかりと説明できないがたくさんありました。同じクラスの外国の人は、つたない英語ながら自国についての自分の意見を話すことができます。

例えば、
「スカイツリーは何のために建てられたのか」
「アベノミクスについてどう思うか」など聞かれたときにそもそも聞いたことはあるけど、日本語でも話にならないことが多いです。

せっかく日本に興味を持ってくれているのに、伝えることのできない情けなさ、英語とともに自国についてもう少し知る必要もあると感じさせられました。

話すテーマによって話にまったくついていけない場面、とっさに言葉が出ないときがあるなど、課題は山ほどありますが、少しずつでも改善できるよう試行錯誤していきたいと思います。残り2ヶ月です!

様々な国籍の人と接し、異文化を知ること、そして自国を知ることの大切さを学べることができる場所と仲間が語学学校にはありました。

西井隆人

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