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サッカー女子が行く観戦日記!

こんにちは。サウサンプトン・ソレント大学1年生のもねです。

ここ最近はプレミアリーグだけでなく、下のカテゴリーの試合も何試合か見に行きました。それぞれご紹介します!

Portsmouth vs Crawly Town
サウサンプトンからポーツマスまでは電車で1時間。ポーツマスFCのホームスタジアムであるFratton Parkへ。

ポーツマスFCといえば、かつて元日本代表の川口能活選手が所属していたので聞き覚えのある方もいるんじゃないでしょうか。

3部所属のチームですが、この試合のため販売された席は満員!立って見ているサポーターもいました。

サポーターの印象は、何と言っても迫力がある!というところ。
名物サポーター(?)のおじさんの掛け声に合わせて声を上げ、手拍子だけでなく足踏みをして音を出していました。地響きがすごかったです。笑

Farnborough vs Weymouth
サウサンプトンから電車で1時間40分ほど。
試合会場のRushmoor Community Stadiumへは、駅から徒歩40分ほどでちょっと疲れました。次はバスを調べて使おうと思います。笑

やっと到着すると、7部にしては立派なスタジアムが!!

この試合、ホームのファーンバラは大敗…。
サポーターのおじさんたちから「Go on Borough!!!(チームの愛称)」という怒号が飛んでいました。

対戦相手のウェイマスの方が、いいプレーが目立ったような気がします。
でもアマチュアリーグということもあり、仕事を掛け持ちしているであろう
選手たちが頑張っていました。

今や有名なレスターのヴァーディー選手も、
かつては8部でプレーしていたというので、夢がありますね!

Southampton vs New Castle
この試合は結果だけ見れば引き分けでしたが、一喜一憂するような点の取り合いがありました。

ニューカッスルが先制されて折り返したものの、後半始まってすぐに点を返してサウサンプトンサポーターは大盛り上がり。しかし興奮冷めやらぬうちにまた逆転されてしまいました。その後、PKを獲得しガッビアディーニがこの日2点目を取りました。

勝ち点は分け合ったものの、サウサンプトンサポーターにとっては苦い結果に
なったのではないかと思います。

ここ2試合はカテゴリーが下の試合を観ていて、そこでも盛り上がってるな〜とは感じましたが、やはりプレミアはすごい!
規模が違う感じ!!笑

Eastleigh vs Gateshed
イーストリーへは、サウサンプトンから出ているバスで45分くらい!
電車だと1駅の、けっこうアクセスのいいスタジアムです。

こちらはイギリス5部リーグの試合。
7部のチーム同様、立派なスタジアムでした。席を増やす工事もしていて、さらにお客さんが増えそうです!

そしてここに来ているファンのみなさんの印象は、「とても雰囲気がいい。」笑
いや、他のスタジアムはそれはそれでファンの応援などでいい雰囲気はあるのですが、今回のファンの方々は温厚というか、ちょっとのミスでは罵声を浴びせない。(これは良いのか悪いのか。笑)

Jリーグ好きの私に言わせれば、どことなくJ2やJ3の雰囲気に似ていて落ち着きました。

さらにはお天気も不安定で、最後にぱぁっと晴れた時に虹が出ちゃったりなんかして、穏やかな気持ちで試合をみていました。

試合内容もイーストリーの土壇場での逆転劇があってすごく盛り上がりました。
また来たいな!と思えるところでした。

Arsenal vs Norwich
アーセナルの試合は、去年からずっと見たくて、今回は念願の観戦でした。
でもそのアーセナルの試合を見たいという理由が、

エジルさんのプレーが生で見たい!!

