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2009年より在英。イギリスサッカー留学マガジンFOOTBALL@UK編集長。イギリスの大学でスポーツマネージメント学部卒業。ロンドンスポニチ通信員。サッカーダイジェスト執筆など。西ロンドンにてサムライアカデミー運営。

フォトレポート: プレミアリーグ2014/15 元旦サウサンプトンVSアーセナル

2015年1月1日に行われたプレミアリーグ第20節サウサンプトン対アーセナルの一戦は、2-0でホームのサウサンプトンが勝利を収めた。

年明け2日にサウサンプトンとの契約を3年間延長を発表したDF吉田麻也は71分から途中出場している。

数年前までは3部を戦っていたサウサンプトンであるが、シーズン半ばにおいてもCLを狙える位置を維持していることは驚きではある。ビッグクラブを相手にしてもひるむことなく、堂々と渡り合っている。

サウサンプトンvsアーセナルの元旦の試合前からの様子を写真と共に振り返ってみよう。

吉田が2018年まで契約延長したサウサンプトンFCとは?

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吉田麻也が所属するチームは、イングランド南部・ハンプシャー州の港町サウサンプトンに本拠地を置き、映画で有名になったタイタニック号の出港地でもある。

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ロンドンからはサウサンプトンへは、ウォータールー駅から電車で1時間半、週末のお昼に試合が予定されていればイギリス旅行中や留学中でも日帰り観戦も可能である。

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セイントメリーズスタジアムは、32000人収容ですべての席からピッチが見やすい設計になっている。

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スタジアムパノラマ写真

際立つ選手発掘能力と高額移籍させても低迷しない穴埋め力

ここ数年、選手獲得とその選手たちをやりくりする監督選びは、プレミアリーグにおいてもサウサンプトンの存在は際立っている。

昨シーズン活躍した選手と監督たちは見事にビッグクラブに引き抜かれたが、その穴を新加入選手が期待以上の活躍で穴を埋めている。(ランバート、ララーナへリヴァプールへ。ルークショーはマンU、そして監督のポチェッティーはスパーズへ)

またアカデミーの育成にも定評があり、これまでにもセオ・ウォルコットアレックス・オックスレイド=チェンバレン(アーセナル)、アダム・ララーナ(リヴァプール)、ガレス・ベイル(レアル•マドリード)などといった選手を育てあげ、ビッグクラブに高額な移籍金を積ませている。

試合前のアップは間近で見るべし!!

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アーセナルのウォーミングアップシーン。サンチェスの動きの切れは、ファールしない限りなかなか止めることができない。高速回転の切り返し、そしてダッシュに入るとギアが他の選手よりもひとつ多い感じだ。試合前のアップでは近くで選手を見ると、筋肉の隆起としなやかさがテレビ画面よりリアルだ。

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アップの動きを凝視。どれだけ入念に体をケアしても選手たちは必ず怪我をする。この日もアーセナルは怪我のためにキーとなる選手を数名欠いている。ちなみにサウサンプトンは、けが人発生率がリーグの中でも低くなっており、好調キープの理由のひとつになっている。

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サウサンプトンのポゼッショントレーニング。アーセナルのほうが、ボールタッチの柔らかさなどは明らかに上手であるという印象。

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DF吉田は、激しいレギュラー争いをしている。現在のところ、センターバックでは3番手だが、チームメートの怪我やポジション移動などでチャンスは回ってきている。しかしながら1月2日からは、アジア杯のために日本代表合宿に合流のためにチームを一ヶ月ほど離脱しなければならない。

両チームともにチャンスを作り出す。FWマネが一瞬のつきをつく。アーセナルは決めきれず。

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両チームともにチャンスは作り出していた。アーセナルは、前半のチャンスを決めきることができていれば、試合の展開はだいぶ変わっていただろう。 

DSC01133元旦から熱い応援を送る。否、アウェーのアーセナルのファンを煽っている。

吉田麻也は後半25分から出場1601315_10205602042440869_2502067911495823569_n

残り20分、吉田は右サイドバックで出場。前節のチェルシー戦でも同ポジションで出場したが、サッカー人生において右サイドバックは数回しかプレーしたことがないそうだ。

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今シーズンのプレミアリーグで確実に違いを生み出すことができるプレーヤーを3名あげるとしたら、アレクシス•サンチェス、アザール、そしてダビド•シウバだろう。どのチームも警戒しながらも、どうしても彼らを捕まえることができない。 前節アザールと対峙した吉田も、彼に置いてかれないように距離間を大切にしていた。

10906194_10205602033320641_9082915935720484075_n世界最高峰のアタッカー陣と日本人DFが毎節戦っている意味は大きい。

ゴールシーン。マネの左足も素晴らしいシーンだったが、アーセナルDF陣にも甘さが目立った。コシルニーの追い方が甘いこと、メルテザッカーのカヴァーに入るのが遅いこととがスカイで指摘されていた。

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1点目のお祝いシーン。ここでマネは怪我して途中交代した。アーセナルは追いつくことができず。

試合後のファンサービスも丁寧に

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サウサンプトンのMFワンヤマは、この日のマンマブザマッチであった。守備では激しくあたりつづけアーセナルの攻撃の芽をつぶし、攻撃では効果的なパスを供給していた。2点目のゴールも彼から生まれている。

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試合後のファンサービスも気温2度と寒いなか、各選手が丁寧に行っているのは印象的だった。出待ち記事については、前回の記事をご覧ください。(リンクはこちら

吉田は3年契約更新のニュースを新しく開設したツイッターのアカウントで発表した。日本人選手たちは、欧米選手たちに比べてソーシャルメディアを有効に活用できていないが、今回の契約更新のニュースを自身のツイッターで発表するというのは鮮烈なデビューだった。

了。 本マガジンFootball@UKは、イギリスサッカー留学(選手、コーチ資格、語学留学、大学進学)の現地サポートをロンドンより行っています。 Webマガジンや留学に関するお問い合わせなどは、下記リンクよりお問い合わせくださいませ!リンクはこちら  

年末が一番楽しい!Jリーグコーチとゆくプレミアリーグ観戦

英国プレミアリーグをシーズン中に一番堪能できるのは、どのタイミングであるかご存知だろうか?

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答えは、ボクシングデーと言われるクリスマス翌日の12月26日からはじまるプレミアリーグの大連戦!

ロンドンからこんにちは、Football@uk編集長の竹山トモです。

Jリーグの徳島ヴォルティスでヘッドコーチを務めている長島氏は、オフの期間を利用しながら、ヨーロッパの国々やイギリス•ロンドンに滞在しながらフットボールの旅を毎シーズン堪能されている。(なんと9年連続で渡欧)

今年は、FA代理人の宮原氏やQPRスタッフに協力をあおぎながら、アーセナルスタジアムツアー、プレミアリーグのアーセナル-QPR戦、QPRのトップチーム練習見学などをFootball@UKマガジンメンバーにて旅+研修をコーディネートさせていただいた。

イギリスサッカー留学やプレミアリーグ観戦、スタジアムツアーなど、きっと役に立つ情報が満載。写真を中心に振り返ってみましょう。

シーズンオフを利用したイギリスフットボールを探求する旅は5年目に突入

IMG_1096 QPRのトップチームの練習模様(写真はハリー•レドナップ監督)

長島コーチのフットボールの旅は、2006年のS級海外研修をきっかけに毎年シーズンオフおこなっており、今回で9回目を迎える。(イギリスは5回目)

スペインやポルトガルのクラブチームにて一週間ほどコーチング研修を行い、その後12月末のプレミアリーグの試合観戦が主なコースとなっている。

これまで英国の滞在では、マンチェスターユナイテッド、マンチェスターシティ、チェルシー、アーセナルなどのプレミア観戦。

また歴史的なスタジアムやFAが創立された少しマニアックなパブ案内などのフットボール三昧のスケジュールである。

2014年は、プレミアリーグ観戦や2部リーグのチームの練習視察(QPR、ブレントフォードの2チーム)をおこなった。

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元イングランド代表のレス•ファーディナンド氏がロンドン郊外にあるQPR練習場を案内してくれた。

プレミアリーグのクラブはトレーニング場へは関係者以外ほとんど立ち入りできないが、今回はQPRアカデミースタッフの協力のもとに特別に見学を許可していただいた。

現在QPRは、インペリアルカレッジという大学からトレーニング施設をレンタルしており、数年以内にスタジアムと練習場の移設を予定しているようだ。

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他国のリーグは休暇に入るなか、イギリス国内リーグはクリスマス期間と年明けの時期も2週間で5試合ほど過密日程で行われる。

今シーズンは、12月22日、12月26日、28日、1月1日、1月4日の試合日程となっている。(信じられないハードさ)

選手やスタッフにとっては正念場の時期であるが、ファンにとっては世界最高レベルのゲームを堪能するには申し分ないスケジュールでもある。

IMG_1099QPR監督のハリーレドナップ監督とFA代理人の宮原氏

世界最高峰のスタジアムでのホスピタリティを体感できるアーセナルスタジアムツアーは必見

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試合がない日は、スタジアムツアーなどを訪問し、イギリスフットボール文化を感じるとることができる。

大人は入場料が£18(約3500円)と決してお安い値段ではないが、サッカー好きならばロンドン観光のスケジュールの中にぜひとも組み込んでほしい。

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日本語のオーディオガイドを借りると、より一層楽しむことができる。

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スタジアムの中段は、クラブレベルと呼ばれているスポンサーやチーム関係者、シーズンチケットを持つファンの富裕層などが利用しているVIPゾーンである。ベンゲル監督は試合前にここへ足を運び、気持ちを落ち着かせてからゲームに挑んでいる。