何を隠そう私の1番好きなプレミアリーグの選手がエジルさん!!しかし今回エジルさんは出場なさらなかったので、泣またリベンジしたいと思います。

とにかくエミレーツスタジアムは、やっぱり大きかったです。

プレミアの試合はサウサンプトンのホームでしか見たことがなかったのでSt Mary’sスタジアムでも十分大きいなと思っていたのですが、
今回座った席で思ったのは、セントメリーズの1番上の席よりも遠い!!
ということでした。

グッズショップも桁違い。流行りにも乗ってました。笑

この試合も、最後の最後にアーセナルが勝ち越して終わりました。
次はエジルさんの出る試合を見に行くのが目標です!!

こんな感じで、10月は5試合、色々なリーグの試合を見ることができましたプレミアリーグの大きなスタジアムで迫力満点の試合を観るのも楽しいですが、下位リーグの試合もチーム、スタジアム、サポーターにそれぞれ違った特徴があって面白いです!

まだ行ったことのないチームの試合にも行きたくなります。

Monet

【英国下部リーグ】イギリス留学中の選手にインタビュー 奥山太梧

現在、イギリスに英語留学しながら下部リーグでLondon Samurai United(イギリス12部)に所属してプレーを続ける選手たちにインタビューを行いました。


#1 奥山太梧さん
20歳 (法政大学2年生 前橋育英高校出身)
ロンドン留学期間: 6ヶ月

イギリスの下部リーグに挑戦してみて数ヶ月が経ちました。
イギリス12部って強いの?実際、やってみてどうでしょう?

太梧「12部って数字だけを聞いていたら正直にいうと大したことないと思っていました。ただ、開幕戦のAek London での心が砕けました。ここまでできるのか?という感じでした。日本でいうIWAKI FCみたいな感じのチームだったかもしれません。」

「日本にもうまい選手はいるけれど、こちらではフィジカルとパワーがまったく違うなと思います。それに加えてプレースピードに差があると感じています。技術的な面では優れているかもしれないが生かしきれていないところに課題を感じます。」

実際にパワーやフィジカルってどういうところで感じますか?

太梧「一瞬の出だしや、球際のところで、スピードが足りていない部分があります。止まる、動き出す部分での爆発的な力を感じます。それって、メンタル面で負けたくないという部分でもあるので、絶対どうにかしたいところです。けど、あきらかなファールがありますね。ありえないファールをしてきて、一度目のプレーでは必ず潰しにこられます。」

日本では、社会人東京都二部(8部)でプレーしていたと聞きましたが、日本の下部リーグと比べるとどこに違いを感じますか?

太梧「比べるのは難しいですが、とにかく初戦のAEKとの試合が印象に残っていて、 彼らの実力はひとつ上のレベルにいました。

組織力でも個人でも、関東リーグ以上のものであったと思います。その他のチームに関しては、そこまで驚きませんでしたが五分五分の結果であるということは、力は均衡しているのかなと」

 サムライアカデミーU-17との練習試合の風景

ウェンブリースタジアムで代表戦を観戦

サッカーをプレーする環境ではどうでしょうか?

太梧「天然芝や人口芝であったりするのですが、ピッチの数は異様にあります。そしてプレーしていると、ピッチが小さく感じますね。相手のプレッシャーを感じているかもしれません。先日、小学生5年生に当たる学年を見に行ったのですが、30分のリーグの公式戦をして、びっくりしました。試合慣れしているなぁと感じました。」


アーセナルのエミレーツスタジアムで観戦

昨年は10試合ほど出場して個人的に足りない部分や通用している部分はどこでしょうか?
太梧「コンタクトプレーや、球際でのフィジカルで通用していないと感じます。これまで天然芝でのプレー機会が限られていたので、タッチの感覚がずれました。たったそれだけで、プレーに制限がでているのでなれる必要はあります。通用している部分はワンツーなどで相手の裏に抜けだしているところですね。右と見せかけて、左に持ち出すのは、単純にひっかかってくれるので、その間合いは大事にしています。」

3ケ月が経って、午前中は毎日学校に通っていますが英語はどの程度話せるようになりましたか?