IMG_1011ピッチを眺めつつ、これから行われる試合をイメージしながらスタジアム内で食事をするとは、なんとも贅沢なひととき。

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食事テーブルもアーセナル仕様でクール。

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ベンゲル像がお出迎え

IMG_1013席は革張りでクッションがあり、座り心地は最高

 

更衣室を訪れ、試合前のアーセナル選手の心境を感じる

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 U字型に設計された更衣室の形はベンゲルの構想によるもので、試合前に選手たちの一体感を生み出す工夫がなされている。わたくし、たけやまもいつ呼ばれてもいいように準備ととのっております。

IMG_1040ボード、テレビ、監督が座る位置などが綿密に計算されている。

IMG_1039長島監督就任

 

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ピッチでは、芝の養成のために人口のライトが照らされて、次の試合に向けてグランドキーパーが丁寧な仕事をおこなっている。芝生の長さは、2,2センチ。

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選手の体のケアは、シーズンの結果に直結している。
壁にかかる人体の絵は、おそらく選手が自分の体のことを勉強してもらうためであろう。ベンゲルが就任してまずはじめたことはスタジアムにあった試合後に選手が利用するバーを閉鎖したことであったようだ。

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ピッチ脇によって指示をだす。が、迫力がまったく足りない。

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長島コーチの笑顔をひきだすインタビュー。気になるその質問内容とは….

 

スタジアム脇にあるミュージアムではアーセナルの歴史を体験

IMG_1069ベンゲルもすごいけれどチャップマンこそがアーセナルの伝説だなぁと、長島コーチの感慨深いコメント。

IMG_1068チャップマンは、WMシステムを開発、ユニフォームに背番号をいれたり、ナイターで試合をしたりと型破りのことをいくつも実践したチャップマン監督。 

ツアー後はスタジアム内のメガストアでおみやげを購入

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日本では販売していないグッズやジャージも手に入れることができるメガストア!

クリスマス翌日、チェルシーからアーセナルのはしごプレミア観戦!

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お昼からチェルシー対ウェストハムを観戦

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今シーズンのチェルシーの安定ぶりは、群を抜いている。

ゴール前でのアザールの切り返しの深さとキレは別格、ディエゴコスタのボールがないときの動きも想像以上であったと長島コーチ。

試合後の夕食の際にも詳しく話を聞いたが、
「チームとして連動しつつ、ぜったいに負けない守備組織を作り上げ、攻撃では個の良さを存分に引き出しているモウリーニョの手腕」に感銘を受けていた。

試合後は、地下鉄に乗りアーセナル-QPR戦へ

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前日にQPR練習見学しているために、QPRに肩入れしつつもゲームは序盤からアーセナルに圧倒される。特にサンチェスの動きは、異質の輝きを放っていた。アーセナルよりもチェルシーの方が手堅さが印象に残っている。

 

-今回の旅を終えて-

長島コーチは日本サッカーの第一線で活躍しながらも(FC東京、山形、徳島などでトップチームコーチ)、オフシーズンは個人としてヨーロッパサッカーの現在と実直に向き合いつづけている。

日本のスタイル確立も必要だが、欧州トップリーグには資金、人材が集まり次世代のフットボールが生み出されていることは事実であると思う。

もちろん、オフなので観光もするし、趣味に近い旅でもある。しかし、旅をお供していて毎年思うことであるが、趣味への没頭ぶりが他の人よりも圧倒的だなぁ。と長島コーチと話していて感じる。

「努力は趣味に勝てないんだよね」とさらっと言った言葉は、すべてのサッカ
ー人の励みになる。来年は、FAコーチングライセンスに挑戦しようというお話も。楽しみにお待ちしております。

2014年12月30日

イギリスサッカー研修、留学の問い合わせ可能
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イングランドの下部リーグでサッカー選手として暮らしてみる!Part3

イギリスにて「サッカー選手として生活すること」(しかもGKとして)を目標にして、2年間のワーキングホリデーの間にイングランドの7部と8部でプレーした玉井リョウさん。

2015年の冬の移籍で、クリスタル・パレスがFWケシ・アンダーソン(19)選手のシンデレラストーリーで話題になったイングランド8部リーグ。サザンリーグ・ディビジョン1・セントラル(8部相当)のバートン・ローバーズからの移籍でした。

リョウさんがワーホリの期間である二年間で実際に体験したフットボールの下部リーグとはどんなものであったのでしょうか?(全3回)

第1回はこちら(ガムシャラに挑んだチーム探し)
第2回はこちら(イギリスと日本サッカーの違い)

さて、今回が最終回です。

•ピッチ上で実際に使っていた英語

•はたして1ヶ月の給与はどれくらいだったの?

そしてリョウさんが、2年間のイギリス生活を振り返っています。

プレーするためには英語はどれくらい必要か?

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チームメートと会長

英語に関しては事前に準備しておくにこしたことはありません。

渡英前は外人の話す英語はほぼ100%何言っているかわからない状態で、英文法と単語帳をそれぞれ握りしめて出発しました。

必要な英語力を鍛えるために勉強方法

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まずイギリスに到着した翌日から2ヶ月ほど、語学学校に通いました。
読み書き、会話など、だいたいのことがカバーしている授業内容でした。

授業料も比較的安く(1ヶ月15万円くらい)、学校で仲良くなった友達とカフェなどで会話できるチャンスが増えてよかったなぁと思います。キングスクロスに位置しており、移動が便利でした。

約3年前の話なので色々変わっていることもあるかと思うので、気になる方はウェブサイトでチェックしてみてください。

語学学校のマルバーンハウスMalvern House 
→ http://www.malvernhouse.com/


とにかく英語を実践、あとは慣れる!

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チームメートのアンソニー

自分からイギリス人や外国人のコミュニティーに出向き、強制的に英語を話さなければいけない環境に身を投じることで自然と英語力はついてきました。

例えば、、、

外国人とのシェアハウスに住む、
友達に誘われたパーティーをなるべく断らない、
ジムや図書館のメンバー会員手続きをしたり、
カフェに行って店員と話したり、

そして、僕の場合は特にサッカークラブに属していた事が大きかったです。

そこではまさに学校では教えてくれないような言葉や表現をチームメイトを通して学び、間違いなく一番英語が身に着いた場所でした。 

こういっちゃ悪いかもしれないが、サッカー選手は汚い言葉が大好きでした!

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ここからは実際にサッカーの現場やピッチ上でよく使われている英語を紹介します。

実際に体験して使っていた英語で、この言葉単体だけでも使えると思います。

ピッチ上や普段のコミュニケーションでも無理に文章にしようとして言葉に詰まるよりも、シンプル、短く、を心がけえていました!

攻撃のときに使うサッカー英語  (まぢで使えます!)

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Shoot! (シューッ!)
シュート打て

Finish! (フィニッシュ!)
シュート打て

Bang it! (バニッ!!)
シュート打て 

Deliver! (デリヴァー!)
(サイドでボール持ってる味方に対して)
センタリングしろ、クロス上げろ

And again! (アン  アゲッ!)
ワン・ツー (これを言わないと“ツー”は返ってきません。。。)

Time!

フリーだぞ(You have time=お前には時間がある、の略) 

Man on! Behind you! (マノーン、ビハイドゥー)
真後ろからきてるぞ(日本でもお馴染み、発音もマノーン) 

Left,Right shoulder! (レフト、ライト、ショルダー)
左、右後ろ(にいるぞ)から来てるぞ
→相手の位置をより正確に味方に伝えられ、日本では使われていない便利な表現です

 Line! (ライン)
縦!

Square!  (スクウェア)
横!

Set! (セット)
おとせ (日本だと“チョン”とも言いますね) 

Leave it! (リーヴィッ!)    
触るな、見逃せ
(ラインを割りそうなボールや、スルーしてほしい時に)

守備のときに使うサッカー英語  (まぢで使えます!)

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Keepers!
キーパー“ズ” です

Go! Pressure! 
寄せろ

Watch him!
あいつをみろ(少し間合いを置いて)

Pick him! (ピックヒム)
あいつにつけ(マークを見失ってたり、誰をマークするか曖昧な時)

Stand on him! (スタンド オンヒム)
あいつにつけ(ぴったりと)

Header! (ヘダー)
ヘディングしろ

Away! (アウェイ)
クリアしろ

Hook it! (フッキッ)
ひっかけて蹴れ
(後ろ向きでボールを追いかけている時に、背後やゴール方向に向かってラインを割らないように蹴ること)
→これも日本では無い表現ですね。

クリアはaway でhookは残せ、みたいな感じ。

Get out! (ゲッラウ)
ライン上げろ(ゴール前からクリアした直後に、キーパーがよく使います)

Squeeze up! (スクィーズ アップ)
ライン押し上げろ(ボールに対してコンパクトに寄せるイメージ)


その他のサッカーの場で使える英語

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Come on boys! (カモーン ボーイズ)
いくぞ!

(鼓舞する意味で。boysのところをGuysや Ladsなどにも言い変えます)これ良く使います。

Hand ball (ハンボー)
ハンド(ちょっとしたことでも審判にこれを言ってアピールしています。)

Booking (ブッキン)
イエローカード、警告

Sent off (セント オフ)
レッドカード、退場


はたして選手として給料は、どんなものであったのか?