太梧「まだまだはっきりと話せるようにはなってないですね。最初のころに比べて恥ずかしさや恐怖心はなくなったのでそこは大きいです。ロンドンに来たばかりの時は、話しかけられるのが嫌だったのですが、いまは慣れて、どうにか頑張って英語で自分の考え・意見を伝えるようになりました。まだまだ発展途中で、試合中にイギリス人のネイティブとの会話は大変、聞き取れないから反応が返せないときがあります。」

実際、学校以外で勉強はどんなことはしてますか?
太梧「聞き取りが苦手なので、ポッドキャスト。BBCのフットボールのポッドキャストを聞いています。あとは学校で習ったものを書い、口で繰り返して覚えています。」

英語とサッカー以外に他に感じていることはありますか?
「語学学校で、たとえば自分の意見を言ってみようという授業があるんです。ぼくたち日本人はそれに対する答えを出せば、そこで話が終わる傾向にあると思うのですが、答えに加えて反対意見であったり、アイディアをだしあえる会話があることは発見でした。みんなフレンドリーで、話がよく続いていて、窮屈ではないなと思っています。日本のようにかっちりしていない。」

ありがとうございました。残り3ヶ月ほどの留学期間で、より多くのことを吸収してほしいです!

その他のイギリスコーチング留学や選手留学の日記はこちら!

1【イギリス短期留学】大学生が選ぶロンドンですべきこと10選

2【イギリスコーチ長期留学】 1ヶ月目 「プレミア優勝後のレスター岡崎選手と対話!」

3【イギリス短期留学】大学3年生イギリス1ヶ月短期選手留学:「もう一度、本気でサッカーをしてみたかった」PART1

4【イギリス短期留学】高校生が海外イギリスサッカー選手留学3週間で感じた差とは?

5【イギリス短期留学】日本の高校生がイギリス留学5週間で指導者資格を取得するまで

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【春休みロンドン 短期英語留学】大学生対象 選手として本気でプレー

イングランド サッカー選手留学 春休み短期選手挑戦プログラム

 

LONDON SAMURAI UNITEDは、ロンドン Middlesex Countyのリーグに所属しており、毎週土曜日にリーグ戦に参加しております。

サッカーの母国イギリスで選手として英国下部リーグでのプレーを経験し、英語環境のなかで成長してみませんか?

Football@UKは、イギリスサッカー留学(選手、コーチ資格、語学留学、大学進学)の現地サポートをロンドンより行っています。

本社がある現地ロンドンより留学をサポートしており、より安全で信頼できる留学の実現を目指しています。お問い合わせリンクはこちら

【選手留学プログラム】
2007年から実施している選手プログラムは、これまでに100名以上(男女)のプレーヤー達が本場のフットボールを体験しておりますのでロンドン在住の5名の留学のプロフェッショナルが現地よりサポート。

【London Samurai Unitedとは?】

2013年に結成されたフットボールアカデミーで5年目を迎えたクラブは本年度よりトップチームを作り、ロンドンのミドルセックス カウンティ フットボールリーグに登録しております。(英国12部相当)

【1週間のスケジュール】
月曜 午前:語学学校 午後:チーム練習
火曜 午前:語学学校 午後:英語授業
水曜 午前:語学学校 午後:現地チーム練習参加(要相談)
木曜 午前:語学学校 午後:チーム練習
金曜 午前:語学学校 午後:アカデミー練習
土曜  公式戦
日曜 コーチング研修可能

【サッカー選手留学プランの3つの魅力】

1 本気の試合を体感できる (レベルは社会人リーグ県1部以上です)
英国12部ではありますが、プレースピードは早く、フィジカルの戦いは激しいです。日本では考えることができないタックルが飛んできます。

2  英語の壁を低くする
短期留学では英語の劇的な成長は難しいですが、英語に対する壁を低くすることが非常に重要です。

3 多国籍チームのなかでプレーする
出身の国が異なる多く方々がチームに所属しているので、多様性に富む文化を学ぶことができます。

【滞在中でなにをするのか?】
現地ローカルチームの練習参加可能
試合出場可能 (試合出場は実力次第)
語学学校に通って英語力アップ(16歳以上)