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サッカーで海外にチャレンジする人にとって、どれくらい給料をもらえるかは気になる部分であると思います。

僕の経験した範囲内(イギリス7部、8部)ではありますがお伝えしましょう。

まず給料をもらえていた期間はシーズン中のみ。

なので6月~8月のオフシーズンからプレシーズンにかけては給料が貰えません。基本的に給料は試合の日に試合給として支払われ、固定給はありませんでした。

シーズン初めにサインしたのは、17名の登録メンバー入りで£40

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試合終了後に監督が封筒に入れたものを手渡し(放り投げて)でくれます。

出場の有無に関係なく17名の登録メンバーに入れば貰え、金額はシーズン初めにサインした額が£40でした。

ただし開幕戦やカップ戦の決勝や昇格のかかった試合、またフレンドリーマッチ等の試合の種類によって金額も上下しますし、さらに試合で活躍したり、僕はないですがゴールを決めたらそれもまた貰える額が変わってきます。

1ヶ月で4万円也。ロンドンでの1人暮らしには足りず

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シーズン中はほぼ毎週土曜に試合があり火曜日もたまにあるので、月6回給料をもらえる日があるとすると1か月で£240、£1を¥170とすると平均して¥40,800貰っていました。

しかし、ロンドンで一人で生活するにはこれでは足りないので、午前中や練習の無い日は日本にいた時の知人に紹介してもらった日本食レストランのキッチンでアルバイトをしながら生計を立てていました。

チームメイトの中には核となる選手が2~3人いて、その選手たちは他の選手とは違う契約でより多くの給料をもらっていました。

もっと実力のある選手はビザの制限がかからないディヴィジョンぎりぎりまでチャレンジできる可能性はあると思います。。

(ただし、日本人がプロクラブに入るには代表経験等が無ければならないという遥かなる壁のビザ問題に関わってきます)

おわりに

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この記事の一番最初にも書いたとおり、渡英当時の目標である「サッカーで食っていくこと」は結局達成できませんでした。

しかしながら日本ではプロになれなかった自分が、

クラブと契約し、
サッカーの本場で選手として少ないながらも給料をもらい、
2年目でカテゴリーのスッテプアップ、
そして試合にも多く出場できたこと、

それらは今後への大きな自信になりました。

J3入りを目指す広島のクラブ(廿日市FC)で現役続行

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幸運にも知り合いの方の紹介をきっかけに、今でも現役で広島でJリーグ入りを目指しているクラブでサッカーを続けています。クラブ発展への手助けができればと目標を切り替え頑張っています。

イギリスで体感したことは、今でもよく覚えています。

芝生のピッチ、

まるでラグビーのようにぶつかり合う魂のこもったサッカー、

ストレートな感情表現、

観客との距離、

木製のスタンド、

試合後のビール。

これらのフットボールの雰囲気と経験を少しでも伝え、イギリスのサッカーや暮らしに興味を持ってもらえれば嬉しいかぎりです。

また、実際に留学を考えている方へは出発前に現地の様子を知る情報として活用いただければと思います。

それでは、また! 玉井リョウヘイ

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編集後記

リョウさんとはロンドンで定期的に会い、地元のセミプロクラブでプレーする彼の話を興味深く聞いていました。

サッカーの友達が増えるごとに、彼の英語も上手になっているなと感じると同時に、「おれももっとやんなきゃ!がむしゃら!」と刺激を受けていました。

アルバイトで汗を流しながらトレーニングに向かい、日本人が誰もいない日曜日の勝負の世界に挑む時間は、必ず今の地でいきるであろうと思います。

海外で学んだことを日本のサッカーに還元するって、そんな簡単な話ではないですが、彼のように自主的に動きづつけ、壁を登り続ける人が増えることが日本サッカーの発展に必ず繋がると信じてやまないっす!

第1回はこちら(ガムシャラに挑んだチーム探し)
第2回はこちら(イギリスと日本サッカーの違い)

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イングランドの下部リーグでサッカー選手として暮らしてみる!Part 2

イギリスにて「サッカー選手として生活すること」(しかもGKとして)を目標にして、2年間のワーキングホリデーの間にイングランドの7部と8部でプレーした玉井リョウさん。

2015年の冬の移籍で、クリスタル・パレスがFWケシ・アンダーソン(19)選手のシンデレラストーリーで話題になったイングランド8部リーグ。サザンリーグ・ディビジョン1・セントラル(8部相当)のバートン・ローバーズからの移籍でした。

リョウさんがワーホリの期間である二年間で実際に体験したフットボールの下部リーグとはどんなものであったのでしょうか?(全3回)

第1回はこちらから!

第2回は、イングランドフットボールと日本サッカーのピッチ上やトレーニングの違いなどを綴ってくれました。

一言で言えば、泥臭いがキーワード。皆さんが想像するようなプレミアリーグのような美しいレベルではないですが、激しさや勝負への執念が凝縮されているので、感じ取ってください!


日本サッカーとイギリスFootball、
ピッチ内での違い

プレー環境が違うとはいったいどういうことか?

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まずイギリスと日本では気候が違います。

イギリスの冬は雨が非常に多く、日照時間も短いためピッチは常にぬかるんだ状態でプレーします、真冬になると芝が凍ることも。

このような気候はNon-League(セミプロ)のフットボールスタイルに大きな影響を与えています。だって、きれいにパスを繋ぎにくいんですから。

 10721234_694497990627508_2108405777_n凍った芝

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ぬかるんだピッチ

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ボールのまわり、スパイクの裏にははねんど質の土がつきます

10726436_694497790627528_1841216067_nスパイクはほとんどの選手が取り替え式
チームメイトのマイケル(CB)はスパイクのポイントを長いラグビー用のもをつけて改造してました

ロングボールを多用、ポゼッションの放棄

このようなピッチ状況では自陣からパスを繋ぐのは非常にリスクが高く、よってDFやGKがボールを持ったらすぐさま前線のボールの収まる選手をめがけてロングボールを放り込むサッカーになっていきます。

ここ最近、日本だとなかなか見ることができないプレースタイルですが、こちらの下部リーグでは正攻法です。

僕が2年目にいたクラブはそれがとても顕著で、試合前に監督からの指示で「もしお前がボールを持ったとき近くにパスをしたらクビにする」とまで言われました。

練習ではパントキックをとにかく高く遠くに、かつ相手のヘディングの得意な選手を外して狙うトレーニングもしました。

 10723288_694498153960825_1359524686_n相手のロングボールをことごとく跳ね返してくれたスタンリー
(いつも車で送ってくれた、一番世話になったチームメイト)

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前線でロングボールのターゲットとなっていたピース


セットプレー の重要性を実感スクリーンショット 2014-11-07 0.00.11BBCのフリーキック特集からの転載。

シーズン中の練習と試合前のミーティングで一番時間を割くのがセットプレー。

試合の日にスタジアムのロッカールームに入ると、ホワイトボードにはディフェンディングコーナー・フリーキック、アタッキングコーナー・フリーキック、カベ、キッカー、全ての選手の配置が記されています。

 ロングボールを多用するスタイルの場合、ボールが静止していてプレッシャーがなく正確なボールをゴール前に送り込めるセットプレーはお互いにとって大きなチャンスで、またピンチでもあるのです。

 

僕はどんなトレーニングしていたか?

キーパーなので、キーパーの練習内容も少しお伝えします。

ボールを一回でつかむ、
ボールの正面に足を運ぶということに重点を置いていました。

特に足を運ぶ=ステッピングは何度も反復した覚えがあります。

ちょうど同じようなトレーニングをしてる動画があったのでよかったら見てください。

Football league1、3部にあたるWalsall FCのトレーニングです。
たまたまチームメイトのキーパーがこのクラブに所属していましたので、練習は似ていたのかもしれません。

 テーマごとに専門家がやってくるトレーニング

 ピッチ内での話とは少し離れてしまいますが・・・

冬場になると雨や雪でピッチが使えなくなりトレーニングが外で行えません、そんな時にはスタジアムの二階にあるバーのホールの机をどかして室内サーキットトレーニングを行います。

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パーティ会場がトレーニングルームへと変わります。

・スピニングSpinning
エアロバイクと似たような自転車型のマシーンでペダルの重さはレバーのようなもので調節します、それを音楽に合わせながら漕ぎ、徐々に負荷を上げていきます。

 ・ボクササイズ
ペアでグローブとミットをはめてミット打ち!
最後には手が上がらなくなります。

 ・ヨガ
様々なポーズを皆でそろって行います。
タトゥーの入ったゴリゴリのやつがポーズをとると笑いが起きます。 

そして驚いたのが、
これらのトレーニングの専門のインストラクターがわざわざ来るということ。


サッカーのトレーニング以外の重要性

日本では、サッカーが上達したいのであれば常にサッカーのことだけを考え、サッカーをプレーすることだけで上達できるというような考えは少なくはないと思います。

しかしサッカーとは違う指導者のもとで、今までしたことのない動きや、普段使わない体の部位を使うことによって、プレーの幅・選択が広がり無理のきく身体づくりをすることができます。

身体能力が高いなーと思ったチームメイトが、実はオフシーズンにはラグビー選手をしてたり、競泳をやっていたりというのを知りました。

実感ベースですが、これは取り入れてもいいのではないか思っていました。

さて、次回は最終回です。

ピッチ上で実際に使っていた英語、
1ヶ月の給与はどれくらいか?
そして2年間の振り返っていきますのでご期待あれ!!

玉井リョウ

Cheers mate! (野郎ども、乾杯だ!)