【2017年春休みキャンペーン】
1 プレミアリーグ観戦 ロンドンで行われるゲームチケット1枚
2 留学中期間の個別サッカー英語の英語家庭教師クラス
募集期限;12月下旬までに下記お問い合わせまでご連絡くださいませ
募集人数:練習人数の関係上 5名様までのご参加です

【サッカー留学中のギャラリー】

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語学学校で友達をつくろう

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監督に実力を認められ試合出場へ

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下部リーグでもファンの熱は変わらない

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毎週末の試合への調整が結果へ繋がる

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チャンスがあればプレミアリーグ観戦へ

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語学学校での授業風景(世界中の人に出会えるチャンス)

【本マガジンで掲載している過去の記事はこちらから】

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イングランドの下部リーグでサッカー選手として暮らしてみる!
(GKのRyoくんがイギリス7部でプレーした体験記を3回にまとめました)

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インタビュー: イギリス下部リーグで日本人選手が活躍するためには
(18歳のKisaくんがロンドンでサッカー選手として挑戦して感じたこと)

【現地のサポート内容】
出発前カウンセリング(スカイプなどでビデオ通話)
イギリス学生ビザ申請のアドバイス
コーチングライセンス受講の申し込み手続き
空港送迎(行き帰り)
現地生活サポート(携帯電話、オイスターカード、病気対応など)
クレジットカードのご紹介
London Samurai Unitedでのトレーニング

現地スタッフの日本人はロンドン在住!!

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マガジンディレクター兼ライター 宮原 継享サッカー留学責任者: 宮原 継享
在英歴:2003年よりロンドン在住

•イギリスサッカー留学で100名以上を担当をしており経験豊富
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行きたい都市、学校、渡航時期など具体的なアドバイスが欲しい方は、
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1ポンド=約150円(2017年11月時点) 時期によって料金変動がございます

【料金に含まれるもの】
トレーニングコーチング費

ホームステイ費 (朝・夕 2食付) 
語学学校 The English Studio(16歳以上)
空港出迎え料、
現地滞在サポート費(ロンドンに留学本社あり) 

※留学生の要望にできる限りお答えしたいと考えております。
2週間など短期留学の場合などの相談に応じます。
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【イギリス長期コーチ留学】プレミア屈指、トッテナム育成年代の練習視察

「プレミアリーグのチーム練習って見れますか?」

と、時折聞かれるのですが、プレミアリーグの練習場は、基本的に非公開なのです。

各クラブのトレーニング施設は、トップチームや育成年代を含めて、選手たちが練習に集中できる安全な環境を作ることを主な理由として、関係者以外の立ち入りを厳しく制限しています。

ビッグクラブが所持している施設は、天然芝と人工芝ピッチを合わせて約10面、最先端のトレーニングジム、ドーム型練習施設などが完備されており、一般的な代表チームの国立トレーニングセンターよりも充実したものになっています。

9月某日、トッテナムの最新練習場に潜入してきました

普段は立ち入りが制限されているのですがが、北ロンドンに拠点を置くトッテナムホットスパーズは、地元街クラブの育成年代のコーチングスタッフや運営者を対象にしたレクチャーを定期的に開催しており、今回はイギリス11ヶ月留学でアキコーチと講習に参加してきました。

9月中旬、U−7からU−11の年代のコーチを50人ほどを招待され、講習とトレーニング見学を含めて2時間の講義が行われた。参加費は無料でした。北ロンドンの地元クラブが多かったように思います。

7歳からスカウティングをはじめています

トッテナムはロンドン市内にスカウティング網を張り巡らせており、7歳以上を対象に練習場への送迎が1時間以内の距離に住んでいるタレントを探しあて育てることに重きを置いているようです。

U−7からU−11のアカデミーを統括するギャリー・ブロードハースト氏がトッテナムの育成年代が掲げる哲学を道路標識のラウンドアバウト(環状交差点)の写真を用いて説明をはじめました。

「ラウンドアバウトには何カ所の出口がある。全員をプロ選手として主要道路に送りだすことはできないが、我々の目標は明確で将来CLで活躍できる選手たちを主要道路まで送りだすことである。現在のトップチームにはハリーケーンを含めてアカデミー出身の選手が3人在籍しており、彼らは8歳からトッテナムの育成メソッドの中で育ちCLの舞台に立っている」

金の卵をどう育てるのか?育成における環境の重要性

11ヶ月FA レベル2を受講中のアキコーチ

つづいてスカウティングで見出してきた才能の卵に対してどのようなトレーニングを構築し、なぜそれをするのか、どのように実践するのか、そして環境の重要性を強く主張していました。

「育成における環境は非常に重要である。ここでいう環境とは、選手、家族とクラブとの信頼関係。安全でクリーンな場所での練習。そしてなによりも選手たちが、失敗や批判を恐れさせずに、リスクをとってクリエイティブなプレーをさせる環境のことである。7歳から11歳は、まだ子供である。利己的なプレーをすべて否定するのではなく、子供のままに多くのリスクを負わせたプレーをさせようとコーチングしている。時間をかけて、トッテナムの哲学言語と環境を選手に理解してもらうと努めている。


ハリーケーンは、8歳からトッテナムに所属している

さらに大事なことは、この年代の選手たちを現在のトップチームと同じ視線で分析してはならないと常にスタッフや関係者に話している。例えば、U−8のチームがそのままトップチームに昇格することはない、チームではなく個人の選手がそこまで辿りつくと考えている」

サッカーに飽きる?様々なスポーツを体験

練習プログラムの中では、ユニークな取り組みもいくつか紹介されていました。

アカデミーの上級生が年下の選手たちに対して選手として成長するとはどういうことか、なぜこのトレーニングを行うかを対話させるピアメンタリングは、コーチの話を聴くよりも、より能動的に会話に参加し記憶により残るようである。

その他に、選手たちはサッカーだけではなくマルチスポーツに取り組んでいるようです。小学生年代の選手たちは週3回のトレーニングに加えて、週末にプレミアクラブ同士との公式戦を行っており、シーズン中にサッカーから距離を置きたい瞬間がやってくるは仕方ないことだと理解し、週に50分ほど、ラグビー、ハンドボール、陸上などを行う時間を設けて、ポイント制の競争を行っている。

サッカー以外からも身体の動かし方やスポーツ戦術など多くのことを学べると確信しているようでした。

どんな選手を育てたいのか?明確に!

どのような自前の選手を育てるのかという項目は非常に細かく提示されていた。その中で、プロ選手となった時にCLで活躍するためには選手のゲームへの適応性をブロードバスト氏は次のように強調した。

「トッテナムは、約10年間に7カ国の異なる監督を雇用してきてきた。これはプレミアリーグの中で特別な数字ではなく、監督が長年在籍するクラブの方が非常に珍しいのが現状である。育成段階ですべきことは、選手が異なる国の監督の元で、変化するプレースタイルに適応することができる能力を身につけることだろう。監督が変わると突然に活躍できなくなる選手は少なくない。フィジカル、頭脳、そして選手の人間性が備わり適応できる。どんなスタイルになっても、適応しうる選手がCLで生き残れる選手だと考えている」

ドーム型の施設で行われているU−7からU−10のトレーニングをピッチ上に入り見学すると、インテンシティが非常に高いミニゲームが行われており、5対5のミニゲームの中で選手たちの動きに対して励まし褒めるコーチングを続け、選手たちはリスクを恐れずに激しく動き回り、大きく躍動していました。

最後に街クラブのコーチ陣と小学生のアカデミー選手たちとのディスカッションが行われ、どんな練習を行っているのか?なぜこれをやっているのか?という質問に対して、先ほどまで行われていた講義の内容を子供の口からはっきりとした受け答えがなされていた。大人な対応を見せていました。