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編集後記

文章だけ読むと、ロングボール多用とか泥臭いパワープレーとか、いまの流行からは完全に取り残されている感じに見えてしまいますが、実際にリョウさんの試合をスタジアムまで見に行った感想は、90分間熱かったす。そして面白かった。

チャンスはあるし、プレーに意図はあるし、そして激しく戦うからこそ生まれる物語がピッチ上にはありました。

「パスを回しているだけで、ゴールに迫られないのでポゼッションなんかくだらない」という言い分もよくわかります。

世界中、みんな違ったサッカースタイルでやってぶつかったらいいのではないかとぼくは勝手に思っています。
第1回はこちら(ガムシャラに挑んだチーム探し)
第3回はこちら(サッカー単語集、給与は?)

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イングランドの下部リーグでサッカー選手として暮らしてみる!Part 1

イギリスにて「サッカー選手として生活すること」(しかもGKとして)を目標にして、2年間のワーキングホリデーの間にイングランドの7部と8部でプレーした玉井リョウさん。

2015年の冬の移籍で、クリスタル・パレスがFWケシ・アンダーソン(19)選手のシンデレラストーリーで話題になったイングランド8部リーグ。サザンリーグ・ディビジョン1・セントラル(8部相当)のバートン・ローバーズからの移籍でした。

リョウさんがワーホリの期間である二年間で実際に体験したフットボールの下部リーグとはどんなものであったのでしょうか?(全3回)

第1回は、イギリスにくるきっかけやイングランドフットボールと日本サッカー文化の違いなどを綴ってくれました。

 

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イギリスでサッカーをやろうとしたきっかけ

こんにちは。イングランドの下部リーグ(7部と8部)でGKとしてプレーしていたタマイ•リョウです。

2011/12、2012/2013シーズンをロンドンで実際にプレーしてみて感じたことを3回にわけて、伝えていけたらなとおもいます。

まず、イギリスを選んだきっかけのひとつは、友人がF.A. International Coaching Licenceを取得するために半年ほどイギリスに留学していて、そこでの彼の体験を聞いたことです。
(下記写真は、International courseが行われるセンター)

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当時僕は日本の地域リーグのクラブに所属していましたが、サッカーに専念できる環境ではなく、バイトをしながら遠征費や年会費をクラブに納めながらプレーしていました。

「サッカー選手」というよりも、言わばクラブの「会員」で、会費さえ払えば良いプレーをしても悪いプレーをしてもそのクラブに居続けられる。「選手」としての評価を「給与」「クビ」としてハッキリした形で受けることは当然ありませんでした。

 

サッカー選手として挑戦してみたい

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プロ選手にはなれていなかったけれど、僕を「サッカー選手」として厳しく評価してくれる場所でプレーしたいと思っていた当時。

友人からイギリスサッカーについての事を聞いて、真剣にプレーできる環境があると信じて(確固たる根拠もなかっですが)渡英を決意しました。


お金をもらいながら、サッカー選手をしてみたかった

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イギリスでのサッカーの目標を一言にまとめると、
「サッカーでお金をもらい暮らしてみたい」

2年間(ワーキングホリデー)と留学期間が決まっていたので、2年後の帰国までにはアルバイトや貯金に頼らずサッカーで貰ったお金でだけで生活することを目標としました。

ということで、所属ディビジョンにこだわらない訳ではないけど、まずはこれを第一条件にチーム探しを始めました。

 

サッカー履歴書(CV)を送りまくる作戦で見つけたクラブチーム

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チーム探しはロンドンに到着してから始めると決めており、到着後まずは現地にいる唯一のサッカーに精通する知り合いに現地でサッカー事業に携わる宮原氏を紹介していただき、Jamie Lawrence Football Academyというサッカーアカデミーに連れて行っていただきました。

元プレミアリーグ選手が行うアカデミーなので、目立つことができればクラブを紹介してもらえるかもしれないし、集まる選手も、プロ選手もいれば上のレベルを狙ってるアマ・セミプロ選手など様々でしたので、色々な情報を交換できるとても良い場所でした。

結局このアカデミーでチームを見つけることはできませんでしたが、トライアルを受けに行く前にイングランドのサッカーを体験できたことは大変大きかったです。


使っていた、フットボールCV公開します!

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ではどのようにチームを見つけたかというと、まずはインターネットでロンドン周辺の様々なディビジョンのクラブのホームページからメールなどでサッカーの経歴書 Football CVを送りまくりました。

下記は2年目になるときに作成したCVです。 

基本的に形式は自由で、経歴や身長などは盛ってます。笑 
クラブもそこまで気にしません。

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Hello, this is Ryohei Tamai.

I’d like to make a trial to join your first team if it is possible.
Here is my detail.

Position-goal keeper
Age-24 DOB(6,Oct,1987)
Height-6 feet
Nationality-Japanese

Football Experience
-11/12 haringey borough fc (spartan south midlands league premiere div as a semi professional) League cup winner.

Game appearance-more than 35 games

-09/10,10/11   ACA FC
(Japanese football league div.3 as a semi professional)

Email
●●●●@yahoo.co.jp


Mobile
07●●●●●●●●●

I’m looking forward to hearing from you.
Thank you .
Ryo

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どのようなスケジュールで進めていったか?

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僕が所属していたセミプロクラス(現地ではNon-leagueと呼ばれています)のクラブのシーズンスケジュールはだいたいは決まっているので、そのタイミングを逃さないよう早めに渡英して準備を行いました。

6月末 ホームページ等で選手募集を開始
7月プレシーズン・チーム始動(トライアルや練習生を受け付ける)
8月中旬~末 リーグ開幕

 

チーム探しにおいての必需品

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チーム探しで苦労しないために、現地に着いたらまず確実に素早く連絡の取れる携帯・できればEmailのできるスマホ等の購入をおすすめします。

また、インターネットで情報収集する際にパソコンがあるとないとでは大違いなので、こちらも準備しておいた方がいいと思います。

メールをしたのに返信が無ければ監督、会長に再度メールを送り、直接電話もしました。

その中から練習参加をとりつけたりトライアルに参加し、結局、練習参加をしたクラブの一つと契約することができました。

 ひたすらに、がむしゃらに!

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当時の自分のがむしゃらさ加減がわかる出来事。

あるクラブのトライアル募集は終わってましたが、会場と時間はわかっていたのでとりあえず会場に行き飛び込みでトライアル参加をお願いすることにしました。 

会場について参加可能かどうか聞いてみると、案の定予約していない選手はダメと言われました。

しかーし、ここであきらめない!

その場でがむしゃらに頼み込み、自分はゴールキーパーだということも伝えると、そこにいたキーパーコーチからOKと言われ、ゲームに参加することができました。

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結局このチームには受からなかったけど、日本とは違い規則はあってないようなものなので、自分で直接クラブに足を運べばもしかしたら練習参加できたりと何かが起こるかもしれません。

何が何でもサッカーのできる場所を探そうと思い、当時はがむしゃらに行動していました。

 

イングランドフットボールと日本サッカー文化の違い

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向うで感じたピッチ外での日本とのサッカー文化の違いで、幾つか印象に残ったものをお伝えします。


お酒?!

10717873_690163077727666_905791815_nHaringey Borough FCのスタジアム内のBar

試合が終わったら、着替えを済ませた選手からスタジアムに併設されてるバーへと向かいます、そこではみんな当然のようにビールを飲みます。 同時に食事も出され、そこでその日の試合の話などをチームメイトとしながら親睦を深めます。

活躍した選手は、サポーターや監督からビールを勧められたりもしてました。

クラブで決まっている正装10726253_690162951061012_1046299717_n
Harlow Townのネクタイ

クラブと契約した時に、練習着と一緒にネクタイが配られます。試合の日にはこのネクタイを締めフォーマルな服装で試合会場に向かうのがクラブのルールです。


チームには罰金制度もありました。

様々なルールが設けられ、それを守らなかった場合には各選手に罰金(Fine)が科せられます。

・無断欠席
・遅刻
・イエロー、レッドカードを受ける
・遠征移動時の服装の乱れ
・ミーティング中に携帯が鳴る

ユニークなものだと、、、、
・練習、試合後にシャワーを浴びない
・シャワーを浴びた後床をビタビタに濡らさない   などなど

マッチデープログラムは情報の宝庫

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試合の日はホームチームがマッチデープログラムを必ず用意します。

だいたい一部 £1、5~£2 くらいで、予想スタメンやリーグテーブル、対戦チーム同士の過去の戦績、スポーンサー広告などが載っています。ほとんどのサポーターが手にしています。

徒歩圏内の地元街クラブを愛する観客(熱すぎます

10719553_690168544393786_1468171220_nHarlow TownFCのサポーター

とにかく観客とピッチが近いので、色々な声が飛び交い、審判や相手選手に対するヤジは当たり前です。

アジア人を馬鹿にする意味で、当時流行っていたPhyの「ガンナムスタイル」をゴール真後ろで歌ってくる相手サポーターもいました。笑

そのヤジに対し選手や審判も言い返し、普通に会話をします、言われたことをそのままにするとそれを認めたことになってしまうので、その場で言い返す。

 ロッカールーム

10708143_690167994393841_1279539871_n 試合後のロッカールーム

試合前のロッカールームはミーティングの時以外は常に音楽がガンガン鳴り響いていて、アウェイの時も決まったやつがでっかいスピーカーを持ってきて曲と一緒に踊っています。笑

その中でも集中したい選手は何人かいるけれど、全く気にせず怒る様子もなかったので、これがFootballの日常なんでしょうね。

第一回、了。


編集後記。

いかがだったしょうか?がむしゃらな男は、応援したくなりまね。2回目以降は、ピッチの中での出来事(チームメートや監督)や英語環境などより詳しくお伝えできればと思います!!

第2回はこちら(ドロ沼イギリスと日本サッカーの違い)
第3回はこちら(サッカー単語集、給与は?)

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