参加者の一人のコーチが、講義の感想を述べた一言が印象的でした。

 「哲学や練習メソッドなど理想を語ることは街クラブでもできるし簡単なことであろう。しかし、先ほどパワーポイントでプレゼンしていたことが、目の前で100%実践され、そのトレーニングが積み重なっていくことに驚きを覚えた」

街クラブのコーチはそれぞれに学びとるものがある有意義な2時間であったことは間違いない。自身のクラブですでにやれていることを確認し、やれていないことはどのように変えていけばいいのかを他クラブと対話する場所にもなっていました。

プロクラブの才能の卵たちは、地元街クラブのグラスルーツからやってくる。その関係性をどのように構築していき、アカデミーから育て上げるかの試みの結果は、10年後のCLの舞台でわかります。

さて、僕たちはサムライというクラブでどのような選手を育てたいのでしょうか?学ぶことはまだまだたくさんあります。


最後に一枚!
後:アキコーチ、前:竹山編集長。

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4【イギリス短期留学】高校生が海外イギリスサッカー選手留学3週間で感じた差とは?

5【イギリス短期留学】日本の高校生がイギリス留学5週間で指導者資格を取得するまで

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【イギリスコーチング留学】スカウンティングコース 第二のバーディを見つけるためには?

奇跡の優勝と言われたレスターシティの優勝の立役者、ジェーミィ バーディ。バーディの活躍の裏側には映画のようなシンデレラストーリーがあったのをご存知だろうか?

図1

彼のキャリアは、イングランド8部からスタート。

7部、5部とステップアップし、レスターシティ(移籍当時は2部)に移籍し、プレミア優勝し、イングランド代表にも選出される成り上りです。

とっても夢がありますよね?

と当時に、イギリシではこのような議論がなされました。

「バーディのような能力にあふれた選手はもしかしたらもっと下部リーグにもいるのではないか。それを私たちが見落としているのではないか。」

スカウトマンはバーディのどのようなプレーを見て、彼はもっと上のリーグでも通用すると感じ獲得までしたのか、逆にそれまでなぜその能力を見極めることができなかったのでしょうか。

今回、選手を見極めるスカウティングの能力を身につけたく、
IPSO( International Professional Scouting Organisation)という団体がやっているスカウト、分析コースのlevel 1を受けてきました。

サウサンプトン大学でフットボール学を学んでいる塚本修太がレポートします!

 

1) IPSOとは?実際には何をするの?

図1

 

IPSOは普段プレミアリーグのチームで働いているスカウトマンやアナリストが講師を勤めており、自分たちの経験や知識をもとに効果的なスカウトと分析の仕方を一つのメソッドとして提供しています。

中国やスウェーデンなどでもコースを開いており知名度も徐々に伸びてきているようです。
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コースはlevel 1 とlevel 2があり、今回はマンチェスターにあるCURZON ASHTON FC のホームスタジアムで行いました。

level 1を合格できない限りは当然level 2は受講できません。Level 1は主に選手個人の分析の仕方を学びそれを落とし込みレポート形式の紙にどうやって書くかということをやりました。

最後に実際に分析アングルのカメラでサッカーの試合を1試合見て指定された選手をきちんと分析しレポートできていれば合格になります。

Level 2は主に選手個人の分析ではなくチームの分析になります。こちらも実際にレポート形式で試合を分析し合否が決まります。

 2)  講習1日目 スカウトマンへの第一歩として何を学ぶのか?

図1

Level 1は二日間のコースになっており、日中は講義、そして1日目の夜は行ける人たちでパブで交流。コネクションがどの世界に行っても大事と強調しておりアットホームな環境でとても楽しかったです。

参加者もいろいろな国から来ており、みんな様々なサッカーの仕事で働いているので参加者同士のディスカッションでもとても多くのことを吸収することができました。日本人の参加は初めてだったので日本のサッカーのことも聞かれたりもしました。

具体的に何を学んだかというと、上でも言った通りlevel 1は選手個人の分析の仕方を中心に学びました。ですが参加者の中には私も含めスカウトの世界にあまり馴染みのない人たちもいるので、1日目の初めにスカウトは何をしているのか、スカウトとして大事なことなども最初に学びました。

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そして講義が始まるや否やすぐにサッカーの試合を前半だけ見させられ指定された選手の分析をします。

ここでは採点などはなく今現在の自分が選手をどれだけ細かく見ることができているかというのを確かめ最後のテストのレポートと比べることを目的にしていました。

講師陣もこの試合を一緒に分析するのですが、終わった後に自分のレポートと比べると大きな差がそこにはありました。

その後に、ではどのように選手を見ていくかやどれをどうレポートに書き込むかなどを実際のレポートを見ながら勉強していきました。

レポートに具体的に書き込むことは、

Physique(フィジカル)

Pace(試合の中での動きの速さ、緩急など)

Work-Rate(運動量)

Attitude(チームへの貢献、自分の役割を理解し完遂したか)

Technical(技術)

Intelligence (インテリジェンス)

Comments(自身の選手に対して感じた事)

の7つの項目に分かれており、試合を見ながら分析をしていきます。 

image1自分が分析したもの。汚くてごめんなさい)

ただ、分析のやり方は色々な種類があるのでこれが絶対に正しい方法ではないです。IPSOはこのやり方でやっていますが、FAなどでは違う分析の仕方をしています。

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3) どういう選手がいい選手?悪い選手?

少し内容に触れると、例えば中盤のMFの話です。

ある選手の説明をするときに「その選手のポジションはボランチだ」とレポートに書いたとしても「どんな」ボランチなのかが分かりません。

チェルシーに所属しているカンテのようなDFバックをサポートするボランチもいますし、マンチェスターユナイテッドのキャリックのような主に中盤の真ん中を埋めるようなボランチもいます。

カンテのようなタイプのボランチが攻撃時、中盤でのバランスの舵取りを放棄して前に上がりそれで点を取ったとしてもそれは果たしていいプレーだったのですか?というようなことを講師、参加者たちの中でディスカッションしていきます。

選手の基礎技術を見るのはもちろんの事、どれだけチームに貢献できているかも選手を見る上で大事なことの一つだと強調していました。

 

4) 講習2日目 実際に選手の分析をして合否発表 

そして2日目。サッカーの試合を1試合見て指定された選手の分析をします。

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今回はWest Ham United vs Manchester United のポグバ選手のプレーを分析しました。今までの自分の知っているポグバのイメージは全部忘れるようにと言われ、この試合でのポグバのプレーだけでレポートを書くようにと何度も言われました。

その試合のポグバはチームのルール無視、好きなようにやっているので分析が難しかったです。笑

そのレポートが終わると講師陣がそれを採点。必要なことが70%以上かけていれば合格です。自分も無事合格することができてlevel 1を取得することができました。Certificationは登録した住所に送ってくれます。

図1

紙一重の差の能力かもしれないがその差がもしかしたらもっと上のリーグで活躍できる差かもしれない。

私たちはその差を逃さず見つけ出さないといけない。

そのためにはもっとサッカーを理解している人たちが増えるべきだ。

この二日間があなたの知識の少しでも足しになれば嬉しいです。と最後に言っていました。 

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(今回の会場CURZON ASHTON FC のホームスタジアムTameside Stadium)

二日間の講習会だったのですが内容が濃くとても充実した時間でした。

まだまだ知らないことだらけ、もっと勉強しないと。と思わせてくれるいい経験になりました。スカウトマン以外にも、監督、コーチ、アナリストなど多岐に渡った分野の人たちがいるので是非興味があったら行ってみてください!

http://ipsofootball.com/

塚本修太

 

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